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自分の趣味について書き散らかす雑記ブログ。

エラゴン読了

昨日、会社から文庫本になったエラゴンを借りたと触れたばかりなんですが、今日、体の疲れを癒すつもりで一日中家でごろごろしながらエラゴンの小説を読み始めると、あっという間に中巻を読了してしまい、続きがとても気になったんで、結局ハードカバー版を引っ張り出してそのまま読み続け、気がつけば読了していましたとさ。これじゃ、文庫本を借りた意味、まったくないよなー…w

読んでみての感想は、良く出来た一本道ストーリーのRPG、といったところでしょうか。ストーリーに対してのひねりはほとんどなくて、途中仲間になるマータグというキャラの出自でちょっと驚いたくらいで、あとはほぼ直球一直線なお話です。伏線もあまりないし、これだけだと一気に引き込まれるほどじゃぁないんですが、エラゴンの相棒のサフィラというドラゴンの描き方が抜群に良くて、エラゴンとサフィラのやり取り一つ一つについつい魅せられちゃうんですよね。やっぱり、これが本書の最大の特徴なんじゃないでしょうか。ファンタジーにドラゴンという生き物は欠かせない存在かもしれませんが、これだけ感情移入しやすいドラゴンの存在は、他のファンタジー物とは一線を画しているのではないかな*1、と思いました。

サフィラをどううまく映像化するかが、映画化の成否の鍵になるんじゃないですかね。

エラゴン 遺志を継ぐ者 (ドラゴンライダー (1))エラゴン 遺志を継ぐ者―ドラゴンライダー〈2〉 (ドラゴンライダー (2))エラゴン 遺志を継ぐ者―ドラゴンライダー〈3〉 (ドラゴンライダー (3))

あ、あとここで映画エラゴンのファンサイト立ち上がってます。登場人物の相関図とか、用語とか、わからなくなったときに役立つかもしれませんねー。

*1:とえらそうなこといえるほどファンタジー小説を読んできたわけじゃないど…