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自分の趣味について書き散らかす雑記ブログ。

Nintendo Switchとゼルダ新作の雑感

3月3日、有給を取って会社を休んだ。表向きの名目は運転免許証の更新。限りなく本当の目的はNintendo Switch(以下スイッチ)を入手して遊ぶこと。

スイッチは予約に成功していて、あとは受け取るだけ。ただ、配送がいつになるかがよくわからない。
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クロネコヤマトの配送は午前中に来ることが多いような…気がするのだけど、平日に荷物を受け取ることがないので確信は持てない。10時半まで待って届かないようなら、先に免許の更新を済ませてこよう…と思って、まさに自宅を出ようとしたタイミングでなるインターホン。

再配達にならずにすんでラッキー!と思いつつ、一度箱を開けてしまうと休みを取った目的の大半を果たせなくなりそうだったので、一旦出かける。すべての用事を済ませてから帰宅しようやく開封するに至る。本体をみた最初の印象は、ちょっと小さめのタブレット端末。ジョイコンを本体に装着すると、結構横に細長くなるのが少し新鮮。購入したゲームはゼルダの新作だけなので、何も考えずに遊び始める。

以下、週末にスイッチ版ゼルダを遊んでみての雑感。

スイッチについて

  • とにかく起動がはやい。つねにスリープモードで待機しているからなのかもしれないけど、ゲームを遊ぶまでに余計な待ち時間が発生しないのは嬉しい。
  • とにかくメニューがシンプル。Wii UにあったようなSNS的な要素が今のところ皆無。Wii Uの、起動後にMiiverseがわらわら出てくるのも嫌いじゃないけど、シンプルさに割り切ってサクサク動くスイッチのUIもいいな。
  • スクリーンショットがボタン一つで簡単に撮れるようになったのは超便利。すでに、ゼルダの謎解きでかなり役立っている。
  • ジョイコンで十字ボタンが廃止された。この影響がどう出るか未知数だけど。個人的にバンブラはかなり遊びやすくなるんじゃないかなー…と思っている*1。スイッチ版バンブラの発売を強く望む。
  • ジョイコンへのストラップ装着を試してみて、一度逆向きに装着してはずれなくなって焦った。逆向きでも思った以上にかっちり装着されちゃうんだよね。ちょっと任天堂ハードらしくない配慮の足りなさを感じた。
  • ジョイコンをつけたり外したりするの、手軽ではあるんだけど、そのうちやっぱり億劫になりそう。携帯モードとTVモードそれぞれ良さがあるので頻繁に切り替えたいけれど、そのたびにジョイコンの付け外しが発生するのがなぁ…。
  • その解決策としてプロコン購入を検討してみるも、結構いいお値段がするんだよね。Wii Uでもプロコンを購入しているのだけど、そのうち使わなくなったので今回もちと悩む。一旦保留。
  • ワンツースイッチを買っていないので、話題のHD振動の凄さはそれほど味わえず。

スイッチの魅力はジョイコンにあり!的な意見を多く見るので、このハードの良さを味わうソフトはたぶんゼルダではないんだろうなぁ…。

ゼルダの新作について

  • もう、ただただ面白いとしかw ぼちぼち10時間くらい遊んでいると思うけど、今のところ面白みしかない。
  • オープンワールドを謳っているゲーム*2って、その広大なマップにどれだけゲームの魅力を詰め込めるかが勝負、という一面があると思うんだけど、数少ないオープンワールドゲーム遍歴の中で間違いなく最高の1作。
  • たぶん、クリアに数時間を要するダンジョンが廃止されたのが自分にはとてもあっているんだと思う。自分の場合、シリーズ過去作で攻略が途中で止まってしまうのって、ダンジョンをクリアするためのモチベーションが落ちたタイミングで、それは一つのダンジョンのボリュームが大きすぎることに起因してた気がする。8個の大問より100個の小問のほうがメリハリがつくというか。
  • とりあえず散策してるだけでも楽しいし、高所から周りを見渡すのも楽しいし、同じ場所でも時間や天候、向いている方角で雰囲気ががらりと変わって楽しいし、時間とともに行動がかわるNPCをみてるのも楽しい。たーのしー!
  • ゼルダの謎解きといえばアイテム。今作では、そのアイテムが序盤であっさり揃ってしまうという、シリーズ初の試みもナイス判断だと思う。
  • ザコ敵を力押しだけで倒すんじゃなくて、シチュエーションを活かして倒すことを考えるのも面白い。序盤、爆弾が大活躍なのだが、その爆弾に残数がないのもストレスなしで気持ちいいよね。
  • 祠センサーが鳴っているのに祠が全然見つからない時はちょっとイライラする。その分、見つかった時の達成感は大きいんだけどw
  • 今まで機動型ガーディアンに見つかって逃げ切れたことがなくて、すでにトラウマになりつつある。レーザーくらって自分が炎まみれになるのはいいんだけど、愛馬が炎に包まれる姿は何度もみたくないよ…。
  • 気がつけば崖を登っている。なぜ崖にのぼるのか。それは目の前に崖があるからだ。

まぁ、オープンワールドなゲームって新鮮なうちは何もかもが楽しかったりするんだけど、そのうち飽きてきて結局クリアじまい…ってことが多いので、果たして今回はどうなるか。ただ、ゼルダの場合はクエストが単なるお使いじゃないし、祠の謎解きが合間に挟まってメリハリが効いてるのが良い塩梅。ゼルダらしさとオープンワールドらしさが絶妙なバランスになっていて、とにかく素晴らしいというが現在の感触。

このテンションがクリアまで続くかどうかはこれからの自分しだいだけど、エンディングまで楽しめるといいなぁ。

*1:ベースとかドラムとかで早めのテンポで同じボタンを連打するのに、十字ボタンだとすごく疲れるんだよな…。

*2:任天堂は今回オープンエアーという言葉を使ってますね。

DAZN問題

今週末からパリ~ニースが始まる。このレースが開幕すると、今年もいよいよサイクルロードレースの季節が到来だな!という気持ちになる人も多いのではないだろうか。ツアー・ダウンアンダーであったり、中東のレースであったり、すでに今シーズンのレースは始まっているんだけど、Jスポーツによるライブ中継はパリ~ニースからなので、やっぱりこのレースが始まるとテンションが上がってくる。

さて、ライブ中継が始まる前にケリを付けないとことがある。それは、視聴方法をどうするか、だ。

shaw.hatenablog.com
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に書いたように、去年はJスポーツのオンデマンドサービスに加入して、スカパー視聴はしなかった。そこには良し悪しがあって、HD録画ができないという点が最終的な判断基準になるかなぁ…と思っていてですね。今年は、パリ~ルーベでボーネンが引退するということもあって、そこに至る北のクラシックは録画して残しておきたいし、スカパーに加入しようかなーと考えていたところ。放送予定に、ミラノ~サンレモも、ツール・デ・フランドルも入っていない。いやな予感がする。

そこで出てきた情報は、DAZNによるロードレースの配信だった。Jスポーツの放送予定に入っていない、ミラノ~サンレモにツール・デ・フランドル、そしてジロ・デ・イタリアDAZNで配信予定に入っているではないか!これってつまり…DAZNによる独占配信ってことなんですか?

DAZNと言えば、日本市場への参入時、これまでスカパーで独占配信だったJリーグの放映権をすべて持っていったことで話題になっていたのだけれども、同じようなことが実はロードレースでも起きているってことなんだろうか。

DAZNが参入したことで、いままでJスポーツが放映していなかったレースも観戦できるようになるのはありがたい。明後日のストラーデ・ビアンケも、どうやらライブ配信されるらしいし。

my.dazn.com

でもなー…、今までJスポーツに加入するだけで、主要なレースをそれなりに網羅できていたのに、今後はJスポーツとDAZNの両方に加入しないと、グランツールを完走することができなくなるのは、まったくもってありがたくない。

さらに、DAZNという配信サービスに対する不安も大きい。つい先日のJリーグ開幕戦で起きた配信障害も記憶に新しい。

blog.livedoor.jp

Jスポーツのオンデマンドサービス同様、

  • 視聴が回線品質に左右される
  • 録画が出来ない*1

というデジタル配信のもつ欠点の他、DAZNでのレース実況や解説がどうなるのかもよくわからない。1ヶ月間の無料体験が可能みたいなので、まずは明後日のストラーデ・ビアンケを視聴してみて、レース実況の雰囲気がJスポーツとどう違うのか、一度試してみようと思ってはいるのだけども。

それにしても、である。せっかく去年、スカパーのJスポーツ契約をやめたことで、月額1000円くらい浮いたのに、今年は一昨年までよりも月額が高くなっちゃうじゃないか…。自分の場合ロードレースしか観ないってのに、これだとコスパが悪すぎやしないだろうか。北のクラシック~ジロ・デ・イタリアまで、JスポーツとDAZNの両契約、ジロ閉幕後はDAZNと契約解除ってのが、現時点での落とし所だろうか…。

Jスポーツで、本当にフランドルやジロの放映がされないのか、一度問い合わせをしてみてから最終的な決断はしようと思う。自分の記憶が確かであれば、去年もフランドルの放送予定は、けっこうギリギリまで放送予定に記載されなかったような気がするし。ただ、今回は事情が事情だし、望み薄な気がするんだよなぁ。

*1:パケットキャプチャしちゃえばいいじゃん、という話ではあるんだろうけど

大阪に行く

大学時代のサークル仲間から、結婚式の招待があった。場所は大阪の帝国ホテル。過去、大阪は移動で通り過ぎたことはあっても、大阪で降りたことは一度もなかったので、なにげに初の大阪入りである。

挙式は日曜日の11時半から。その気になれば当日に大阪に行き、披露宴が終わってから日帰り、ということも可能ではあったのだけど、せっかく初めての地に行くんだし、前日に大阪入りして、少しのんびりすることにした。したのだが…、土曜日の午前中、前日にリリースしたばかりのシステムにちょっとしたバグが見つかり、その応急処置をしたりしてるうちに出発がちょっと遅れる。結局大阪についたのは16時過ぎ。そこからちょっとした買い物やホテルへのチェックインをしているうちに17時に。のんびりする時間が全然なくなってしまった。

それでも!せめて大阪っぽさを味わうために、日没前に大阪城をみてきた。観光らしい観光はこれだけで終わってしまったのだが…w
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さらに、前日になって急遽披露宴の受け付け役を頼まれた。この年齢になって、初めての受け付け役である。何をすべきかは当日ホテルの係員から説明もあるし、そんな難しい役じゃないよ、と言われてもさ、こう、なんというか…心構えが…。しかも、身なりが雑でむさ苦しいおっさんだというのに…。まぁ、乾杯の音頭とか余興に引っ張り出されるほどの大役でもないし、当日もちょっとあわあわしつつも、ほぼ突っ立っているだけでお仕事終了。

披露宴後、久々に顔を合わせたサークル仲間数人と、軽く二次会的にお酒を飲む。久々にみんなで北海道に行って温泉でも浸かりたいのー…などとしゃべりつつ、いい時間になったので解散。大阪に行った実感があまりわかないまま東京に戻ってきた。まぁ、そんなもんですかね。

最近読んで面白かった漫画(2017年冬)

毎年年末年始は、このマンガがすごい!マンガ大賞のノミネート発表のお陰で、今まで知らなかった漫画に触れるきっかけが増えてありがたい。この面白かった漫画まとめも4回目なのだが、一番豊作な気がする。

新しく読み始め

竜と勇者と配達人 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

竜と勇者と配達人 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

少女終末旅行 1巻 (バンチコミックス)

少女終末旅行 1巻 (バンチコミックス)

ニュクスの角灯  (1)

ニュクスの角灯 (1)

同居人はひざ、時々、頭のうえ。(1) (ポラリスCOMICS)

同居人はひざ、時々、頭のうえ。(1) (ポラリスCOMICS)

どれも良作。ファンタジーあり、SFあり、ラブコメありで、ジャンルが偏りすぎていないのも、新しい漫画の出会い方としてはバランスが取れて良い傾向だと思われる。ただ、スポ根エキスがちょっと足りないのが不満っちゃぁ不満か…。

続きもの

ダンジョン飯の最新刊は実に素晴らしかった。一発ネタどころか、巻を重ねるごとに存在感を増していくんだから本当に凄い。長期連載ものではベイビーステップ。動きの激しさではなく、動けなくなる心理戦で決着をつけるところとか、ゾクゾクした。

完結済み

すみれファンファーレ(6) (IKKI COMIX)

すみれファンファーレ(6) (IKKI COMIX)

連載が長く続いていたそれ町がついに完結。読み始めたころは、不思議な雰囲気の漫画だなー…程度の印象だったのだけど、気がつけば連載終了の寂寥感が半端ないことに。締め方も完璧で素晴らしい漫画であった。ACCA13区も、伏線が綺麗に回収されて気持ちのよい完結。あと、すみれファンファーレは5巻から2年の時を経ての完結編。連載誌の休刊もあって、5巻が若干中途半端な終わり方だったのがもったいないのぅ…と思っていたら、まさかの単行本用の描き下ろしで完結と。ありがたや、ありがたや。

shaw.hatenablog.com
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IQを溶かすアニメを観る

数日前からTwitterのタイムラインで、「けものフレンズ」の話題を目にすることが急に増えた。このブログあたりがきっかけの一つなのかな?
wasasula.hatenablog.com

「IQを溶かす」というキーワードが妙に気になったのと、いろんな動画配信サービスで、第1話が無料配信されていることもあり、さっき試しに1話を観てみたところ…なるほど、これはIQが溶けるw

とにかくゆるーい、そしてケモナー歓喜の登場キャラたち。自分もややケモナー属性持ちかもという自覚があっても、最初の5分くらいでこれはちょっと自分には合わないかもなぁ…なんて思っていたのだけど、何も考えずにそのまま観ているうちに、いやこれはこれでありかも?と思うように。

棒読みぎみに連発される「すごーい!」。次々と登場するフレンズたち。世界の解説をする謎のロボット。2話目以降流れるOP曲で妙に耳に残る「けものはいても除け者はいない」フレーズ。一見雑にもみえる3Dアニメなのに、それがなぜか癖になっていくという。まさにIQが溶けるような感覚!これはおそろしいアニメやでぇ…。1話目を観たあと、続きが気になってしまったので、もう何も考えずにamazonにお金を払いましたとも、えぇ、えぇ。

正直、合わない人や馴染めない人も多いと思うし、自分からこのアニメを知人にお薦めしようとは思わない。こういう形で話題になっていなかったら、自分だって1話目の序盤で見切ってたと思うし。でもね、たしかに謎のパワーがあるアニメでもあることは確かで、一度癖になると愛でずにはいられなくなる中毒性があるんだよね。

まぁ、まだ4話目までしか鑑賞してないので、この先どう転んでいくのかはわからないんだけどな。とりあえず来週放送分からは録画して追いかけることにする。あわよくば最終回まで、このIQが溶けるアニメであってほしいなぁw

「ハナ 奇跡の46日間」鑑賞

最近のお気に入り作家さんに、王城夕紀という作家さんがいる。最近ようやくKindle化された「青の数学」もとっても面白くて、氏のTwitterアカウントもフォローするようになった。で、先週このようなツイートをされていた。

そういえば、「ハナ」はいずれ観る映画リストに入れたまま、すっかり忘れてたよ…。動画配信されてないかなーと思って検索してみると、なんとNetflixで配信が始まったばかりじゃないの。これは早速観てみるしか!

というわけで、昨夜NetFlixで鑑賞した。もうねー…素晴らしいの一言ですよ。もともとスポ根映画が好物だということを抜きにしても、これはもう手放しで絶賛するしかない。

  • スポ根で実話という時点で、面白いに決まっている。
  • 北朝鮮と韓国の分断をテーマにした話を、韓国が本気で映画化してハズレ作品にはならない*1
  • 卓球シーンの迫力がめちゃくちゃ凄い。とにかくリアルで、そして熱い!
  • 主演の二人がとにかく良い。ペ・ドゥナってそんなに美人な女優さんだとは思わないのだけど*2、なぜかいつの間にか釘付けになっちゃうのはなぜだろうか。眼力か。
  • 一見チープなようなドラマ描写も、すべて終盤の盛り上がりにつながっていって良かった。
  • 物語の発端は、朝鮮半島の融和政策という政治的な話題にあるわけだけど、それが映画に与える影響は重すぎず軽すぎず絶妙だった。
  • スポーツを通して築かれていく友情と、でもどうしようもない現実という物語の構成は、映画でもよくあるものだけど、そんな普遍的な脚本でもぐいぐい引き込まれるのは、それだけ完成度の高い映画だったという証だろうなぁ。

今は見る影もないけれど、20年ちょっと前にはこういう融和政策もあったんだなぁ…と思うとね。エンドロールで説明のある通り、主役の二人も1993年の大会を最後に再会を果たしていないらしいし、まったく難しい問題だ。

おまけ。TwitterでこんなGIF画像を見つけた。なごむw

ハナ 奇跡の46日間 [DVD]

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青の数学(新潮文庫)

青の数学(新潮文庫)

天盆

天盆

*1:と断言できるほど韓国映画観てないけどな!

*2:ただし「ほえる犬は噛まない」は例外。ほろ酔い姿のペ・ドゥナはめちゃくちゃ可愛かった

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個人的ランキングについて

先週、匿名ダイアリーでこんな話題が盛り上がっていた。
anond.hatelabo.jp

これは耳が痛い話だ…。自分もこのブログを続けてきて、ちょいちょい個人的ランキング記事を書いてきた。
shaw.hatenablog.com

大抵アフィリエイトリンクを貼っているし、あわよくば小遣い稼ぎになるかも?という欲もないわけじゃない。でもね、違うんだ、違うんですよ!

という話の前に、個人的ランキングはなぜ量産されるのかを考えてみたい。すぐに思いつく理由はこんなところだろうか。

  • 好きな話題を共有したい
  • アフィリエイトで小銭稼ぎが楽にできそう
  • 自分の知識に対する顕示欲
  • ただそこにランキングのネタがあるから

個人的ランキングを好意的に受け止めるならば1つ目の理由になるだろう。自分の好きな漫画や映画のランキングを公開することで、同好の士との交流につながるかもしれない。ネットならひょんなことからつながりが生まれるかもしれないしね。自分も、漫画や映画のランキングがホッテントリに挙がってると、ダメ元でも思わず覗いてしまうのは、ひょっとすると自分と好みの近い人が見つかるかも!という期待が未だにあるからだ。

対して、明らかにアフィリエイト目的だとわかるランキングにはネガティブな印象を持ってしまうだろう。また、50選とか100選とか、熱量はわかるけれど、裏返せば単なる顕示欲の発散としか思えないランキングも好きになれないし、参考にすることも出来ない。

そして4つ目。これ、どういうことかというとですね、ハイ・フィデリティという小説(またはその映画化作品)を読んだことがある人には伝わりやすいと思うんだけど、ランキングに使える話題を思いつくとそのランキングを作ることに夢中になってしまう人々が少なからずいるということだ。

1年くらい前にこんなエントリーを書いていて。
shaw.hatenablog.com

文章の締めに

リストを作成するということは、単なる自己満足で終わることが多いし、それを他人に押し付けたところで共感を得られることなんて滅多にない。だけど、リストを作って楽しむことに理由なんて必要無いんだということが確認できるだけでも、この小説を読み返す価値はあるんだと、いつも読み終わるたびに思うのである。

と書いているんだけど、わかるかなー…この気持ち。ネタを思いついたらリスト(ランキング)を作って楽しみたいし、作ったからには文章として残したい。そうするとちょっと欲がうまれて、一応アフィリエイトもはっておくかってなっちゃうんです!いわば、話題の共有でもあるし知識欲の顕示でもあるし小遣い稼ぎでもあるので、すべてのハイブリット型とも言えるだろうか。

その行為にうなずける要素がない人には、チラシの裏でやれ、ネットを汚すなって一言で終わっちゃうのだろうけど、自分のブログでほそぼそと続ける程度ならさ、ご容赦願いたいわけですよ…。なんてことをひっそりと主張したいのであった。

しかしあれだな、さっきのURLで勝手にハイ・フィデリティの本文を引用しているんだけど、この一文は示唆に富んでいて本当に秀逸だな。

バリーの会話は、名前の羅列でしかない。いい映画を見ても、プロットを説明するわけでもなければ、どんな気持ちになったかを述べるわけでもない。(略)彼は、トップ・テンとかトップ・ファイブとかいう基準でしかものを考えない。だからそのうち、ディックと僕もそうなってしまった

映画だとバリー役をジャック・ブラックが演じているんだけど、これがまた見事なはまり役でねぇ。小説も映画もオススメなので、未読・未見であればぜひ一度手にとってみることを強く推したい。

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