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Shaw's Home Page(本館)

はてなダイアリーから引っ越しました。

アルプス越え

これまで、スポーツといえば野球か競馬くらいにしか興味がなかったのが、最近すっかりサイクルロードレースの虜になってしまった。あまりにもツール・ド・フランスが面白いので、勢いでスカパー!に加入してしまいました。

さて、そのツールもいよいよ終盤。日曜日から始まったアルプス山脈越えが、今大会の最大の山場ということで、日曜日は実況開始からテレビにかじりついてたわけだけど…。終わってみれば大本命のコンタドールがあまりにも強いレースをみせ、おおよその趨勢は見えて来ちゃった感じ。それでもまだ山岳レースは続くので、休養日を挟んだ今日もじっくりとテレビ観戦。

で、今日のレースはこんな感じのコース。
http://www.jsports.co.jp/cycle/tour2009/stage/stage_16.html

2つの山を登って下るだけという、非常にわかりやすいコースですね。ラストが下りなので、大きな山を超えるわりに、総合順位の変動は起きにくいのかな?と思いながらレースをみていると。2つ目の山である1級山岳の山頂近くでそれは起こった。

先に触れたとおり、すでにコンタドールが強いレースをしているので、ライバルたちはそのコンタドールと、コンタドールの所属チームであるアスタナを負かすために、山頂近くで猛烈なアタックを開始!特に、チームサクソバンクの猛烈なアタックによって、コンタドールはともかくとしてアスタナのメンバーがどんどん脱落。なんと、ここまで総合2位につけていたアームストロングまでもが集団から脱落してしまった!

今大会において、最大の話題の一つだった「ランス・アームストロングはどこまで強いレースが出来るのか?」という問いに対する一つの答えが、日曜日のレース結果(コンタドールのスパートについていけず、9位フィニッシュ)と、今日のこの脱落に思えた。みるみるうちに、主力集団と差が開いていくランス。主力集団では、ひたすらアタックを続けるサクソバンクのシュレク兄弟と、それについていくコンタドール+アルファの戦いが、ペースが落ちることなく続き、そのまま山頂に到達するかに見えたけども…。

しばらくして、またもやカメラがランスの姿をとらえた。さっき、集団ごとのタイム差が表示されてたときは、主力集団とランスの間に30秒くらいの差がついていたので、さぞかし苦しそうな顔をしているかと思いきや。実況の一言が周囲をおどろかせた!「なんとランスがアタックをしかけている!?」

アタック??

ワタシ、2chツール実況スレを眺めながらテレビでライブ実況観戦してたんですが、この瞬間のスレののび方が尋常じゃなかったことから、誰しも今起きていることがすぐには理解出来なかったに違いない。このアタックで後続を突き放すだけではなく、一時は決定的な差に思えた主力集団との差を一気につめていくランス。そして、アタック開始から数分後に、なんと本当に前の集団に追いついてしまった。その追いついた瞬間、差をつけたシュレク兄弟はもちろんのこと、チームメイトのコンタドールクレーデンまでもがエッ??という顔をしていたのがあまりのも面白くて、部屋で一人、大声あげて笑ってしまった。

そして、そのインパクトによるものか、活発に展開されていたこの主力集団のスパートが一気に沈静化。サクソバンク主導で行われていたコンタドールへの攻撃も落ち着いたものとなったとさ。ランスも、こうなることを考えてわざとにいったん集団から遅れを取ったとしたら、それは本当に策士だと思うけど…真相はどうなんだろうか。このあたりは、明日WEBサイトにアップされるだろうレース後の選手の談話である程度のことが明らかにされるんだろうけど。

しかし、あのランスのアタックは本当にすさまじかった。観ていて鳥肌が立っちゃったよ、ホント。これがあるから面白い、というか、ここまで面白い展開が待っているとは思わなかったけどw

今大会も残るは5ステージ。明日も1級山岳が4つも連なる厳しいコースになっているので、クライマーたちによる我慢比べが面白いことになりそうな予感。あと5日で終わっちゃうのはもったいないくらいだけども、楽しめる限り満喫しようっと。