カラマーゾフの兄弟
あまりにも有名な小説「カラマーゾフの兄弟」を読書中。確かに面白い。面白いというか、深い?というのかな。キリストとか宗教や哲学が散りばめられた話は、個人的にもやもやした感じがさっぱり理解できず苦手意識が強いんですが、この話はそんなことを気にさせることなくグイグイと引き込まれますねー。
今日は、特に有名な「大審問官」のくだりまで読みすすんだんですが…。イワンの語る老審問官の話は、キリスト教(というか宗教全般)に対する理解が全くない私にはあまりにも難しい内容ですね。たかだか50ページの話を2時間くらい反芻しながら読む羽目になってしまいました。
人間に与えられた自由とは結局自由じゃぁないということになるんですかね。あまり「自由」という言葉に対して深く考えてみたことがなかったのですが、それは今があまりに「自由」だからそんなことを気にかける必要がないのか、そもそも実のところは「自由」なんて存在しないからなのか、それともいつの間にか「自由」であることを放棄してしまっていたのか…。
この先、「カラ兄」を読み進めるにつれて、この手の問答が繰り広げられるなら、読み終わるまでにかなりの集中力と時間が必要になるかもしれないな。。
- 作者: ドストエフスキー,亀山郁夫
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/09/07
- メディア: 文庫
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