真実(ヴェリティ)の帰還
帰省中にまで読まんくてもいいのに、と自問しながらもついつい読み始めてしまって、気が付くと数時間経過しちゃってたりしたファーシーア一族の最終巻、「真実(ヴェリティ)の帰還」を読了した。
個人的には、旅の経過の長さだったり、登場キャラたちの抱える傷の深さだったりと、ラストまで続くストーリーの重たさに、1作目や2作目よりも辛くなってしまいましたが、それでも独自の世界観に最後まで魅せられて、しっかりと楽しめたと思います。まぁ、凄い実力を秘めているようで、最後までドジをしっぱなし(というか、敵に踊らさて事態を悪くさせていた?)主人公が不憫でたまらんですが。中盤から最後まで、彼にとっていいことはほとんどなかったのでは…。でも、その主人公と仲間達の台詞に、自分の人生だったり、他に読んだり聞いたりしたことのある話だったりに重ねたりして、要所要所で「この台詞、深いなぁ」と思ったのは私だけじゃあるまい。
ちなみに、個人的には一番初めの「騎士(シヴァルリ)の息子」が一番好きです。ストーリーが続くにつれて、主人公含む登場人物が不幸になっていくので、その辺で人によって評価分かれそうな気はするけど。
真実(ヴェリティ)の帰還 上<ファーシーアの一族> (創元推理文庫)
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真実(ヴェリティ)の帰還 下<ファーシーアの一族> (創元推理文庫)
- 作者: ロビン・ホブ,鍛治靖子
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