「この恋と、その未来。」打ち切りの衝撃
今日になってこんな記事を目にした。
kazenotori.hatenablog.com
taisukedesu.hatenablog.com
ま、まぢっすか…。ちょっとショックすぎて言葉が出ないんですが。作者の前作である「東雲侑子は短編小説をあいしている」シリーズが面白くて、その流れで「この恋と、その未来。」も読んでみたらさらに面白くて。特に、前巻の終わり方が、この続きどうするんだよ…と思わずにいられないくらいショッキングな結末だったので、新刊が出るのを楽しみに待っていたのですよ。で、本日ようやく新刊がでたので、あとはKindle版が出るまでの我慢だ!と思っていたところでこの知らせ。
明日、ファミ通文庫から発売の「この恋と、その未来。―二年目 秋冬―」はシリーズの5巻目という位置付けですが、最終巻の予定であった6巻目は、今のところ、出せる予定がありません。
— 森橋ビンゴ (@Morihashi) May 29, 2016
作者曰く、もともと6巻で完結予定だったところ、ファミ通文庫からは5巻までしかだせなくなったとのことで。採算が取れていなかったという事実は重たいのかもしれないけどさ、あと1巻で終わることがわかってるなら、出版社にはもうちょっとだけ辛抱してほしかったよ…。慈善事業じゃないことはわかっているのだが、これだけ面白い本でも打ち切りの憂き目にあってしまうって、本当に残念でならないです。
ただ「この恋と、その未来。」に関しては「最後のライトノベル」として書き出しただけに、中途半端にしたくなかったんで、最終巻にあたるテキストはいずれ何らかの形で発表はします。
— 森橋ビンゴ (@Morihashi) May 29, 2016
とのことではあるので、話の結末はいずれ読めそうなのはせめてもの救いか。作者のツイートを読んでいる限り、もうラノベは書かないみたいだけど、一般文芸として小説を書くことは続けるって認識でいいのだろうか。確かにラノベである必要がない作風ではあるので、いずれ別の場所で、また面白い小説を発表してくれることを期待しましょう。
この恋と、その未来。5 -二年目 秋冬-<この恋と、その未来。> (ファミ通文庫)
- 作者: 森橋ビンゴ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2016/06/29
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東雲侑子は短編小説をあいしている 電子DX版<東雲侑子> (ファミ通文庫)
- 作者: 森橋ビンゴ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2013/12/13
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ちなみに、「この恋と、その未来。」については、個別エントリーという形でこのブログで書いたことはないのだけど、お気に入り小説という形で過去にこんなことを書いている。
shaw.hatenablog.com
shaw.hatenablog.com
こういうまとめ記事で、このシリーズの名前が挙がる機会を何度か目にしてきたので、ファンの多いシリーズだと思っていたんだけどな。読んだ人の評価と本の売上が一致しないって、ほんとうに悲しいことだなぁ…。