つい先日、ようやくゼノブレイドクロスのサントラを購入した。
「XenobladeX」Original Soundtrack 澤野 弘之
- アーティスト: 澤野 弘之
- 出版社/メーカー: DefSTAR RECORDS
- 発売日: 2015/05/20
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (5件) を見る
このサントラ、発売されて間もなくamazonのカートに入れたはいいけど、ずっと購入するか迷ったままここまで引っ張ってしまったのは、もちろん理由があってのことだ。
amazonのカスタマーレビューを眺めてみると、「曲は素晴らしいのだけど」という前置きにつづいて、以下の2点に不満を持つ人がとても多いことがわかる。
- 複数の曲が1トラックにまとめられているのはどういうことだ!
- このわかりにくい曲名をなんとかしてくれ!
これ、ゲームサントラとしては結構致命的だと思うんだよね…。ゲームサントラを購入してまで聴きたいと思う動機って、自分のお気に入りの曲をじっくり聴きたいからという人が多いと思うのだけど、複数の曲を1トラックにまとめられるとそれが難しくなってしまう。私も過去、マザー2やカルドセプトセカンド*1のサントラをこの理由でスルーしたことがあるのだけども、やっぱりお目当ての曲を自由に聴けないストレスってとても大きいと思うのですよ。
それなのに、今になってサントラを購入したのはなぜか。それはですね、冷静になって考えてみると、私がこのゲームで気に入ってる曲の多くがフィールド曲で、試聴してみた限りではお目当ての曲はほぼ1曲1トラックになっていたことがわかったから*2。そして、一旦割りきってしまえば、複数曲が1トラックにまとめられている曲も、このサントラに限って言えばあまり違和感がなかった*3こと。あと、ゲームを遊んでから随分と時間が経過し、曲に対する思い入れが薄れてきた分、こだわりがあまりなくなったのかもしれない。
上述の通り、amazonのレビューでも曲自体に不満を抱いてる人が少ないように、サントラの構成にさえ目をつぶってしまえればとてもクオリティーが高いです。ゼノブレイドクロスというゲームは、未開拓の惑星を探検していくSFRPGなのだけども、原生生物がうろうろしてる原野や、砂嵐がまう荒野、幻想的な森など、非常に作りこまれたフィールドと、その雰囲気を引き立てる曲の数々が印象的で。ゲームとしてはいろいろと粗が多くて残念な面も目立ったけれど、広大なフィールドを探検していくわくわく感や楽しさは本物だった。サントラを聴いててそういうゲームの記憶が蘇ってくるのは、サントラを楽しむ醍醐味の一つではないだろうか?
もちろん、すべての曲がすばらしい!とは言わないし、そもそも私はゲームのBGMにボーカル曲が多用されるのがあまり好きじゃないこともあって、戦闘曲とかはそこまで思い入れがないのだけども、それでも聴き応え十分の良サントラじゃないかな?と思った次第。
というか、まだゲームをクリアしてないんだよなぁ…。ドールに乗るようになってからの戦闘がいまいち単調になって、終盤になってダレてきたところでスプラトゥーンに浮気をしちゃったのが失敗だったか。サントラを聴いて気分が盛り上がってきた今こそ、メインクエストだけでも最後まで遊んでしまいたいところだけども。。