ゲームの公式設定本
最近、気に入ったゲームに公式設定集が発売されるとついつい手を伸ばしてしまう。大抵3,000~4,000円くらいはするので、決して安い買い物ではないし、攻略本とは違ってそんなに繰り返し読み返すものでもないので、コストパフォーマンスが良いわけではないのだが…、それでも個人的には満足度が高いことが多い。
直近だと、ペルソナ5の公式設定画集と、FF14の世界設定集を購入した。
ペルソナ5 公式設定画集
ペルソナ5 公式設定画集<ペルソナ5 公式設定画集> (アトラスファミ通)
- 出版社/メーカー: KADOKAWA・DWANGO / エンターブレイン
- 発売日: 2016/12/26
- メディア: Kindle版
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コンビニで受け取ったダンボール箱が妙にデカくて、いったいどういうことなの?と思いながら箱を開けたら、まぢでデカい本なのね…w しかも500ページ。このサイズ、ページ数で3,000円(税抜き)というのは、本当に良心的だと思う。その見た目が虚仮威しじゃなくて、中身の充実っぷりも凄い。
ほとんどがペルソナ5の登場キャラのイラストで、シリーズの特色の一つであるペルソナ自体のイラストは少なめ。主人公キャラのプロフィールデータの掲載こそあれ、イラストごとの解説文章なんかはほぼ皆無という、なかなかに割り切った構成になっている。
実際にゲームで使用されたイラストを大きな誌面でじっくり堪能できるのも素晴らしいのだけど、そこに至る前の、各キャラの初期イメージ案も面白かった。キャラによっては完成形と全然違ってたり、場合によっては初期案のほうが良かったのでは?なんて思うキャラもいたりしてね。まぁ、それは好みの差が大きいだろうし、ゲームシナリオに合うかどうかまで考慮すると、完成形に落ち着いたのも納得できたりするわけだけども。
で、巻末の副島さんのインタビューで、副島さんが手がけるキャラにおけるカチューシャ枠の存在*1だとか、今回だと真がそのカチューシャ枠キャラだったと知ったわけですね。あれ?そもそも真ってカチューシャなんてしてたっけ?と思って、改めてイラストを確認してみると、三つ編みに擬したカチューシャをしてたんだ!っていまさら気づいたりね…w
あとはあれだ、ゲームでは没になってしまったらしい、髪を下ろした杏のイラストなんかも拝むことができる。女性陣に魅力的なキャラが多いゲームだったこともあって、自分の推しキャラのイラストを眺めるだけでも満足できること請け合いだ。
キャライラストにフィーチャーを当てている分、世界観のイラストや解説はおまけ程度なので、人によってはそこに不満が出るかも。そこは予め割り切った構成の本になっているので、こちらも割り切って読みましょう。amazonのKindle版で冒頭を試し読みできるので、気になる人がそこでどんな本なのかチェックしてみるのも良いかも。
FF14の世界設定集
Encyclopaedia Eorzea ~The World of FINAL FANTASY XIV~
- 作者: スクウェア・エニックス
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2016/12/26
- メディア: 大型本
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こちらは、ペルソナ5の設定画集とは対極をなすような濃ゆーい一冊になってます。とにかく文字、文字、文字!一つのイラストに対して、そのイラストと同じくらいの場所を使った解説文が待ち受けてます。例えば、主人公キャラとして選べる種族のうち、エレゼン族にたいする解説ページはこんな感じ。
しかも、目次で章立てされている内容(世界、歴史、種族、都市国家と地域、組織と人物、ジョブ、獣人と蛮神、エオルゼア博物誌)通り、FF14を構成している世界設定がすべて網羅されているという…。正直、どこから読み始めればいいか困惑するレベルなのだけど、これはもう興味をもった項目から自由に眺めていくのが良いんだろう。
FF14のメインシナリオは、面白いときと退屈なときとで結構差があるんだけど、サブシナリオとかで触れられる話には興味深い世界背景が描かれていることが多くて、それをさらに深掘りしたくなった時には最高のお供になると思う。過去のPLLなどで、世界設定班(マイケル氏、織田氏、石川氏)がゲストで登場した時に聴けた話が面白かった人にはたまらない一冊だと思われる。かくいう自分もそんな一人で、世界設定本を作りますという話になったときから楽しみにしていたのです。で、まだそれほど読み込めていない状態でいうのもなんだけど、その期待を裏切らない充実度になっているのは間違いなさげ。
できれば、もっとFF14をがっつり遊んでいたときに読みたかった一冊ではあるんだけど…、新生されてから結構な時間が経過し、その分積み重なってきた設定量があってこそのこの本であることを考えると、今になって出来上がったのも当然だとは思うんだけどさ。
他にも、過去このブログでこんなことを書いている。
shaw.hatenablog.com
shaw.hatenablog.com
ここ最近では、幻影異聞録やスプラトゥーンの公式設定集も購入しているけど、いずれも満足度が高い。結局のところ、自分が遊んで面白かったゲームって、その世界観や設定も含めて気に入っているから、それを補足するような本が面白くないはずがないんだよねw
- 作者: 電撃攻略本編集部
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2016/02/26
- メディア: 大型本
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- 作者: 週刊ファミ通編集部,週刊ファミ通編集部(書籍)
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
- 発売日: 2015/10/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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