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氷と炎の歌 通読完了

1月に剣嵐の大地を読み終えた後に、改めてシリーズ通して読み返していたんですが、めでたく本日読了なり。通勤時間をメインに読書時間を割り当てて、約6週間かかった計算になるな。改めてものすごいボリュームだなぁと思いつつ、これでも(おそらく)全ストーリーの半分に満たないということを考えると、完結したあかつきにまたもや通読してみようと思っても、その時間を捻出するのが大変そうだ…。って、こんな心配はまだまだ早いな。それ以前に、本当にシリーズが完結するのか、そっちのほうが重要だw

さて。同じ話でも1度目と2度目では感じ方が変わってくる部分ってのも当然出てきますね。それは、初読時の新鮮さだったり驚愕だったりがなくなって、その代わりに物語に対する理解度が深まっているわけなので当然なわけですが。で、私が2回目を読みながら一番考えたのがジョンの出自だったりする。

以下、ネタばれありです。








本文中では、ネッドの若かりし日にアシャラ・デインと恋に落ちた?という話だったり、ウェラ(ヴェラ?)という女性の名前が出てきたりしましたが、はっきりとした物言いはどこにもないので、結局ジョンの母親については伏線として残ったままなわけですよね。

で、2ch氷と炎の歌スレなんかを読んでいると、ジョンは本当はネッドの子供でもなくて、レーガーとリアナの子供なのでは!という驚きの発言があるわけですよ。はじめは、そんなことありえる訳ねーとか思っちゃうんですが、よくよく考えるとその線も十分に考えられてくる。

例えば、ジョンの顔について、ネッドによく似ているという描写や、兄弟の中でアリアと似ているという表現もあるから、ネッドの子供じゃないという時点でおかしい気もするけど、それとは別に、アリアの顔はリアナに似ている(?)というお話がどこかにあったから、ジョンとアリアは、ネッドに似ているというよりもスターク家特有の顔である、とも言える。そういう意味ではジョンがネッドの息子じゃなくてリアナの息子だと考えることもできちゃう訳ですね。あとは、第1部でのネッドの回顧シーンでたびたび出てきた、リアナの「約束してね」発言。何を約束しているのかさっぱりわからないでいたけど、「(私の息子を守ると)約束してね」と受け取ることだって出来てしまうわけです。

ネッドはロバートの王の手になってから、ロバートがターガリエンの生き残りを暗殺しようとするのをたびたび諌めているし、ラニスターがレーガーの幼かった息子と娘を殺したこともずっと非難している。この辺も、ネッドはターガリエン家に対して反乱を起こしたけども、それはエリスという狂王に対しての戦いであって、決してターガリエン家を滅ぼさなければいけない、という思いはなかったのではないか。そして、自分の妹とレーガーの息子を守るために、自分の名誉を汚すことはあっても、ジョンを自分の私生児ということにして北に連れ帰ったという推測は、考えれば考えるほどありえる気がする。

もう1点。シリーズ名である「氷と炎の歌」が何を示すのかを考える必要もあるかと。氷は異形人勢力を指し、炎はドラゴン(=ターガリエン家)を指すと考えると、これから先デーナリスの動向がよりウェスタロスにとって重要になってくるだろうと思うんですが、それと同時にジョンがナイトウォッチの司令官になった、という事実も見逃せないんじゃないかなぁと。

今となっては、リアナの死の真実を知っている人間がほとんどいなさそうなので、どうやってストーリーに絡ませるのかわからないし*1、そもそもリアナの死について、今後全く触れられない可能性もあるわけだけど、そんなことを勝手に想像しながら、本編の謀略渦巻くストーリーにどっぷり浸かれるのも本書の醍醐味の一つだよなぁと思ったのでした。

うぅむ、やっぱり続きが早く読みたいです。。

*1:可能性としては、ハウランド・リード関連なのかな。