Facebookのタイムラインを眺めてたら、この写真が目に入ってきた。どうやら今日はライスシャワーの命日らしい。そうか、当時はまだ宝塚記念の開催が今よりも早かったんだっけ。
当時のことは結構鮮明に覚えてる。競馬を好きになってまだ1年も経ってなくて、競馬のレースを観るのがとにかく楽しくてたまらなかった。とはいえ、高校3年になってた自分は、目の前に大学受験という難題が立ちはだかっていて、競馬のことばかり考えることもできなくて。この宝塚記念の日も丁度模擬試験とかぶっていて、テレビでレース観戦が出来なかった。ただレースの発走時間が、大学受験とは関係のない数IIの試験時間と重なっていたので、一人テストをパスして教室でラジオを聴いていた。そして実況で耳にしたライスシャワーの故障、競争中止。
ラジオの実況だけでは何がどうなったのかさっぱりわからなかった。インターネットなんて便利なものもなかったので、悶々としたまま最後の模試を受けて。家に帰ってもそれ以上のことを知る術がなく、翌日のスポーツ新聞を読んでライスシャワーが予後不良になったことを知った。悲しかった。
ライスシャワーという馬については、ミホノブルボンの三冠阻止も、マックイーンの春の天皇賞3連覇阻止もリアルタイムで観ていなかった(まだ競馬に興味を持ってなかった)んだけど、この年の春の天皇賞で、猛烈に追い込んできたステージチャンプを鼻差しのぎきったレースが印象的で、過去の実績や的場騎手とのコンビとかひっくるめて、いつの間にか好きな馬になっていた矢先の出来事だった。
競馬を好きになってから初めて目の当たりにした活躍馬の予後不良という現実。いつかそういう日が来ることはわかりきっていたのに、その現実を前にして動揺は果てしなく大きかったな…。
ライスシャワーといえば、JRAのヒーロー列伝のポスターが欲しいんだよね。ライスシャワーのポスター、コピーが格好いいんです。
淀を愛した、孤高のステイヤー
もうね、かっこよすぎるでしょ…。JRAはなんでこのシリーズのポスターを市販しないんだろうなぁ。