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付喪堂骨董店2

昨日読んでみてとても面白かった「付喪堂骨董店」に第2巻があることはすでに調べがついてたので、出勤前に本屋に立ち寄って早速購入する。今回も短編4話構成で、それぞれのエピソードに1つ、アンティークと呼ばれる不思議アイテムが出てくる。それが静寂を生む鏡だったり、コピーロボットもどきだったり、他人の目の記憶を読み取るメガネだったり。意外とアンティークの設定自体は奇をてらってない(?)けども、なのに各エピソードに魅力があるのは、それに振り回される人間の描き方が巧いから。そして、アンティークに魅せられて身を滅ぼす結末に説得力もある。これは前巻と同じですね。で、今回は主人公刻也の「目」だけでなく、ヒロイン咲の「目」にもなにやら秘密がありそうな…という伏線も出てきましたね。そこは、今回の収録話ではすべてを明かすことなく、次巻以降への持ち越しになりましたが。

そして、4つ目のエピソードは、これまた前巻同様刻也と咲の2人の視点による、ちょっとニヤリとしてしまうラブコメ調のお話。他の3つのエピソードが結構シリアスで、咲の描き方がエヴァでいう綾波っぽいから、余計にこのエピソードで語られる咲の視点が楽しいんですよね。どんな話かは、実際に読んでみてのお楽しみ、ということで。

三十路目前にして、ラノベでニヤニヤしそうになっている俺ってどうよ、と思わないでもないですが、たまにはこーいう本での息抜きも悪くはないな、と思いました。表紙絵や挿絵がちょいと恥ずかしいのは仕方がないとして、話はかなり洗練されていると思うし、少しでも興味が湧いたなら読んでみて失敗はしないと思うけどなー…。って、俺主観でしかないけどさ。

付喪堂骨董店〈2〉―“不思議”取り扱います (電撃文庫)

付喪堂骨董店〈2〉―“不思議”取り扱います (電撃文庫)