特集ワイド:活況「ライトノベル」子供だけではもったいない
という記事を読みながら、過去に何度か疑問に思った「ビブリア古書堂はラノベなのか?」問題が俺の中で再燃中。
そもそもどこからがラノベなのか、という基準がよくわからないので、個人的には「本文中に挿絵があればラノベ」というふうに考えるようにしてる。ただ、この基準だと「ビブリア古書堂」はラノベには属さない。
上記URLの本文中には「一般には、表紙と挿絵にアニメ・マンガ的イラストを使った、中高生を主な読者とする小説」とあった。この基準でも、ビブリア古書堂はラノベに属さないような…気もするわけだけど、最初に取り上げられている本がビブリア古書堂なので、すでに整合性が取れていない。
仮に、挿絵の有り無しに関わらず、表紙絵にアニメ・漫画的イラストが採用されていればラノベ、と定義するなら、数年前にちょっと話題になった、小畑健が表紙絵を書いた、芥川龍之介の「地獄変」やSF長編の「新しい太陽の書」なんかもラノベというカテゴライズになってしまう。極論だけども。
以前はジュブナイル小説と言われてたジャンルが、さらに細分化して今に至ってるんだろうけど、既にラノベとライトな文芸書の境界線はかなり曖昧なんでしょう。そして、ビブリア古書堂なんかはまさにその境界線上の作品なんだろう、とは思う。
と、いまいちしっくりこないままだとちょっと気持ち悪いので、やっぱり「本文中に挿絵があればラノベ」という基準を提唱したい。誰に提唱してるのか自分でも不明だけどw
ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)
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