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自分の趣味について書き散らかす雑記ブログ。

大合奏!バンドブラザーズP

私、何を隠そう、DSを購入して最初に遊んだゲームが初代バンブラです。そして面白さのあまり延々と遊び続けました。DSって、どうぶつの森マリオカートが発売されるまでそれほど遊びたかったゲームがなかった割に、本体を購入してからの稼働時間が長かったのは、ひとえにバンブラという傑作が本体と同時発売されたからだと思ってます。

もちろん続編であるDXも購入しました。で、100曲分のダウンロード枠はすぐに使い切っちゃいました。さらにいうと、海外版バンブラJam with the band」まで購入しちゃったクチです。日本と違って盛り上がらなかったのか、演奏曲がそれほど増えなかったから全然遊びこまなかったけども…。

そんなこんなで、当然のように新作であるバンブラPも発売日に購入です。気がつけば早1週間。毎日数時間遊んでるので、ぼちぼち20時間くらいは遊んでいるかもしれない。それなりに今作の自分なりの評価も見えてきたので、ちょっと文章にしてみる。

バンブラの楽しみ方って、大きく分けると、

  • 演奏を楽しむ
  • 投稿曲を聴いて楽しむ
  • 作曲や編曲を楽しむ

になるのかなと思います。で、今作はそれぞれに新機能が用意されてます。その新機能を中心に、気に入った点、気になる点をつらつらと。

大合奏! バンドブラザーズP

大合奏! バンドブラザーズP

インターネット経由でのオンラインセッション

演奏を楽しむ人にとって、一番ありがたいのはこの機能の追加ではないでしょうか。かくいう私も、今作の最大の楽しみはこれ。購入後延々と遊んでます。これまで、他のユーザーと一緒に遊ぼうと思うと同じ場所に集合するしかなく、その敷居の高さは果てしなく大きかったわけで。初代、DXともに、大学のサークル後輩を数人集めてセッションを試して、多いに盛り上がったことがあるんだけども、そんな都合がつくことはそうそうなく、その楽しさを繰り返し漫喫することができないのが残念で残念で。それが今作ではインターネット経由で気軽に楽しむことができるようになった。これは本当にありがたいです。

とはいえ、インターネットを経由するということはレイテンシーによるラグが発生するわけで、これだけタイミングにシビアなジャンルでリアルタイムセッションなんて現実的に無理だとは思うので、おそらく10人でセッションした場合、10人それぞれ演奏の聞こえ方が微妙に異なってる疑似セッションにはなってるんでしょう。でも、自分以外が正確無比な演奏であるソロライブより、ミスが多発(選曲によっては曲になってないケースもw)する演奏のほうが、ライブ感がまったく違って楽しさが倍増するわけです。これはね、たぶんいつまで経っても飽きない要素だと思うよ。ほんとに楽しいです。

ただ、手放しで褒めるわけにもいかないかなぁ…という点もちらほら。

例えば…。知らない者同士がランダムにマッチングされるだけなので、当然演奏メンバーの実力もばらばら。で、パート選択は早い者勝ちという仕様。これはまぁ仕方のない仕様だとは思うだけども、一番美味しいパートをビギナーの人がさくっと持って行っちゃうと、どうしてもマスターで演奏を楽しんでる側からするとストレスになっちゃうと思うんだよね…(少なくとも私はストレスになってる)。

せめて、ビギナー歓迎とか、プロ以上求むとか、マッチングに最低限の条件指定ができるだけでも回避出来たと思うんだけども、その辺をすべて省いた簡略仕様になっている。なので今回のオンラインセッション機能は、あくまで多人数でわいわい楽しむためのオプション的機能なんだなーと感じてしまう。結構このオンラインセッションに期待してた人は多いと思うので、もうちょっと仕様的に作り込めたんじゃないのかなぁ…と思うんだけも。高望みしすぎなのかなぁ。

ドラムやギター演奏方法の充実

これも演奏を楽しむ人にとっては嬉しいことかも。ドラム演奏ってボタンでやってると、長時間になるにつれ指がつりそうになるし、演奏の難易度が上がると一番無理ゲーになるパートだと思っていて、すぐに敬遠しがちなパートなんだけども、タッチパネル操作が可能になって今までよりも楽しくなりました。ただ、演奏の難易度が上がると難しいことには代わりがないんだけどもw

ギター演奏は未だにコツがわからなくて、マスターで★5くらいの難易度でも滅多に80点を超えられないんだけども、それでもギターを演奏してる感が楽しいので、手を出してみるとけっこうやみつきになるパートになった。ただ、初見では大抵にっちもさっちも行かないので、オンラインセッション時は一番避けるパートかもなー。みんなやりたがらないし。

ラジオ機能の充実

演奏だけじゃなくて、投稿曲を聴いて楽しむための機能も充実してますね。特にラジオ機能の充実っぷりが半端ない。すでに4000曲くらいのライブラリがあって、そこからダウンロード曲を探す場合、検索機能だけだと自分が知ってる曲にしかたどり着かないんだけども、ラジオ経由で「お、この曲もあるのか!」という発見に繋がりやすくなってて、よく作り込まれてるな、という感想。演奏ばかりじゃなくて、BGMとしてラジオをかけっぱなしにしても楽しめますよ。

ボーカロイドの搭載

今作の最大の売りは、おそらくボーカロイド搭載という点なのかなーと思うんだけども、個人的にはそこまでささった機能ではないので、ここでの評価はスルーで。でもこの機能は、曲を聴く/曲を作るのが好きな人たちにはでかい新機能なんだろうなぁと思います。ボーカロイドの声と曲がマッチしてて曲の完成度が高くなってる例を何度もみてるしな。

トマト問題

なぜ騒がれるのか理解できないんだが…。

その他気になる点*1

  • スキップしたいシーンでスキップできないUIがちょっと不満。パート選択画面で、戻るをタッチつもりで説明をタッチしちゃった時のイライラが…。
  • 演奏時のLボタンの押しづらさは、遊んでいる内に慣れてきた。けど、バンブラを遊ぶことに関してはアナログボタンがとても邪魔。まぁ、ハードウェア設計にけちをつけても仕方ないので、慣れるしかないわけだけども。
  • 譜面の完成度を上げる目的で、局所的にテンポが倍速になるような曲が存在するけど、初見殺しなので勘弁してください。
  • 演奏することを目的としていない曲が存在するのは理解できるんだけども、そういう曲をオンラインセッション時で選択する人がまったく理解できない。
  • 1曲の最大パート数が10個に増えたけど、今のところそれが活かされてる曲がまだまだ少ない印象。毎日新曲が増えてるので、これからに期待。
  • 新しく増える曲が最近の曲やなじみのないアニメ曲とかばかりなのが寂しい…のは自分がおっさんだからなのか。もっと90年代〜00年代の定番曲が増えないかなー。

いろいろ書いてきたけど、総合的に満足度はかなり高し。しばらくはバンブラだけで時間がつぶせそう、というか気がつけば時間がなくなっているのをもうちょっと自分で制御したい。

*1:一部、今作に限った話じゃないけど。