今日は日中、家でごろごろしながら甲子園をTV観戦。1試合目の帝京×佐賀北戦が緊迫した守り合いの連続で、とっても見ごたえがありましたねー。試合前は、帝京のほうが総合力が上かなぁなんて思ってましたが、試合がはじまってみるとがっぷりよっつの名勝負。特に、両チームとも守備の堅さが尋常じゃなかったですね。8回の帝京の守備で見せた、中日のアライバを髣髴とさせる二遊間のコンビプレーだったり*1、帝京のスクイズを二度も防いだ佐賀北の投手のフィールディングだったり、延長13回表で佐賀北のセンターが見せたフライの好捕だったり…。やっぱり高校野球は、投手のコントロールの良さと守りの堅さが基本だなぁとつくづく思いました。
試合は、延長13回に帝京のエースナンバーが力尽きてきたところを佐賀北がしっかりと捉えてサヨナラ勝ち。帝京は終盤に何度も好機を作りながらも結局一度もリードできませんでした。当然佐賀北の守りの堅さがあってのことですが、でも帝京らしい決定力がかけていた、と見ることもできそうです。
さて、勝った佐賀北ですが、この勢いは本物でしたね。正直、まさか帝京に競り勝つとは思ってませんでした。でも、このチームは延長15回の再試合もあって、これではや5試合目。で、今日も延長戦。投手が2枚看板ということで、まだ余力は少しあるかもしれませんが、やっぱり疲労というハンデは大きいのではないでしょーかね…。
ちなみに、佐賀北をまったく意味の無い回りくどさで褒め称えると以下のようになりますね。
「1回戦で、甲子園常連の智弁和歌山相手に毎回の17奪三振、強力打線を力でねじ伏せた、みちのくのドクターKこと佐藤が引っ張る仙台育英相手に、兄弟校のあだ討ちだと言わんばかりの一気の集中打で試合を決めた智弁学園に対して、完封勝利という圧勝劇で勢いに乗る帝京と互角の名勝負を繰り広げ、延長13回にサヨナラ勝ちをした佐賀北」
帝京、智弁和歌山、智弁学園、仙台育英、金光大阪、神村学園…。やっぱりこのブロックはちょいと強豪校が偏りすぎでしたねー…。なんかもったいない。
*1:これまでに何度か、セカンド→ショートへのトス→ファースト送球プレイを高校生が試したのは見ましたけど、見事に成功させたのを見たのは初めて。