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剣姫―グレイスリング

最寄りの本屋でなんとなく目に付いたので購入。意外と早川のファンタジーは、こういう衝動買いではずれが少ない。で、読み始めるとすらすら読める。これは素直に面白いといえるお話しでした。

剣姫―グレイスリング (ハヤカワ文庫 FT カ 6-1)

剣姫―グレイスリング (ハヤカワ文庫 FT カ 6-1)

オッドアイというと厨二な設定な印象があるけど、見た目以上に特異な能力を持つという、ファンタジーならではの設定が実にうまく物語にフィットしていましたね。両目の瞳の色が違う人は、何かしら特異な能力を持っている世界。で、主人公の御姫さまは、なんと殺人のプロフェッショナル!という、しょっぱなからギャップ萌えな感もある出だしから、実はいろいろと問題を抱えていて、その問題を乗り越えながら成長していく、というプロット自体はよくあるものだけど、登場キャラ達の魅力と相まって、最後までワクワクしながら読むことが出来ました。

残りページが少なくなってきて、どうやってこのラスボスを倒すんだろうと思いはじめたところで、そのラストはかなり急展開。はっと思ったときには大団円を迎えていた感じなんだけども、風呂敷を広げすぎることもなく、丁度良い終わり方だなぁと思いました。

という感じで、個人的に非常に好感度の高い本でした。早川のファンタジーは良質なものが多いんだし、こういう本をもうちょっとプッシュしてくれてもいいのになぁ…なんて思います。