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「大聖堂」読了

下巻まですべて読了。これは骨太で良質なエンターテイメント娯楽作ですね。お腹いっぱい。もう大満足です。面白かった〜。

改めて言うまでもないかもしれませんが、登場人物の個性がそれぞれ際立っていて、善人がいて悪人もいて、ある意味善人もいれば灰色な人もいる。で、それぞれ苦難があって、いいこともある。そんな物語の展開のされ方のバランスが素晴らしくて、読んでて全然飽きてこないです。ちょっとヒロインの一人の人生転落の時期の描写がきつかったけど、それがあるから余計感情移入が激しくなるんだよなー。

あと、本編中、視点となる人物がころころ入れ替わるんですが、それが物語をいろんな角度から見ることを可能にしていて、個人的にはかなり新鮮でしたね。キリスト教世界にはあんまり興味ないし、大聖堂を建てるということへの畏怖みたいのも持ち合わせていないし、そもそも時代背景自体に、個人的知識が乏しかったりしますが、物語の組み立てやドラマの見せ方が非常に素晴らしかったので、その辺は全然マイナスにはなりませんでした。

多分、物語の時代背景の知識があれば、より面白くなるんだろうなー、と思うと、ちょっともったいない楽しみ方をしちゃったのかもなぁ、とも思うけど、そんなことは気にしないでがつがつ読みませう。

というわけで、個人的に激しくお勧めの3冊です。