上野の森美術館で開催中の生頼範義展を見に行かねば…と思っている。
生頼氏のイラストと言えば、人によって映画のポスターだったり、小説の表紙絵だったりを連想するんだろうけど、自分にとって氏のイラストと言えば、何と言っても光栄(現コーエーテクモ)時代のシミュレーションゲームのパッケージイラストだ。Wikipediaの情報を信じるならば、初期の光栄ゲームの多くを担当していることがわかる。
生頼範義 - Wikipedia
自分が最も光栄のゲームを遊んでいた頃と見事にかぶっている。
当時の光栄のゲームといえば、
- 値段がめちゃくちゃ高い
- その分、ゲームもめちゃくちゃ面白い
- パッケージがめちゃくちゃかっこ良い
- 音楽がめちゃくちゃ素晴らしい(特に菅野よう子曲)
- ただでさえ値段が高いのに、サントラ付き*1で更にお値段アップ!
- 光栄自らが出版していたゲームのガイドブック(攻略本)が、読み物としても面白い
などなど、値段が値段なので手軽に遊べるゲームじゃなかったけれど、遊んだゲームはそれなりに思い入れも強かったりする。信長の野望だと戦国群雄伝に武将風雲録、三国志だと2、その他、大航海時代1と2に太閤立志伝、維新の嵐や水滸伝*2、ちょっと地味めなところだと伊忍道なんかも気に入っていたかな?あとは、歴史シミュレーション以外ではエアマネジメント2とか…そうそう、もちろんウイニングポストシリーズのことも忘れちゃいけない。うん、思っていた以上に光栄時代のゲームを遊んでいるな、俺。
さて、生頼氏がパッケージ絵を担当していた光栄ゲームのイラストを眺めているうちに、そういえば昔、光栄のかっこいいパッケージ絵を寄せ集めた壁紙を作ったりしたこともあったなぁ…なんて思い出す。20年くらい前に初めて自分でWindows PCを手に入れてから、ローカル環境で保存されたデータは面々と引き継ぎながら今に至っているので、PCに眠っているデータを漁れば、当時作った壁紙データも発掘できるかもな、なんて思って探してみる。すると…、あったよ。
なんて懐かしいんでしょう。適当に画像を並べただけなんだけどw ちなみに、ファイルのタイムスタンプは2000年4月11日になっている。まだ上京する前で、大学生の頃か。おそらく自宅でインターネットを使えるようになったことで、光栄ゲームのパッケージ絵をネットで見つけて、こんなものを作りたくなったんだろう。
さて、この壁紙の該当ゲームはと言うと。上段が左から太閤立志伝2、水滸伝・天命の誓い、三国志7、維新の嵐。下段は左から大航海時代3、信長の野望・烈風伝、項劉記、蒼き狼と白き牝鹿4となっている。このうち、生頼氏がイラストを担当しているのは、上述Wikipediaの記述が正しければ、太閤立志伝2、水滸伝、維新の嵐と項劉記の4作。この4作と他の4作を見比べてみると、やっぱり作風が違うんだよね。生頼氏のイラストのほうが、人物描写がギラギラしている。対して、残りの4作のほうがあっさりした作風だ。どっちも格好良いことにはかわりがないと思うんだけど、やっぱり個人的には生頼氏のイラストのほうが味があって好きだなぁ。
開催中の展示会では、これらゲームのイラストがどのくらい展示されているのかはわからない。公式サイトをみる限りでは、ゲーム以外の代表作のほうがメインっぽい印象を受けるけど…、むしろゲーム以外のイラストにはほとんど馴染みがないので、それはそれで楽しみではある。
今週末あたり時間を作るつもりだけど、果たして混雑具合はどうなっているんだろうか。
生頼範義 緑色の宇宙 (玄光社MOOK illustration別冊)
- 作者: 生頼範義,オーライタロー,みやざきアートセンター
- 出版社/メーカー: 玄光社
- 発売日: 2014/11/29
- メディア: ムック
- この商品を含むブログ (5件) を見る
以下、生頼氏とは関係ないんだけど。
PCに眠っていた壁紙データでこんなのを見つけた。そういや昔、映画のポスター画像を寄せ集めた壁紙を自作して使っていたんだっけなぁ。バージョンが3つあって、それぞれ作成時期が少しずつずれている。
元画像のタイムスタンプは2000年5月31日。対象作品はまだまだ少なめ。
元画像のタイムスタンプは2001年4月30日。って、上京した直後かな?対象作品が一気に増えている。
元画像のタイムスタンプは2003年1月12日。これは今の職場に転職した直後だなぁw バージョンその2とレイアウトは変わっていないけど、対象作品やポスター画像が微妙に差し替わっている。
当時のお気に入り作品のポスター画像がまんべんなく入っていて、自分の好みが一目瞭然な仕上がりに。ただ、そんなにキャメロン・ディアスのファンだったっけかなぁ…?と思わないでもないけどw
今ではこんな面倒なものを作ろうという情熱もないけど、それでも今こういう壁紙を作るならどんなポスター画像を選ぶだろうか、なんて考え始めると楽しくなってくるのは映画好きの性というやつだろうか。