鬼物語読了
サブタイトルが「しのぶタイム」ということで、忍の回想話が淡々と続いてたのに、なぜか終盤はずっと間宵のターンという展開。やっぱり想定外な終わり方だったんだけど、泣けたものは仕方ない。このシリーズ、読む人によってストーリーに求めるファクターが違うのかもしれないけど、俺は今作みたいな、ストーリーとしてそれなりに伏線を広げて、最後にそれを回収して、さらにしんみりさせられるような締めかたをする話が好きだな。大変満足であります。
なんというかさ、「まよいキョンシー」の時は、逆になぜかずっと忍のターンだった分を、今作で穴埋めした感じ?だよね。寂しさの残る展開ではあったけどさ…。
そしてついに、残るは「ひたぎエンド」だけになりました。囮物語のラストをどう回収するのかというのと、ここのところ(おそらく意図的なんだろうけど)すっかり出番の少なかったがはらさんがどのくらい見せ場をつくるのか、3ヶ月後の発売が楽しみ。
- 作者: 西尾維新,VOFAN
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/09/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 9人 クリック: 495回
- この商品を含むブログ (119件) を見る