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自分の趣味について書き散らかす雑記ブログ。

ホライゾン・ゼロ・ドーンをクリアした

1ヶ月半前から遊び続けていたホライゾン・ゼロ・ドーン、無事エンディングにたどり着けた。

俺、海外の大作ゲームを遊んで、途中で放り投げずにクリアしたのって今回が初めてだと思うんだけど、これだけでこのゲームがいかに凄いかをしみじみ感じている。遊び始めた時は、アクションRPGとしてのアクション要素がちょっと自分にはしんどそうで、これは途中で挫けそうだな…とも思っていたんだけどさ。物語の導入部にあたる最初の試練での急展開にいきなりガツンとやられて、その後も先が気になるストーリーがとにかく秀逸で、バトルでなんどやられようとも、もうちょっと頑張ってみようという気にさせるパワーが本当に素晴らしかった。いやー、本当に良いゲームに出会えて幸せです。

以下、いつものように感想を箇条書きで。

Horizon Zero Dawn 通常版 - PS4

Horizon Zero Dawn 通常版 - PS4

ゲーム全般の感想

  • クリアまでの所要時間は76時間ちょっと*1。難易度はノーマルで、ゲームの達成度は86%ちょっと。サブクエストをせっせとこなしたお陰で、最後の戦闘に突入する前に「すべての味方が防衛戦に参戦」トロフィーをゲットできた。
  • 遊び始めて一番最初に思ったのは、グラフィックの超絶美麗っぷり。景色の美しさに目を奪われるし、敵である機械獣の精巧さにも見とれてしまう。いや、やつらに見とれていると自分がやられるだけなんだがw
  • 逆に人物の造形はいかにも洋ゲーといった感じで癖の強さを感じた。まぁ、これは自分が国産ゲームのビジュアルに最適化されすぎているだけという自覚もあるんだけど。ヒロインがそんなに美人じゃないってことが自分にどういう影響を及ぼしていたのかはなんとも言えないかなぁ…。感情移入がしづらいってほどではなかったけど、すぐに愛着を持つのも難しいといった感じか。
  • オープンワールドの作り込みはさすがの一言。ただ、同時期に発売されたゼルダBotWほど、世界を探索している感はなかった。でもまぁ、そこはゲームとして向いている方向性の違いとかあるし、どっちが上って比較する意味はないんだが。
  • ネガティブな点はほとんどないんだけど、持ち物の上限がちょっとストレスになった。素材アイテム、どれがいつ必要になるかなかなか判断できないから、捨てるに捨てられないんだよな。貧乏性だとなおさらだ。商人に売ればあとで買い戻せるから、馴染みの商人を作ってこまめに売却していればそこまで困らないとはわかっているんだが…気がつけばすぐに上限に達しちゃうんだよね。

ストーリーの感想

  • 1000年後の地球が舞台で、ポストアポカリプスな世界という設定自体はそこまで目新しくないのかもしれない。けれど、マップの端々に眠っている過去の遺物であったり、物語中盤以降から明らかになっていく世界の謎*2とか、世界観設定とその描き方、活かし方がとにかく抜群に巧い。
  • 中でも、タイトルでもあるゼロ・ドーンとは何を差しているのか…、それが明らかになっていく過程が、物語の表現方法としてとても高いクオリティになってて、結末を見届けるまでゲームをやめるわけにはいかなくなるという。
  • メインクエストだけじゃなくてサブクエストも楽しかったし、それらをこなした上でのラストの展開も良かったんだけど、クエストでこなす作業自体はそこまでバリエーションは多くないので、終盤は若干マンネリに感じられたかもしれない。序盤はフィールドを歩き回るだけでも敵にやられないように注意が必要だったけど、終盤はボス戦除けばけっこうヌルいバランスになったので、その分余計にクエストが作業に感じられるようになった面はあるかもなぁ。
  • エンディングが終わったあとのアレは、全て片付いたかと思わせてまだまだこれからがあるよってことなんですかね。来週リリースされる拡張コンテンツ「凍てついた大地」は、その続きが語られるってことなんだろうか。一応エンディングに至る過程で、ストーリー上で気になったことは一段落したつもりになってるので、拡張に手を出すかちょっと悩んでいるんだが…。

バトルについての感想

  • 序盤、操作が手に馴染んで戦闘の勘所がつかめるようになるまで、一番のザコ敵相手にも結構苦戦したので、正直クリアできるとは思っていなかった。実際、遊び始めてから2週間くらいはゲームの進捗がとても遅い。
  • 特に、序盤から向き合わなければいけないソウトゥースとかコラプターは本当にきつかったな…。終盤になってやつらを無双できるようになってからは、初期の鬱憤を晴らせて楽しかったんだけどw
  • バトルに関しては、とにかく罠やロープをどれだけ出し惜しみせずに使えるかで難易度が一気に変わってくるんだけど、そのことに気づくまでと気づいた後では難易度がかなり変わる。自分は基本貧乏性なので、この手のアイテムを出し惜しみする傾向にあるんだけど、そのせいで余計序盤のバトルがしんどかったってのはあるかなぁ。
  • ストーカーとサンダージョー、そしてストームバードは最後まで苦手意識が…。前者2種に対しては罠をばら撒けばどうにかなるんだけど、ストームバードは空を飛んでいる時間が長いのがなぁ。さらにエイミングが下手くそなので、狙いをつけるだけで一苦労だった。ゼルダの伝説でいうところのZ注目がほしかった。
  • サンダージョーやラヴェジャーの遠隔攻撃は嫌いだけど、奴らの武器を切断してからその武器を拾ってヒャッハー!できるのがクソ楽しい。重火器を手にすると、無意味に敵を蹴散らしたくなるよねw
  • フィールド上の敵は、やばくなったら一度距離を置けば体制を立て直せるのだけど、そうはいかない閉じたフィールでのバトルは最後まできつかった。そのせいもあって、4つある機械炉はまだ2つしか開放できていなかったりする…。
  • ステルスアクションとしては、山賊の砦の攻略は楽しかった。敵から気づかれない場所を確保してひたすらヘッドショット!
  • バトル全体としては、楽しかった思い出よりも苦労した思い出のほうが強いけれど、クリアした今となっては苦労した分達成感はでかい。クリア直前、5個目の動力源のありかがわからなくて攻略サイトを覗いてみたら、戦闘でのコツなんかもいろいろ書いてあって、知らずに背負っていた余計な苦労も多かったのだが、それも込みでの達成感なんだろう。

などなど、とにかく満足度の高いゲームだった。ほんと、このゲームのためだけにPS4を買っても後悔しないレベルだと思っている。難易度調整もできるので、アクションはちょっと…という人でも多分クリア可能な調整になっているはず*3。世界観やストーリーの作り込みだけでも完成度がやたらと高いので、未プレイの人はぜひ一度手を出してみて欲しいなぁ…。

*1:実際にゲームを遊んでいた期間は6週間くらい。

*2:1000年前に何が起きたのか。そして主人公は何に巻き込まれたのか。

*3:試していないので、どのくらい難易度が変わるのかは知らないのだが…w