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自分の趣味について書き散らかす雑記ブログ。

IQを溶かすアニメを観る

数日前からTwitterのタイムラインで、「けものフレンズ」の話題を目にすることが急に増えた。このブログあたりがきっかけの一つなのかな?
wasasula.hatenablog.com

「IQを溶かす」というキーワードが妙に気になったのと、いろんな動画配信サービスで、第1話が無料配信されていることもあり、さっき試しに1話を観てみたところ…なるほど、これはIQが溶けるw

とにかくゆるーい、そしてケモナー歓喜の登場キャラたち。自分もややケモナー属性持ちかもという自覚があっても、最初の5分くらいでこれはちょっと自分には合わないかもなぁ…なんて思っていたのだけど、何も考えずにそのまま観ているうちに、いやこれはこれでありかも?と思うように。

棒読みぎみに連発される「すごーい!」。次々と登場するフレンズたち。世界の解説をする謎のロボット。2話目以降流れるOP曲で妙に耳に残る「けものはいても除け者はいない」フレーズ。一見雑にもみえる3Dアニメなのに、それがなぜか癖になっていくという。まさにIQが溶けるような感覚!これはおそろしいアニメやでぇ…。1話目を観たあと、続きが気になってしまったので、もう何も考えずにamazonにお金を払いましたとも、えぇ、えぇ。

正直、合わない人や馴染めない人も多いと思うし、自分からこのアニメを知人にお薦めしようとは思わない。こういう形で話題になっていなかったら、自分だって1話目の序盤で見切ってたと思うし。でもね、たしかに謎のパワーがあるアニメでもあることは確かで、一度癖になると愛でずにはいられなくなる中毒性があるんだよね。

まぁ、まだ4話目までしか鑑賞してないので、この先どう転んでいくのかはわからないんだけどな。とりあえず来週放送分からは録画して追いかけることにする。あわよくば最終回まで、このIQが溶けるアニメであってほしいなぁw

「ハナ 奇跡の46日間」鑑賞

最近のお気に入り作家さんに、王城夕紀という作家さんがいる。最近ようやくKindle化された「青の数学」もとっても面白くて、氏のTwitterアカウントもフォローするようになった。で、先週このようなツイートをされていた。

そういえば、「ハナ」はいずれ観る映画リストに入れたまま、すっかり忘れてたよ…。動画配信されてないかなーと思って検索してみると、なんとNetflixで配信が始まったばかりじゃないの。これは早速観てみるしか!

というわけで、昨夜NetFlixで鑑賞した。もうねー…素晴らしいの一言ですよ。もともとスポ根映画が好物だということを抜きにしても、これはもう手放しで絶賛するしかない。

  • スポ根で実話という時点で、面白いに決まっている。
  • 北朝鮮と韓国の分断をテーマにした話を、韓国が本気で映画化してハズレ作品にはならない*1
  • 卓球シーンの迫力がめちゃくちゃ凄い。とにかくリアルで、そして熱い!
  • 主演の二人がとにかく良い。ペ・ドゥナってそんなに美人な女優さんだとは思わないのだけど*2、なぜかいつの間にか釘付けになっちゃうのはなぜだろうか。眼力か。
  • 一見チープなようなドラマ描写も、すべて終盤の盛り上がりにつながっていって良かった。
  • 物語の発端は、朝鮮半島の融和政策という政治的な話題にあるわけだけど、それが映画に与える影響は重すぎず軽すぎず絶妙だった。
  • スポーツを通して築かれていく友情と、でもどうしようもない現実という物語の構成は、映画でもよくあるものだけど、そんな普遍的な脚本でもぐいぐい引き込まれるのは、それだけ完成度の高い映画だったという証だろうなぁ。

今は見る影もないけれど、20年ちょっと前にはこういう融和政策もあったんだなぁ…と思うとね。エンドロールで説明のある通り、主役の二人も1993年の大会を最後に再会を果たしていないらしいし、まったく難しい問題だ。

おまけ。TwitterでこんなGIF画像を見つけた。なごむw

ハナ 奇跡の46日間 [DVD]

ハナ 奇跡の46日間 [DVD]

青の数学(新潮文庫)

青の数学(新潮文庫)

天盆

天盆

*1:と断言できるほど韓国映画観てないけどな!

*2:ただし「ほえる犬は噛まない」は例外。ほろ酔い姿のペ・ドゥナはめちゃくちゃ可愛かった

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個人的ランキングについて

先週、匿名ダイアリーでこんな話題が盛り上がっていた。
anond.hatelabo.jp

これは耳が痛い話だ…。自分もこのブログを続けてきて、ちょいちょい個人的ランキング記事を書いてきた。
shaw.hatenablog.com

大抵アフィリエイトリンクを貼っているし、あわよくば小遣い稼ぎになるかも?という欲もないわけじゃない。でもね、違うんだ、違うんですよ!

という話の前に、個人的ランキングはなぜ量産されるのかを考えてみたい。すぐに思いつく理由はこんなところだろうか。

  • 好きな話題を共有したい
  • アフィリエイトで小銭稼ぎが楽にできそう
  • 自分の知識に対する顕示欲
  • ただそこにランキングのネタがあるから

個人的ランキングを好意的に受け止めるならば1つ目の理由になるだろう。自分の好きな漫画や映画のランキングを公開することで、同好の士との交流につながるかもしれない。ネットならひょんなことからつながりが生まれるかもしれないしね。自分も、漫画や映画のランキングがホッテントリに挙がってると、ダメ元でも思わず覗いてしまうのは、ひょっとすると自分と好みの近い人が見つかるかも!という期待が未だにあるからだ。

対して、明らかにアフィリエイト目的だとわかるランキングにはネガティブな印象を持ってしまうだろう。また、50選とか100選とか、熱量はわかるけれど、裏返せば単なる顕示欲の発散としか思えないランキングも好きになれないし、参考にすることも出来ない。

そして4つ目。これ、どういうことかというとですね、ハイ・フィデリティという小説(またはその映画化作品)を読んだことがある人には伝わりやすいと思うんだけど、ランキングに使える話題を思いつくとそのランキングを作ることに夢中になってしまう人々が少なからずいるということだ。

1年くらい前にこんなエントリーを書いていて。
shaw.hatenablog.com

文章の締めに

リストを作成するということは、単なる自己満足で終わることが多いし、それを他人に押し付けたところで共感を得られることなんて滅多にない。だけど、リストを作って楽しむことに理由なんて必要無いんだということが確認できるだけでも、この小説を読み返す価値はあるんだと、いつも読み終わるたびに思うのである。

と書いているんだけど、わかるかなー…この気持ち。ネタを思いついたらリスト(ランキング)を作って楽しみたいし、作ったからには文章として残したい。そうするとちょっと欲がうまれて、一応アフィリエイトもはっておくかってなっちゃうんです!いわば、話題の共有でもあるし知識欲の顕示でもあるし小遣い稼ぎでもあるので、すべてのハイブリット型とも言えるだろうか。

その行為にうなずける要素がない人には、チラシの裏でやれ、ネットを汚すなって一言で終わっちゃうのだろうけど、自分のブログでほそぼそと続ける程度ならさ、ご容赦願いたいわけですよ…。なんてことをひっそりと主張したいのであった。

しかしあれだな、さっきのURLで勝手にハイ・フィデリティの本文を引用しているんだけど、この一文は示唆に富んでいて本当に秀逸だな。

バリーの会話は、名前の羅列でしかない。いい映画を見ても、プロットを説明するわけでもなければ、どんな気持ちになったかを述べるわけでもない。(略)彼は、トップ・テンとかトップ・ファイブとかいう基準でしかものを考えない。だからそのうち、ディックと僕もそうなってしまった

映画だとバリー役をジャック・ブラックが演じているんだけど、これがまた見事なはまり役でねぇ。小説も映画もオススメなので、未読・未見であればぜひ一度手にとってみることを強く推したい。

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MacBook Proとのお別れ

仕事でもプライベートでも、PCはWindowsばかり使ってきた。けれど、7年前に初めてiPhoneを購入してからというもの、急にアップルかぶれを発症し、Macも一度使ってみたいなあ…と思うようになった。そして。

で、しばらく自宅のメインマシンとして活躍していたのだけれど、OSのバージョンをあげるたびに動作がもっさりするようになった。特に、Yosemiteにアップグレードした頃から、ストレスなく使うのが厳しくなってきた。そんなこともあり、ここ3年間はiTunesの音楽管理とiPhoneフルバックアップくらいでしか使用していなかったのだけれど、今ではそのiTunesを起動するだけでも随分と待たされるような有様に。さすがに同じPCを7年間使い続けるのは無理があるよねw

このまま使い続けるのは流石に限界を感じたので、後継機を購入するか、Macとおさらばするか検討することに。というか、つい先日買い替えたばかりのWindows10マシンが快適に動いている中で、クソ高いMacBookを新調するという選択肢はないわなぁ…。ほとんど悩むことなく、ここらでMacとはお別れすることにした。

iTunesのデータをWindowsに移行するのがめんどいかもなぁ、という点だけが気がかりだったけれど、nasneをファイルサーバとしてデータの中継地点にして、寝ている間にごそっとデータの転送を行うことで、思ったほど手間暇かからず移行できた。以前、WindowsからMaciTunesのデータを移行したときはプレイリストの引き継ぎがうまくできなかったのだけど、今回はそこもクリア。…できたと思いきや、部分的に再生回数やレートのデータが欠損している。何が原因なのか調べるのが面倒になったのと、曲名やアーティスト名は問題なかったことから、欠損分はそのまま放置することにした。

あとは、Windows10マシンとiPhoneとのデータ同期やバックアップが無事機能していることを確認後、MacBook Proを定位置だった机の上から撤去完了。がっつり活躍してくれたのは4年程度だったけれど、おかげでMacの使い方はそれなりに理解できた。何度かアップルストアのお世話になった*1ことで、初期費用だけでなく維持費も結構掛かることも学んだしね!その結果、Windowsに回帰することになったけれど、いろいろ気づきのある付き合いとなったことには感謝している。7年間弱、お世話になりました。

*1:これとかこれとか。

TLDが .ai なドメインを取得したい

※ 2018年6月6日追記
意外とこのページへのアクセスが多いようなので補足します。
久々に.aiドメインレジストリサイトのFAQを読んでいて気がついたのですが、
現在はもう個人でレジストリにユーザー登録することができないみたいですね。
なので、これからはじめて.aiドメインを取得しようとするなら、
このTLDを取り扱っているドメインレジストラを利用するしかないみたいです。
安いところでも17000円程度/2年はかかりそうですね…。

ランチを食べに外に出て、なんとなく考え事をしながら歩いているうちに、ふと個人用のドメインを新調したい、と思いつく。なんでいきなりそんなことに思い至ったのか、今となれば謎なんだけど。

個人用のドメインとして、長いこと s-hashi.net というドメインを使っている。whoisを確認してみたところ2003年に取得しているので、かれこれ13年もの付き合いになる。当時、勉強がてら自分でドメインを取得してみよう!と思いたち、いざ取得するにあたってドメイン名に良いアイデアが思いつかず、それで結局自分にとっては意味はあるけど文字列自体には魅力のないドメインを選んだ。で、取得後暫くの間はしっくりこないドメインだなぁ…なんて自分で思っていたくらいなのだけど、そのまま使い続けているうちに、いつのまにか馴染んでしまった。

というわけで愛着はそれなりにあるんだけど、やっぱり洒落っ気のない、味気のないドメインであることには変わりがないんだよね。なので、良いアイデアがあれば新調してみるのもやぶさかではないなぁ…なんて思っている。そこで真っ先に思い浮かんだのは .ai というTLD。なぜ .ai なのかというと、Twitterなんかでも使っている hashimukai というワードに思い入れがあるから。つまり、末尾に .ai が使えると、hashimuk.ai というドメインが完成するわけですね。

この、ドットを抜くと意味のある単語が完成するドメインに、昔から憧れがあるんだよね。思えば、ソーシャルブックマークの先駆けともいえるdeliciousを初めて知った時、そのソーシャルブックマークというサービス形態に驚くより先に、del.icio.us というドメインに惹かれたことを思い出す。くー、そうきたかぁ…みたいな。同じような理由で、ちょっと前まで勤務先の会社用ドメインTLDに .us を使っていたのだけど、周りはともかくとして私はとても気に入っていた。

で、もし hashimuk.ai ドメインが使えると。例えばこの先転職活動をすることになったとして、連絡先のメールアドレスに shaw@hashimuk.ai とか使えちゃうわけですよ。もう、これだけでちょっとしたアピールですよ!え?こんなのでアピールになるわけないじゃんだって?いやいや、自分が採用担当だったら、連絡先メールアドレスに何を使ってるかは必ずチェックするし。まぁそれだけで採用を決めたり落としたりってことにはならないけど、少なくとも独自ドメインを使ったメールアドレスだとインターネットのことを理解してる人だな、って思えるし、それが見たことのないTLDだったら、その相手にかなり興味を持つと思う。たとえそれがはったりであっても。

おっと、話がそれてしまった。話をドメイン取得に戻そう。

そもそもTLDの種類は無限ではないし*1、個人でも利用できるTLDでなければ、良いアイデアが思いついても取得はできない。となると、まず調べるのは、使いたいTLDが存在し、かつ個人でも取得可能かどうかだ。

というわけで、.ai について調べてみた。

.ai - Wikipedia

おぉ、素晴らしい!どうやらccTLDとして存在しているらしい。なんとなくAI関連のドメイン用のgTLDとして存在してそうだなぁなんて思っていたのだけど、実際にはアンギラという国のccTLDだった。アンギラってどこにある国なのよ…とか、だいたいにしてアンギラのどこからaiになったのよ…とか、思うところもあるけれど。

さて、gTLDではなくccTLDとなると、場合によっては取得制限が厳しい可能性もあるなぁ…と思いつつ、もうちょっとグーグル先生を頼ってみる。すると、ドメイン取得の代行業者で .ai を扱っているところを発見する。

www.gonbei.jp

このゴンベエドメインというレジストラを使ったことなかったのだけど、TOPページで謳っている

ゴンベエドメインでは、他社では取扱いのない海外ドメイン、特殊なドメイン、高額なドメインなど、世界中の特別なドメインを約1000種類ご用意しております。「取得手続きがわからないドメインがある」「確実な更新手続きがほしい」など、ゴンベエドメインがドメインのお悩みを解決します!

という一文に偽りなしらしい。素直にすごい気がする。

ただ、やっぱりお値段がなぁ…。この文章を書いている2017年2月現在で25,920円/2年。日本でおなじみのTLDだと、1,000~5,000円/1年程度が相場だと思うので、個人でこの価格はちょっと厳しい。長い付き合いになるかもしれないから更新費も馬鹿にならないし。

では、代行業者を頼らず、直接取得する方法はないだろうか?と思ってさらに調べてみたところ、こんなページを発見する。どうやら .ai ドメインレジストリっぽい。whois検索だけでなく、ドメイン管理もここからできそうだ。FAQページも確認してみる。アンギラという国がイギリスの植民地だったこともあって、公用語が英語だ。これならひょっとすると代行業者を頼らずともどうにかなるかもしれない。

FAQページによると、肝はこのあたりだろう。

  • ユーザー登録には100ドルかかりますよ。
  • ユーザー登録時、メールと電話で確認しますよ。
  • ドメイン取得は100ドル/2年ですよ。

初回のユーザー登録でコストがかかるとはいえ、ドメイン取得・更新で発生するコストは、代行業者を頼るよりも安上がりになるので、長いこと使い続ける場合個人で管理したほうが間違いなく安上がりになるだろう。ただまぁ、いくら公用語が英語とは言え、日本語ではないサービスを使うわけなので、ドメインを管理する上でのリスクはそれなりに上昇すると思われる。例えば、更新期限のお知らせメールが英語だったばかりに、スパムだと思って内容を確認せずに、そのまま更新を忘れてしまう問題とか。ネームサーバ関連の設定を管理画面で行うことができず、担当窓口に直接連絡を取る必要が発生してコミュニケーションで問題が発生したり*2。代行業者を利用する場合は、基本的にそういうリスクも代行してくれる(はず)なので、そのリスクヘッジに高めのお金を支払うかどうか、という判断になる。

あとは、ユーザー登録時の本人確認で「電話」が必要なところか。これ、レジストリの担当者から直接電話がかかってくることなんだろうか…。そうなると、その時点でコミュニケーションが行き詰まってしまいそうだ。

以上を踏まえると、それなりに高額な更新費を支払うか、または英語によるコミュニケーションを自己処理できるかの2点について、どちらかを選択できれば .ai ドメインを取得することは可能っぽいことがわかった。

TLDが .ai であるドメイン、思いつく限り、

といったユースケースがあると思う。ニッチであってもそれなりに需要はありそうなので、もうちょっと取得にお手頃感が出るとありがたいんだけどなー…。

*1:今では新規にgTLDを作ることができるようになったので、実質無限になったのだけど、個人じゃぁ現実味はないしね。

*2:どちらも過去にやらかしたことのある事例だったりする…w

高校数学の再学習(決意表明)

職場の元同僚Yさんからランチのお誘いがあった。Yさんと同僚だったのは1年ちょっとだったのだけど、話が面白いし、コミュ障ぎみの自分でも気楽に話ができるしで、今でもたまに会って近況報告だったり意見交換だったりをする。

で、会ってそうそう「今年の目標として、本腰を入れて英語の勉強をします」という宣言をきく。ほほぅと頷きながら、そういえば自分も今年は勉強したいと思っていることがあるんだったな…と思い出す。それが高校数学の再学習だ。最近話題の機械学習ディープラーニングについて、入門の扉を叩くには最低限高校数学の理解が必要だ、ということで、その学習の必要性を感じていたのだった。

プログラマーとして社会人になったけど高校数学を1から独学している - It's okay to be weird

自分も最近、漠然と高校数学を改めて勉強したいなぁ…って思っていたので、まずはこの本を手にとってみようかな。

2016/05/16 11:47
b.hatena.ne.jp
機械学習に本気で取り組むためにやった数学周り 前半戦結果 | きのこる庭

最近、本気で高校数学を勉強し直したいと思ってる。思ってるんだけど、一人じゃなかなかやる気にならないんだよなぁ…。

2017/01/25 16:05
b.hatena.ne.jp

というわけで、自分も「じゃぁ私は高校数学をやりなおします」という宣言をした。なら、今年の年末に、どっちが成果を上げられたか勝負しようじゃないか!という話で落ち着く。英語と数学で勝負するったって、センター試験を受けるわけじゃあるまいし比較基準も何もないんだけど、まぁそこはお互いの成果を発表したうえで、ノリで判断できるんじゃないかとw とりあえず言えることは、自分の心の内で何かを決意してもすぐになあなあになって何も出来ずじまいということがあまりにも多いので、自分以外の誰かに決意表明をするだけでも、取り掛かりの第一歩としては大きいのではないか、なんて思う。

さて、では実際に高校数学を再学習するにあたって、漠然と勉強したところで成果を上げることはできないので、目標設定と、そのための手段について検討をする必要がある。目標は一応ある。それは上述どおり、機械学習ディープラーニングについて理解するのに必要最低限な知識を得ることだ。

ではその必要最低限な知識とはどのラインだろう。最近何度か、有意義そうな成果報告を目にしたので、それを参考にする。

tkykhk.hatenablog.com
qiita.com
kinokoru.jp
futurismo.biz

いやー、こういう知見って本当にありがたいですね。ざっくり目を通してみた上で、このあたりを攻略していくのが良さそうかなぁ…?と目星をつけてみる。

参考書

この三冊だけでどうこうなるものじゃなさそうなので、確率統計や基礎解析あたりを攻めるための本も間に挟む必要はありそう。とりあえず「長岡の教科書」から挑んでみて、その手応えや学びから次のステップは見極めていこうかなぁと思う。

読み物

堅苦しい勉強だけだと長続きしそうにないので、楽しめる要素もまぜていく必要がありそうだ。幸いにして小説を読むのは大好きなので、数学を活かした物語なんかも間に挟んでいきたい。

WEB教材

  • Machine Learning
  • Studyplus
  • 高校数学の美しい物語

本をベースにした自己学習だけだと、自分の理解が正しい方向を向いているのか不安になりそうなので、WEB教材も織り交ぜていくのが良さげ。Machine Learningは敷居が高そうなのだけど、無料で質の高い授業を受けられるともっぱらの評判なので、一度試してみる価値はありそうだ。あと、学習履歴の見える化として、Studyplusというwebサービスが便利そうなので、一度ためしてみようかな?

学習環境の構築

教材の選定が重要なのはもちろんのことだけれど、それ以上に重要なのは学習環境をどうするか問題だと思われる。自宅でこういう学習が長続きした試しがないので、どういう環境でどういう手段をとるか、真剣に考える必要がある。

  • 図書館やカフェを利用する?
  • 仕事のある日は昼休みを活用する?
  • 勉強会に参加する?
  • 自宅でも学習が捗るような習慣づけを工夫する?
    • 机や椅子を新調する→いっそのことアーロンチェアを導入してみるとか?
    • ネットに繋がらない時間をつくってみる→やりようはあるかも?
    • 学習部屋を用意する→広い部屋と引っ越しが必要なので現実味なし。

とりあえず言えることは、学習するという行為を毎日の習慣にまで持っていく必要があるだろうことだ。幸いにして、帰宅後に1時間程度の勉強時間を確保する余裕は十分にあるので、あとはその時間を無為に過ごすのではなく学習時間にあてるようにできるかどうかだ。それがとてもむずかしいわけだが…。こればかりは現時点で手探り状態なんだけど、やる気のあるうちに方法を確立しないとすぐに飽きちゃうのは目に見えているからなぁ。。

まぁ、まずはこういう文章を残すことで、いつもより本気度は高いですよ!という意思表明なのでした。が、がんばるぞぃ…。

長岡先生の授業が聞ける高校数学の教科書数学 (考える大人の学び直しシリーズ)

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数学者たちの楽園: 「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち

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映像研には手を出すな!

Twitterで少し評判になっているのを目にして、面白そうだったので読んでみた。

映像研には手を出すな!(1) (ビッグコミックス)

映像研には手を出すな!(1) (ビッグコミックス)

ちょっと癖の強いJK3人組がアニメを作るために奮闘するお話。設定だけみるとハックス!を連想する人もいるかもしれないけど、作風も内容も全然違う。ハックス!はゴール目指して勢いで邁進するようなところのある話だけど、映像研には手を出すな!はちょっとゆるい。いや、一コマ一コマに込められている熱量や密度は相当に濃いので、けっしてゆるい漫画ではないのだけど、漫画としての熱量=ストーリーの熱さではない、というかなんというか。

徹夜してアニメを作る場面はあってもそこに悲壮感はないし、主人公たちのやっていることはすごいのに、それを日常寄りにみせることで、演出としてあえてゆるさを意識しているというか…。それが悪いことじゃ全然なくて、だからこそ味のある漫画になっていると思っている。そして、漫画好きだけじゃなくて、アニメ好きにも共感を呼びそうな内容にもなっている。次巻次第では、来年の漫画大賞系で名前が挙がりそうなパワーを持っている気がする。

そのへんは、興味があったら直接読んでみて感じてもらうとして、もう一つこの漫画でとても印象に残ったことがある。それは吹き出しの演出。ところどころ、コマのパースに合わせて、吹き出しとセリフも斜めを向いているんだよね。小細工といえば小細工なんだけど、それが個人的に妙に臨場感を生んでいるように思えて。例えばこのコマ。

f:id:shaw:20170201010019j:plain

路地を歩いているのは絵だけでも伝わるんだけど、この吹き出し演出がさらに相乗効果を生んでいる。気がする。この発想はなかった…と思えるくらい、自分には斬新な演出方法だった。今までそれなりに漫画は読んできたけれど、こういう見せ方ははじめて目の当たりにしたような。いや、世の中にはそれはもうたくさん漫画があるので、他の漫画でとっくに同じような演出を使っているのかもしれないけど、もしそうだとしたら起源はどこにあるんだろうなぁ…?なんてことが気になったのでした。

あとはあれだなー、見開きのコマがちょっと多めなので、Kindle端末で読む場合はpaperwhiteよりもFireないしKindle for PC、電子書籍よりも紙のコミックスで読んだほうが読書体験としてはストレスが少ないかもね。ということを、paperwhiteで読みながら思ったとさ。