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自分の趣味について書き散らかす雑記ブログ。

タフの方舟

しゃべれども しゃべれども」を読了後、再び本腰を入れて「カラマーゾフの兄弟」を読み始めたんですが、なんとなく息抜きがてらに「タフの方舟」に浮気をしてみたら…。どっぷりはまってしまったとさ。マーティン先生、面白すぎるYO!

何がどう面白いかは、間違いなく私の文章よりもamazonのカスタマーレビューに目を通されたほうがわかりやすいので割愛。

ここでは、1巻を読み終わった時点での個人的な感想を。

  • 邦訳が素晴らしい!SFがあんまり得意じゃないのにここまで一気に読めたのは、マーティン先生の紡ぎだすストーリーが面白いのは当然として、その面白さを余すところなく伝えることに成功した訳者の実力の賜物でしょう。
  • タフのキャラクター。義に篤いようでちゃっかりもしている。理で動いているようで、猫がからむと損得計算が出来なくなる面もある。巻末の解説でも触れられてたけど同一キャラに潜む一見矛盾した二面性のギャップが楽しいですね。「氷と炎の歌」シリーズで、アレだけの曲者を登場させたマーティン先生ならではとも言えるけど、やっぱり巧いと思う。
  • 巻末の解説を読むまで気付かなかったけど、表紙絵が末弥純ですねー!しかも訳者曰くマーティン先生は末弥氏の大ファンとのこと。だったら一度くらい「氷と炎の歌」でも絵を描いてくれんかなぁ…。

すでに2巻目も購入済みなので、続きもこのまま読む予定。

タフの方舟1 禍つ星 ハヤカワ文庫SF

タフの方舟1 禍つ星 ハヤカワ文庫SF