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自分の趣味について書き散らかす雑記ブログ。

アニメ版「僕だけがいない街」の雑感

今期アニメ、私の中では「僕だけがいない街」「このすば」「グリムガル」が3トップかな?という評価になってきました。いずれもすでに原作を読めるだけ読んでいるので先の展開は知っているのだけど、改めてアニメで観てても面白いので言うことなしだと思ってます。

さて、その中から「僕だけがいない街」を観てての雑感とか小ネタとか。

アニメの出来

原作漫画のテイストをそのままアニメにしたクオリティの高さ、構成、演出のテンポの良さなど、さすがノイタミナ枠でのアニメ化ですね。ケチを付ける要素が(今のところ)ありませぬ。オープニング(アジカンの主題歌含めて)も好きです。原作がちょうど完結するらしいので、アニメも完結まで忠実に描くのかな?どう決着をつけるのか、原作・アニメ共々楽しみが大きいです。

舞台背景

すでにご存知の方も多いと思いますが、少年時代にリバイバルした先の舞台が昭和63年の苫小牧とのことで、まさに同時代を苫小牧で育った自分にはものすごく感慨深いものが…。年齢がばれることを恐れずに言うと、当時主人公の1学年下でした、自分。とはいえ、私の地元は同じ苫小牧でももっと辺境の地なので、物語の舞台となる住宅地の雰囲気とか言われてもピンとこないってのが実情だったりするけど。でも、どんよりした灰色の空は北海道の太平洋側の冬っぽさを端的に再現していると思う。

ドラクエ3についての言及

リバイバル直後の日付が昭和63年2月15日。そう、ドラクエ3の発売日の5日後です。なので、クラスメートの会話で、「ドラクエ3どこまで進んだ?」「レベル15!」みたいな会話で盛り上がってるわけですね。

ただですねー、ちょっと思い出して欲しい。ドラクエ3って社会現象になる*1くらいの大ヒットで、発売日当日に買えた人って少数派だったと思うのです。これは今でもよく覚えているんだけど、苫小牧って当時は苫小牧駅を中心に栄えていて*2、特に駅の周りに展開していたイトーヨーカ堂、長崎屋、そしてダイエーの3店の影響力がとても大きかったように思う。で、ドラクエ3発売日の2月10日(水)は平日だったのだけど、水曜日は長崎屋とダイエーが定休日で、翌11日が祝日だったので、11日には長崎屋とダイエーに朝から列が出来ていたのですね。え、なぜ覚えているかって?それは私もお店に並んだクチだからですよ!親に頼み込んで、朝8時から長崎屋の前で並びましたとも。開店前に整理券が配られて列は途中で切られたけど、けっこうな人が並んでいたような記憶が。私は運良くその日に入手できたけど、初回に入手できなかった知人も多かったです。

というわけで何が言いたいかっていうと、2月15日時点でクラスみんながドラクエの話で幸せそうに盛り上がれていたかなぁ…なんてことが気になったわけです、すごく些細なことなんだけど。ドラクエ3発売直後ってことで、その話で盛り上がってるという描写が時代背景として視聴者に伝わりやすいし、そんな些細な事にこだわる必要なんてどこにもないのはわかってるんだけどもw

FFについての言及

同じくクラスメートが「やっぱりこのグループって変わってるよ、だれともドラクエの話できないし。ヒロミはFFだし…(略)」と発言するシーンで、FFをファイファンって呼んでいるんですよ!何この違和感。ふと気になって原作を引っ張りだしてみると、エフエフともファイファンともルビを振ることなく、ファイナルファンタジーって呼んでるんだよね。これは、アニメ制作スタッフ陣の誰かによる、ファイファン派閥を広めるための工作活動なのではないだろうかと思ったね。もう決着がついた話題なのにね!

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*1:抱き合わせ販売とかカツアゲとかがニュースになったよね

*2:今では見る影もないけど…