君のためなら千回でも
昨日、久々に劇場に足を運んできた。本日は2本のはしご。観たい映画が結構たまってきた中で、本日鑑賞してきたのは「君のためなら千回でも」と「ジェシー・ジェームズの暗殺」の2本。
「君のためなら千回でも」は、原作*1の出来がとても良かったから楽しみにしていた一本。でも、逆に言うと、原作の出来が良い場合って、映画がそれを超えることってほとんどありえないんだよな。
で、観賞してみた感想はというと。やっぱり原作を超えるのは無理っすね。時間の制約や演出の問題があるから、主人公の罪の意識がいまいちこちらに伝わってこない。シナリオは原作にとても忠実だし、場面ごとの美しさ(凧揚げのバトルシーンとか、臨場感ありますよね)は小説では手に入れられない部分だから、映画ならではの良さも当然あるんだけど、個人的にはあと一歩かなぁ…という感じ。でも決して悪い映画ではなくて、むしろ人にお勧めできる作品だと思います。たぶん、映画を観た後に原作を読むと、もっと深く味わえて二度おいしい思いができるかと。
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*1:「カイト・ランナー」を昨年11月頃に読んだけど、ちょうどこの日記の更新がとまっていた時期だったから、ここでは触れてないなー…