ヒューマン・リソース・マシーンが面白い
一部で話題沸騰中、は言い過ぎかもしれないけど、最近ヒューマン・リソース・マシーンというゲームが面白い!という評判をちょくちょく目にする。
ヒューマンリソースマシーン良いな。プログラマかプログラム勉強してる人には全員おすすめ。Experimental Gameplay Group「Human Resource Machine」https://t.co/62vr7ypJGz
— 深津 貴之 (@fladdict) 2017年6月18日
私も、発売日当日にたまたまこのページを目にして、これは面白そう!となったクチだ。この直感はハズレてなくて、実際に遊び始めたらすっかりはまってしまった。
「ヒューマン・リソース・マシーン」がめちゃくちゃ面白い。プログラミングをモチーフにしたパズルゲームって、これは面白そうだ!と思っても、いざ手を出してみるかーとはなかなかならないジャンルだったんだが、遊んでみるとやっぱり楽しいし、時間泥棒になりそうでやゔぁい。
— shaw (@hashimukai) 2017年6月8日
一口で説明すると、プログラミング風パズルゲームだ。直接プログラムを書くわけではなく、用意されている命令セットを順番に並べることで、プログラミング感覚で課題を解いていくことになる。プログラミングをしたことがなくても遊べるように、与えられる課題も徐々にステップアップしていくように工夫されている。プログラム経験者でも、最後まで簡単に思う人もいれば、中盤辺りから手こずる人もいるだろう。一応プログラミングをなりわいにしているはずの自分は後者で、多くの人にとって最初の鬼門になりそうなフィボナッチ数列の問題を解くのに一晩要していたりする…。
で、よく出来ているなぁと思うのは、プログラミング風のパズルとして実行できる命令が、必要最低限に抑えられていることだ。こんなことしかできない。
上から順に、課題が進むにつれて実行できるようなっていく。これらを使いこなしながら、絶対値の取得、掛け算や割り算、フィボナッチ数列計算、ソート、果ては素因数分解までいろんな問題を解いていくことになるのだけど、これが一筋縄にはいかない。ソートなんかは、アルゴリズムを知らないと解きようがないだろうしなぁ…。
ただ、これだけ最低限の命令だけでも結構いろんな処理ができるんだという知見は、プログラムに興味がなかった人にもプログラミングってこういう作業なのかという、興味への一つのきっかけになりそうだと思う。程度の差こそあれ、プログラムがやることって、インプットを受け取って、ループや分岐を使って処理を行い、その結果を出力することなんだけど、プログラム経験がないとそれがどういうことか想像できないんだよね。このゲームは、まさにそれが体験できるという。
このゲームの感想をみていると、課題を解けたことにたいする達成感だけじゃなくて、プログラミングの入門にも向いてそうという意見も散見されるのはこういうところにあるんだろう。
とはいえ、このゲームはプログラミングを行うゲームではなくて、基本はロジカル思考が試されるパズルゲームなので、プログラムなんて自分には…と臆するのではなく、まずはパズルを解く感覚で気軽に遊び始めることをおすすめしたい。確かにプログラム経験者でないと中盤以降の問題は難しく感じられそうだけど、コツを掴めばそれなりに先に進むことはできると思うし、最適化を成し遂げた時の達成感は実にたまらないものがある。それこそ病みつきになりそうな…。
スイッチ版はローカライズされていて、その翻訳も楽しかったりするんだけど、スイッチを持っていなくてもSteam版、iOS版、android版各種そろっている*1ので、ちょっとでも興味を持った人は、ぜひぜひ一度遊んでみてもらいたいなぁ。オススメの一作。
続きを読むキングダムを一気読みした
この数日間で、漫画「キングダム」を一気に読んだ。とうとう最新刊に追いついてしまった。
- 作者: 原泰久
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/06/22
- メディア: Kindle版
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知人と漫画の話をすると、けっこう高い確率で「キングダムがめちゃくちゃおもしろい」という話題になる。周囲の漫画好きにたまたまキングダムファンが多いだけかもしれないけど。
自分も過去に、キングダムが話題になり始めた頃に一度読み始めたことがあって、でも当時それほど面白いとも思わなかったので、けっこうすぐに見切ってしまった。まだKindleが日本に上陸する前だったので、コミックスを購入して読んだのだけど、見切った時点でとっとと手放してしまった。
で、つい先日、酒を飲みながらまたもやキングダムの熱いトークがはじまった場に居合わせた。普段漫画をあまり読まなそうな人もキングダム話で盛り上がっていたのを見て、いよいよ再挑戦してみるか…という気になった。いや、今までも何度も何度ももう一度読んでみようと思ったはずなんだけど、なかなか重たい腰が上がらなかったのよね。一度関心を失ったものに、もう一度興味を持つのってなかなかむずかしいじゃないですか。
たぶん、その気になったら手を出してみよう、なんて心構えだといつになっても手を出さないので、その場でとりあえずKindle版の1巻を購入した。手元で読める状態になってさえいれば、Kindle端末を開いたときに未読の漫画があれば、そのうち絶対に読み始めるだろう、という計算である。
さて、先週の土曜日。ぼちぼち寝るかーと思いながら、ベッドで寝転がりながらKindle端末で漫画を読み始める。おっとそうだった、キングダムの1巻をダウンロードしてあったんだった…と思い出し、読んでみることにする。出だしは過去に一度読んでいるし、導入がどんな話だったかもけっこう覚えてる。そうそう、こいつはすぐに物語から退場しちゃうんだっけな。あー、こんなちんちくりんキャラいたよ。山岳地帯の戦士たちの力を借りに行くんだっけな。歴史ものとしてあまりにも創作だらけで、このまま読み進めても得るものなさそうだなー…なんて思って、続きを読むのをやめたんだったなぁ、なんてことを思い出す。
今回は、この先絶対に盛り上がるから!という証言を何人もの人からもらっていたので、とりあえず10巻くらいまでは読んでみよう、という目標は立てていた。なので、1巻を読み終わったあと、まずは5巻までまとめて購入した。4巻までは話の内容を覚えていたのだけど、5巻からは記憶にない。なんとなく5~6巻くらいまでは読んでいたつもりでいたけれど、もっと前の段階で読むのをやめていたらしい。当時、他にキングダムファンが身近にいれば、もう少し先まで読んでいたかもしれないけれど、こればかりは仕方がない気もする。
物語が進むに連れ、個人対個人という戦いだけでなく、集団対集団、つまり合戦の描写が増えてくる。自分には馴染みのない将軍たちが戦陣を組み、軍を動かし、戦局を動かしていく。立場が下っ端の主人公ができることはもちろん少ない。指揮をとる立場ではなく、歩兵として死なないように立ち回るので精一杯だ。そんな中、自分だけでなく、周りの歩兵たちも一緒に生き残るために立ち回りはじめるうちに、乱戦の中で隊長級の首をとるチャンスが訪れる。それどころか、戦況を動かすようなターニングポイントで目覚ましい活躍をしたりする。もちろん簡単に手柄を立てられるわけではなく、自分や仲間たちに窮地も訪れる。そしてそれをひっくり返す熱い展開とカタルシス!やべー、これすごく面白いじゃないの!気がつけば読むのを止めるタイミングを失っている。そのまま夜更かしコースへまっしぐら。
結局翌日曜日は、Kindleで5巻分まとめて買う→5巻読む→続きの5巻を買う→読む→買う→読む…というローテーションを止めることができず、当初の予定をすべてキャンセルして、ずっとキングダムを読みふけっていたとさw
この漫画の面白さについてはいろんなところで語り尽くされている気もするけど、自分のお気に入りのポイントはざっとこんなところだろうか。
- 一応史実を元にした漫画ではあるんだけど、主人公の成長物語とか主人公の脇を固める仲間たちとかの、漫画としての創作部分の盛り方加減が絶妙だと思う。主人公である信が、いろんな局面で死にそうになりながらも目の前の壁を乗り越えていく過程がいちいち熱い。
- 敵味方問わず、将軍たちの圧倒的存在感がすごい。んな、ばかな…という演出の盛り方も、一見過剰演出ではあるんだけど、それが主人公と実力者の立ち位置の違い、その距離感の大きさがぱっとわかるようになっている。それが、物語が進んで信が力をつけていくにつれ、あれだけ大きかった距離が、少しずつ近くなっていく過程をじっくり堪能できてしまうのがすごい。
- 合戦描写がとにかくすごい。単なる力と力のぶつかり合いだけで終始するわけでなく、なぜその戦いが起こったのか、どういう経過でその戦いが進んでいったのか、その中で大将同士のぶつかり合いだったり、信と相手武将達との戦いであったり、戦いを有利にすすめるための策略だったり、政治上発生する足の引っ張り合いだったり…いろんな要素がてんこ盛り。だけど、それが物語としてコントロール不能になることなく、終着点に向かって巧みに描かれていくのが素晴らしい。物語上で描かれる合戦は実際にあったものがモチーフになっているようで、その結末も歴史に沿っているんだけど、そこに至る過程を漫画としてここまで面白さに昇華できてしまうものなのか…と唸ることしきり。
- その中で描かれる歴史上の出来事や人物描写がいちいち面白い。気がつけば登場キャラにどっぷり感情移入してたりする。王騎なんかは、初登場時は何を考えているかよくわからん不安定なキャラだったのに、まさかあそこまでの大物だとは思ってなかったし、最期がかっこよすぎてびびりますよ…。
- 羌瘣かわいいよ羌瘣。正直、はじめて22巻の表紙を目にした時は、もう読むのをやめようかな…と思いました。
- 時間経過によって登場キャラたちがそれっぽく歳を重ねていくのもみていて楽しい。
- 秦が中国を統一する物語ということはわかっているので、函谷関の戦いのような圧倒的不利な状況でもどうにかひっくり返しちゃうんだよな、と思っていても、それでもドキドキハラハラしちゃうのはどうしたものか。
などなど、本当に魅力的な要素だらけなのである。いやー、読んだ人がこの漫画について熱く語りたくなる気持ち、やっと俺も分かち合えた気がするよ!
そして、この先物語がどう転がっていくのか気になったあまり、wikipediaでこの時代の出来事をざっくり読み漁ってしまったのはここだけの話だ。なので、誰がどのタイミングでいなくなってしまうのかはそれなりに知ってしまったし、これから起こるだろう大きな出来事なんかも要点は抑えてしまったw でも、それでこの先の楽しみが減ってしまったどころか、あの合戦とかあの出来事とかをどう漫画で料理するのか、むしろ楽しみが増してしまったくらいだ。
個人的には、史実でいつ死ぬかよくわからないあの人とか、この先どういう扱いになるのか心配でたまらなかったりするわけだが…。そういうのをひっくるめてこの先も読み続けていきたい所存。完結まであと10年くらいかかりそうな気もするけどな!
POGのドラフト会議(2017年シーズン)
ダービーが終わったと思ったら、翌週末には次シーズンのドラフト会議が待っているので、のんびりする暇もないわけですよ。前シーズンは惜しくも優勝を逃してしまったけれど、好調であったことには違いがないので、この勢いをそのまま持ち越したいところ。ちなみに参加メンバーは前回と同じで10人。入れ替わりはなし。
新シーズンに向けての悩みどころは、やっぱり新種牡馬をどうみるかだろう。牧場や育成から聞こえてくる噂がどこまであてになるのか…、それがわかれば苦労しない。ただ、新種牡馬を積極的に指名して成功した記憶って全然ないから、結局はディープとキンカメ、あとはハーツクライの評判馬を中心視してリストを作成してみる。あとはドラフト会議で他のペーパーオーナーのみなさんがどういう指名をするかをみながら、臨機応変にいくしかないだろう。と、いつも思うんだけどさ、当日ドラフト会議が始まるとついついお酒がすすんじゃうから、途中から酔った勢いだけで指名しちゃうんだよな。こればかりはどうしようもない。
で、昨日ドラフト会議が終了。今年はこんなメンツで戦うことになりました。
直前まで1位指名をフラットレーにするかヘンリバローズにするかで散々悩んだけれど、藤沢厩舎の馬が2年連続でダービーを勝つこともないだろう、という怪しい判断基準のもとヘンリーバローズでいどむことにした。あわよくば、ハーツクライ産駒を1位で指名することをみんな躊躇するかも…という淡い期待もあったんだけど、まぁ現実はそんなに甘くないよね。フラットレーは二人が競合、逆にヘンリーバローズは単独指名成功だったんで、ちょっと読み違えたわけだけど、まさか単独指名になるなんて思わないじゃん…。
ディープインパクト産駒は今年も7頭指名。うち5頭の馬体重が500キロ超え*1。さらにうち4頭は優駿のPOG特集掲載馬。つまりこのツイートをそのまま実践したわけですな。今年もうまくいけばいいのだが。それとあれだ、今年はもうダーレーの馬は指名しないぞ!と思っていたはずなのに、気がつけば1頭指名に紛れ込んでやがる…!だってさ、ダーレーがディープをつけたとか、期待しちゃうじゃない。今まで指名してきた、素性はよくわかっていないけれど、良血馬らしいからホームラン狙いという作戦とは違って、兄弟に実績馬のいる肌馬なので、今回こそは走ってほしいところだが、はてさて*2。
で、今日の新馬戦でステルヴィオが勝利して、幸先の良いスタートをきれた*3わけだけど、他の馬もそれに続くことはできるだろうか。来年のダービーまで通年で楽しめるといいけどな。G1勝利という目標はようやく達成できたことだし、次はダービー勝利、そしてPOG優勝を狙いたいけど、さすがにこれは欲を出しすぎかなぁ…w
日本ダービー終了、そしてPOGの結果の行方
今年も、競馬の祭典である日本ダービーが終了。今年は、POG指名馬を2頭送りこめたこと、そのうち1頭は1番人気に支持されたこともあって、個人的にレース前のテンションは近年最高だったと言える。
というわけで、最大の注目は青葉賞馬アドミラブル。デビュー戦で惨敗した時はぐぬぬ…と思ったけれど、3月の復帰初戦で快勝。その時に、実は喉なりの手術明けだったことを知る。続くアザレア賞も楽勝。
さて、アドミラブルとアドマイヤロブソンはどっちが強いかな?両頭とも前走インパクトのある競馬をしていたけれど。
— shaw (@hashimukai) 2017年4月1日
POG的にアドミラブルに勝ってほしいんだがなー。ここ勝てれば、ダービートライアルで出走権取ることもできると思うんだけどな。
— shaw (@hashimukai) 2017年4月1日
しかしアドミラブル、ハイペースもどスローも経験して、両方とも完勝したんだから、相当強そうではあるな。あとは喉が再発しなければ…ってところか。
— shaw (@hashimukai) 2017年4月1日
ダービートライアルとなった青葉賞は競馬場で観戦。ちょうどパドックの時に強めの雨が降り始めたのにめげず、最前列に陣取って出走馬を眺める。アドミラブル、雰囲気ありすぎだろう…。
馬券は、単勝オッズが低すぎたので応援馬券(100円)だけの購入に留めた。で、レースはまたもや圧勝。これは…。ただ、今になって振り返ると、この青葉賞で雑なレースをしたことが、ダービーでツケとなって返ってきた感じはあるけれど。
そもそもデビュー戦で惨敗した馬が、ギリギリのタイミングで復帰してダービー出走までこぎつけたのだから、もう十分活躍したでしょ!という気持ちもあったのだけれど、人間チャンスがあると欲も出てくるもので…。
皐月賞でアルアインが勝利したこともあって、かれこれ10年近く続けてきたPOGで初めて優勝の芽が出てきた。アルアインかアドミラブルがダービーで勝利できればPOG優勝、または2着でも優勝できるかもしれない位置につけている。ただし、他のペーパーオーナーの皆さんもダービー勝利できそうな馬を抱えているし、勝利されると逆転される差でもある。これはドキドキするシチュエーションになってしまったぞ…!
というわけで、もちろんダービーも現地観戦してきたわけです。1番人気はアドミラブル。大外枠をひいてしまうというとんでもないハンデを負ってしまったにもかかわらず、それでも実力を買われたことになる。アルアインは4番人気。馬体重発表で、有力馬の1頭スワーヴリチャードが-12キロというのが明らかになる。これがレースにどう影響するか。
パドックではどの馬もよく見える。アドミラブルは二人曳きで、やたらとゆったり歩いている。すぐに前の馬との間が空いていくので、コーナーで若干ショートカットをして距離を詰めている。青葉賞の時はそんなことなかったような…?これが、良い兆候なのか、悪い兆候なのか。もちろん判断はつかない。
で、馬券をどう購入するかでめちゃくちゃ悩む。どうせなら当てたい。けれど、どの馬にも勝機ありにみえるし、それで馬券を手広く買おうものなら、当たってもたいして儲けられそうにないし…。結局、いつものように応援馬券だけ購入する。アルアインとアドミラブルのワイド馬券で勝負だ!
2017/05/28 第84回 東京優駿(日本ダービー)(GⅠ)【レイデオロ】
むーん。横山典の野郎…。いくらなんでもペース落としすぎじゃ…。もちろんマイスタイルを勝たせるための渾身の作戦だったろうし、結果4着に残しているから作戦は見事にはまったと言える。そして、ルメールを除いた他のジョッキーは完全に硬直状態に陥ってしまった。こういう展開で真っ先に動くのはデムーロが得意とするところだと思ったけれど、大外枠をひいた影響か、1番人気の重圧か、道中では動くことができず。ひょっとすると、青葉賞で早めに捲くった競馬が雑すぎたという声に、デムーロも思うところがあったのかもしれない。
当然、こんなスローペースになってしまうと、直線に入った時点での位置取りの差がもろに明暗の分かれ目になってしまう。アドミラブルは直線外から伸びはしたものの3着確保が精一杯。道中好位につけていたアルアインもなぜが直線に入るところでそれを活かしきれず、掲示板確保が精一杯。結果論だけども、両馬とも乗り方一つでもっと違った結末になりえた感が強いので、レースが終わった後もやっとしたものがなかなか晴れなかった。せめてもうちょっとペースが流れてくれたらなぁ…。
で、ダービーで優勝したレイデオロのペーパーオーナーに、最後の最後に逆転された。わかっちゃいることなんだが、やっぱりダービーの優勝賞金はPOGのバランスブレイカーである。
ぐあぁ、POGで855ポイント差で優勝を逃した…。アルアインが鼻差を競り落とせていれば…!こんなチャンスそうそうなさそうだし、無念なり。
— shaw (@hashimukai) 2017年5月28日
むーん、あと一歩のところで優勝を逃したこの悔しさと言ったら…。とは言っても、POGなんてドラフト会議のあとは指名馬の活躍を見守るだけで、このゲームに自分から介入できることは何一つないわけで、いくら悔しさをにじませたところでどうにもならないんだけどw せめて、今週末に行われる来期POGのドラフト会議にて今年以上の活躍馬を見出して、溜飲を下げることができればよいのだけど、ドラフト指名が成功したかどうかの判断なんて、半年は経過しないとわからないしなー…。
ま、なんだかんだ言って、POGで初めてG1を勝てたこと、ダービーで一番人気に支持されたことは大きな励みにはなった。できるものなら手応えのあるドラフト会議になれば良いのだけども。え?作戦だって?
去年、優駿の2歳馬情報に取り上げられた馬から、500キロをこえるディープインパクト牡馬を選んだら、アルアインとアドミラブル、スイーズドリームスをひけたから、もう今年も同じ作戦でいいんでないか?と思っていたりもするw
— shaw (@hashimukai) 2017年5月1日
祝!エルフの血脈続編の邦訳決定!
ちょっとちょっと早川さん、いったいどうしちゃったの!!いや、もちろん嬉しい悲鳴なんだけど!!!
【お知らせ】『エルフの血脈』に続く、大人気ゲーム「ウィッチャー」シリーズの原作小説第2弾、刊行決定! 詳しくはこちらを⇒ https://t.co/eNy3WOEha0 pic.twitter.com/ghpJqeQ2og
— 早川書房 (@Hayakawashobo) 2017年5月26日
www.hayakawa-online.co.jp
かれこれ7年前に、魔法剣士ゲラルトシリーズの第1巻として発売された「エルフの血脈」、私も読んでいてですね。
まだウィッチャーシリーズとしてゲームが有名になる前なので、どういうきっかけで手を出してみようと思ったのかは覚えていないのだけど。ただ、読んでみた感想で「キャラクター描写がよく出来ていて」と書いているように、キャラが魅力的なのがとにかく印象的で。
で、続きが気になるところで終わっていたので、続きがでることをずーっと待っていたのだけど…見事に打ち切られてしまったのであった。結構未練がましく、続きはでないのか!?ということをこのブログでも書いてきたんだよなw
shaw.hatenablog.com
shaw.hatenablog.com
そして数日前、Netflixでドラマ化決定というニュースを目にしたときにもこんなツイートを。なんてタイムリーなんでしょう。
ゲームのヒット、そしてドラマ化までされるなら、そろそろ原作小説の翻訳の続きも…どうかおねがいします。 / “『ウィッチャー』がNetflixにてドラマ化決定 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト” https://t.co/aglR4oX07f
— shaw (@hashimukai) 2017年5月23日
過去早川には、海外ファンタジーのお気に入りシリーズで、何度も打ち切りの憂き目にあってきたけれども、今回みたく一度打ち切られたシリーズが復活したパターンってどのくらいあるんだろう?どうやら原作2巻の邦訳版は8月に発売されるみたいなので、流石にドラマ化が決まって急遽決定したわけじゃなくて、もっと前から動き出していたんだろう。でも、ゲームのウィッチャー3が大ヒットして高い評価を受けても、しばらく続刊のうごきはみられなかったわけで、いったい何が引き金になって続きを出すことに決めたのか、気になるといえば気になるところではある。
amazonのカスタマーレビューなんかでも、ゲーム経由でこの原作小説のことを知って、それから小説のファンになった人も多いようだし、早川に続刊リクエストが多かったので、そのリクエストに応えたって考えるのが一番単純ではあると思うけど、それだけで商売になるという判断を下すかなー…。
ま、何はともあれ続きが日本語で読める、という事実はかわらないので!どうやら既刊「エルフの血脈」も新装版で発売するってことだし、俺ももう一度書い直そうかな?*1 2巻を邦訳したものの、売上が振るわずにまた続きが読めなくなるのも悲しいしなぁ…w あと、できれば今回はKindle版も出してほしいけど、どうなるかなー。
そうそう。この勢いで、ブラッド・ソングや盗賊ロイス&ハドリアンシリーズも続きを出してくれて良いんですよ、早川さん。ゲーム化やドラマ化でファンが増える、というのが打ち切りタイトルの復帰条件だというのであれば、道は険しそうだけどな…。
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- 作者: マイケル・J・サリヴァン,睦月ムンク,矢口 悟
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*1:まだ手元にあるんだけど。
冷や汗
久々に、リアルな冷や汗を大量にかいた。
事の起こりは昨夜。仕事帰りに久々に地元の友人と会って、酒を飲みながらずっと競馬の話でもりあがる。それなりに酔った状態で、楽しい気分のまま帰宅。時間は0時ちょっと前。靴を脱ぎかけの途中で、そう言えばamazonから荷物到着の通知メールが届いてたけれど、コンビニで受け取るのを忘れていたな…と気づく。来た道を引き返すのも面倒だなー、という気持ちと、でもさっさと受け取っちゃいたいなー、という気持ちがせめぎ合う。普段なら面倒さが勝って、明日明日ってなるところ、酔っていたからかわからんけど、やっぱり荷物を受け取りに行こうと決意する。ドアを開けてから、財布を持っていないことに気づく。微妙にドアを開けたまま、財布に手を伸ばす。手が届きそうで届かない。中途半端にドアを開けた状態を維持していたら、なにやら自動ロック装置がウィーンウィーンと動いている。そのまま何秒か経って、いきなり鳴り響きはじめる防犯ブザー。え!?なにこれ!どうしよう!
意外と大きめな音でピー!ピー!と鳴り響く。でも止め方がわからない。とりあえずドアを閉める。ドアの内側にある自動ロック装置についているボタンと押してみる。反応なし。長押しも試してみる。反応なし。自動ロックがかからないうえに、防犯ブザーは止まらない。手動で回すことのできるレバーを使って、手動でロックとロック解除はできた。でも防犯ブザーは止まらない。いかん、防犯ブザーの解除方法が本格的にわからない。
けっこう酔っていたはずだけれど、もうそれどころではい。時間も時間だし、近所迷惑にしかなっていない。とにかく焦る。冷や汗をかき始める。かなりテンパっている状況ではあるけれど、とりあえず状況を整理しようと頑張ってみる。
- ずっと防犯ブザーがピーピー鳴っている。
- 一応ドアを閉めることはできている。
- いつもだとドアを閉めると自動ロックがかかるのだけど、今は自動ロックがかからない。
最悪な状況は、家の中に入ることができず、さらに防犯ブザーが鳴っている状況だと思うのだけど、少なくとも家の中に入ることは出来ている。で、やらないといけないことは、防犯ブザーを止めることと、自動ロックがかかるようにすること。おそらく自動ロックが機能していないのは防犯ブザーがなっているからだろう、と推測すると、どうやら防犯ブザーを止める方法さえわかれば良いに違いない。でもその方法がわからない。
となると、次にすべきは自動ロック装置のマニュアルを探すことだ。おそらくここまで思いたるのに、すでに2分は経過している。マニュアルが家のどこかにあることはわかっている。それは、数年おきに電池交換が必要になったタイミングで、いつもマニュアルを参照しているからだ。なので、どこにマニュアルがあるかも検討はついている。ついているのだが…。
いざ探してみると見つからない。酔っていること、焦っていることで、とても平常心ではなかったことも影響して、落ち着いて探せばすぐにみつかるだろう場所に保管していたのにもかかわらず、見つけるのにたぶん2分くらいかかっている。そしてようやく見つかるマニュアル。もちろん機能は多くないので、マニュアルのボリューム少ない。少ないのだが…。
パラパラとマニュアルをめくっても、防犯ブザーを止める方法がみつからない。というか、テンパっていたあまり、マニュアルに書いてある図や文字が頭に入ってこない。あかん!落ち着け、落ち着くんだ、俺。深呼吸してからもういちどマニュアルを開く。目次らしきページを読み直す。ようやく防犯ブザーという文字を認識する。防犯ブザーの音量設定や時間設定方法が書いてある。そして!ようやくみつかる解除方法。
「もう一度ロック解除カードをかざすか、暗証番号を入力しなおしてください」
…防犯ブザーの不吉な音に焦るあまり、一番最初に試すべき、正規の解除方法を試していないじゃないの!俺はいったいなにをやっていたんだ!!
そして、急ぎドアを開けて解除を試そうとした瞬間、防犯ブザーの音がピタッととまった。な、何が起きているんだ…。そう言えば、さっきマニュアルで防犯ブザーの時間設定について記述があった気がする。デフォルト設定は5分。そう、つまり防犯ブザーがなり始めてから5分経過して、防犯ブザーは自分の役目を終えたのだ。テンパっていたあまり、もっと長い時間が経過していたようにも感じられたけれど…どうやらあわあわしていた間に5分経過したということなのだろう。
防犯ブザーがとまってから、恐る恐るドアを開けて、そして閉めると自動ロックがかかった。外に出て、ロック解除カードと暗証番号の両方が正常に機能することも再確認して、ようやく一安心つくことができた。この間、隣人たちからの苦情も来なかった。不在だったんだろうか。それともスルーしてくれたのだろうか。はたまた、実は大家さんに苦情が届いていて、後で何かしらのお叱りをうけることになるんだろうか。それはわからない。
とりあえず目の前の問題をやり過ごすことができたのだけど、冷や汗によってシャツがびっしょりになっていた。ほんと、こういうトラブルは心臓に悪い。もともとamazonの荷物を受け取りに行くつもりだったわけだけど、もう何もする気力もわかず、そのまま寝た。いや、寝てないな。ネットサーフィンとかJRA VANのPOGドラフト会議の動画を見たりした記憶が残ってるから、案外すぐに気持ちを入れ替えていたっぽいのだけどもw
今回の教訓。焦るのはどうしようもないと思うけど、まっさきに正常系の手続きの再確認を行いましょう。何事も、初心にかえることが重要です。はぁ…。