Shaw's Home Page(本館)

自分の趣味について書き散らかす雑記ブログ。

ベイビーステップの最終回

今週のマガジンでベイビーステップの連載が終わってしまった。

2週前に「最終回まであと2話!」という告知があったのだけど、立ち読みした時にはまったく気づかなかったので、その後でこの記事を目にしてめちゃくちゃびっくりした。
mantan-web.jp

そして今週号。扉絵こそ最終回仕様になっていたけれど、内容はいたって平常運転な感じで、全然最終回っぽくなかった。長年いろんな漫画を読んできて、最終回というものもそれなりに目にしてきたはずなんだけど、ここまで締め方が最終回っぽくない漫画って他にあっただろうか…。それこそ、来週のマガジンで連載が続いていてもまったく違和感がない終わり方。

それなりに連載が長く続いた人気漫画ってさ、やっぱり最終回が近づくとそういう話の流れになっていくと思うし、最終話のどこかに特徴的なコマがあったりすると思うんだけど、そういうのがまったくなかったんだよなぁ。これは作者の方針だったのか、編集部の方針だったのか…、よくわからない。

打ち切りだった、ということなのだろうか。でも、打ち切りになるような要因が思いつかない。確かに連載が長くなって、テニスの試合もマンネリ感がなかったわけではない。それでも試合ごとにメリハリや見せ場がしっかりあって、話が面白くなくなったという印象は少なくとも自分にはなかった。まだまだファンが多い漫画だと思っていたので、このタイミングで急に最終回になったのが本当に意外だった。

個人的には、このままワールドツアー編が本格的に始まっちゃうようだと、終わりどきを完全に失ってしまいそうに思っていたので、タイミングとしては悪くはないとも思っている。だけどなー…もうちょっとカタルシスのある終わり方というか…、何かを期待していたんだろうな。まぁ、最終回の特別感をあえて演出しない、というもらしさと言えばらしさと言えないこともないのだが…。

ミックスの巻末に作者のコメントがある漫画ではあるので、最終巻の巻末で何かしら事情に触れられていると嬉しいんだけど。作者がこれ以上続けることに限界を感じていて、自ら幕を下ろしたということであれば、ファンとしては「本当にお疲れ様でした」の一言になるんだけど、外部から何かしらの圧力があったのであればとても悲しい。そうでなければいいんだけどな。