剣嵐の大地
第1巻を読了した。
いやぁ、このシリーズは話が進むごとにどんどん面白くなっていきますね。続きが気になってたまらん。
ストーリーは第2部である「王狼たちの戦旗」の続きなので、この話から読み始めてもさっぱりわからないと思います。登場キャラもすごく多いしね。第1部「七王国の玉座」の読み始めの頃は、登場キャラの多さに辟易してましたが、今ではそれすらも楽しいですからね。今まで、ちらっとしか名前が出てこなかった人物に、第3部になって実体が伴うようになったりして、どんどん話が膨らんできてるのに、ストーリーが破綻することなく秩序だって進行していくのにはため息がでますね。作者の物語構成力は、すばらしいの一言に尽きるかと。
さて、第2部のあとがきで、第3部ではキングスレイヤーことジェイムのパートも、なんて書かれてましたが、そのとおり捕虜のジェイムが旅をする(?)パートも出てきます。全体的に、ラニスター家がおいしい役どころ(ただし、第2部で縦横無尽の活躍をしたティリオンは怪我の療養中…)で、逆に敵対するスターク家はどんどん苦しくなってます。でも、今まで読んでてつらかっただけのサンサが少し落ち着いてきたのと、逃亡中だったアリアも少しだけ安全になったりで、一方的にスターク家が落ちぶれていくという展開でもなさそうです。この辺、王国中央でのごたごたが、次巻でどう動きくのかがまったく予想できないしなー…。
あとは、これは第1部からずっとそうなんですが、北の異形人のパートでの緊張感が、他のパートとは一線を画している状況、話がすすむにつれてより際立ってきた印象。結局ベンジェンはどうなっちゃったんでしょーかねぇ。。