さっき、こんなツイートを目にした。
新刊が出ないことがニュースになる! 『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作、ジョージ・R・R・マーティンの〈氷と炎の歌〉シリーズ。まだお読みでない方は、この隙に、シリーズ第5部の『竜との舞踏 』まで、どうぞ! https://t.co/ZZaLcjTKc3
— 早川書房 翻訳SFファンタジイ編集部 (@hykw_SF) 2016年1月6日
元記事はこれ。
dramanavi.net
TVドラマ版が毎年新シーズン(原作小説の1部相当*1)話が進むのに対して、原作小説の方は4~5年ごとに刊行されるので、そりゃそのうち追いつくわなぁ…と。こればかりは仕方のないことだとは思うんだけど、それなりに長い時間、原作の新刊を待ちわびてたファンとしては、TVドラマ版が先に完結し、しかもそれが原作のネタバレになる可能性も否定出来ないとなると複雑な気持ちになってしまう。
だってさ、これまでもアメリカで新刊がリリースされてから翻訳されるまで約2年くらいの時間差があって、その間ネタバレを避けるためにそれなりに慎重に行動してきたのに、TVドラマ版のせいでその苦労が水の泡になる可能性だってあるわけじゃないですか。TVドラマ版のクオリティが高いことは途中まで鑑賞してわかってはいるし、原作小説とTVドラマ版が途中から枝分かれしているということもあるから、TVドラマ版が先行することが悪いことだけじゃないってのはわかってるんだけど…。それでもこの心境はこの先ずっと解消されない気もする。
そもそも、原作小説は本当に完結するのだろうか!?という、以前からファンが心配している問題もある。wikipediaによると、アメリカでA Song of Ice and Fireの第1部が出版されたのが1996年とのこと。なんともう20年前のことなのである。そして、第2部が1998年、第3部が2000年と、ここまでは比較的順調に話が進んできたのに対し、第4部は2005年、第5部は2011年と、出版ペースは遅くなる一方だ。これだけ話が膨らんで、登場キャラもわんさかいると、ストーリーを考えるだけでなく、設定の整合性をとるための苦労も半端じゃないのは当然だと思うし、それが産みの苦しみに直結してるんだろうなぁ…と思うと、刊行ペースが落ちるのはどうしようもないとは思うのだけど。ただ、未完で終わるのだけはなんとしても避けて欲しいなぁ…。
思えば、自分がこのシリーズを初めて手にとったのが、第1部が5分冊の文庫本になった2006年。なんともう10年前ではないか!そこからファンになって、新刊がいつ出るのかとずっと気を揉んできた気がするけど、アメリカのファンなんてそれを20年続けてる人だっているわけだから、いやー、頭がさがる思いですね。
しかし、第5部「竜との舞踏」を読んでからはや2年。アメリカで第6部が仮に年内ギリギリで発売されたとして、そこから翻訳されるのに2年。そうなると、日本語で第6部が読めるのは、最短でも3年後にはなるのかー…とか、さらに予定通り第7部でシリーズが完結するとして、プラス5年はかかると計算しても、物語の完結を目の当たりにできるのは今から8年後。むーん。どう考えても待ちきれずにTVドラマ版の完結を先に観たくなるわなぁ。。
shaw.hatenablog.com
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*1:第3部は2シーズンに分かれたようだけど