サヴァイヴ - Shaw's Home Page（本館）

サクリファイス、エデンでおなじみ近藤史恵さんのサイクルロードレース小説に新刊がでたので、早速購入。さくっと読んじゃった。今回は、今までのシリーズとは趣向がちょっと違って、チカ視点の長編ではなくて、チカ含む3人の視点による短編小説になってた。それぞれが抱える心の葛藤をメインに、それでもプロのサイクルロードレーサーとして闘う姿を描いた内容になってた。

この本も面白かったんだけど、個人的にそれ以上に印象に残ってしまったのが、栗村監督が寄せた紹介文。

栗村修／どん底の苦しみの中、「生き抜く」ということ┃近藤史恵『サヴァイヴ』

監督自身の経験談も踏まえた内容に、しみじみとしてしまった。実際にヨーロッパに単身で渡り、活動してきた人の話はやっぱり重みが違うよね、と。