POGのドラフト会議(2020年シーズン)
コロナ禍の影響で、今年のドラフト会議はZoomを使ったオンライン会議になりました。参加メンバーはここ数年固定していて、今年もいつもの10人。思ってたよりも普通に進行して、とくにトラブルもなく終了。念のため1週間前にテストをしていたのも良かったのかもしれない。各自自宅で好きなものを飲み食いしながら、終始ゆるーい雰囲気だったので、これはこれでありかもしれないけど、年に1度の集いでもあるので、やっぱりドラフト会議は一堂に会してやりたいよなーとも思った。世間話が少なめだったと思うしなぁ。
さて、今年のドラフト指名の傾向についてである。最大の話題は、なんといっても新種牡馬モーリスとドゥラメンテの産駒をどうみるか、だと言える。特にモーリス産駒は、ノーザンが尋常じゃないほど力を入れていた感じで、それを受け入れるか逆らうかで指名傾向がはっきりと分かれそうだ。産駒の評判自体、もともとはそこまで高くなかったっぽいのに、調教し始めてからぐんぐん評判が上がっていったというのも、なかなか悩ましいポイントである。
自分の場合、どうにもシンボリクリスエス臭を感じるな…と思っていたのだけど、POG本を読んでいるうちに、これは逆らうわけにはいかないなーと思うようになり、ドラフト会議直前では、もうモーリス固めでもいいんじゃないか?とまで思うようになっていた。ここ数年指名馬リストを作る方法はかわらないのだけど、ここ2年はそれで下位に低迷してるので、なにか思い切った作戦をやってみるのも良いのではないか?と思っていたこともある。
そんなこんなでドラフト会議にいどみ、その結果今年の指名馬はこうなりました。
セブンサミットは案の定競合あり。ただ、人気がサトノレイナスに偏ったおかげで、サイコロの相手は一人だけで、なんとか指名に成功。びっくりしたのはルペルカーリアで、2位で単独指名だった。これをみて、みんなモーリスは積極的に指名しにいかないのかな?と思って、3位でディープ産駒を指名したら、このあたりからモーリス産駒がどんどん消えていったので、何を上位にみるかの優先度がみんなと違ったのかもしれない。慌てて4位でゾディアックサインを指名したら競合。これもサイコロ勝負で勝てたのは良かったのだが、はずれ4位でブルメンダールが消えてしまったのがちょっと痛かった。狙っていたんだがなぁ。
モーリス産駒は7~8頭くらい指名しても良いのではないか、くらいに思っていたのだけど、他のメンバーとモーリス産駒の獲り合いになってきたのでここらで方針転換。いろんな種牡馬の産駒をバランスよく(?)指名していくことに。今年もダノックスに良い馬が多そうに思っていて、ダノンランディ、ダノンティンパニー、ダノンバジリアの3頭を狙っていたのだけど、うち2頭が6位で指名された。ダノンランディは残念ながらサイコロ勝負で負けた。ダノンティンパニーはもっと下位まで残ってると踏んでいたのだけど、ダノックス好きが6位で指名し、完全な読み間違い。こればかりは仕方なし。
毎年指名しては期待を裏切ってきたダーレー馬は、今年はついに指名ゼロ。いや、正確に言うとバッソプロフォンドを指名しにいったのだけどサイコロ負け。まぁ、ダーレー馬は、POG本とかで1番馬って評される馬じゃないところから活躍馬が出てくる印象があるし…きっと今年も別の馬が走るに違いない。そう思いたい。
あと、最下位指名したヴァルドレスは一口指名馬。これまで10頭くらい一口で出資してきたけど、出資馬をPOGで指名したのは今回が初めて。どうなるかなー。
終わってみれば、モーリスとディープが3頭ずつ、ドゥラメンテ2頭、あとはいろんな種牡馬から1頭ずつ。全体的にも、このところずっとディープ産駒の獲り合いだったのが今年はガラリと様相が変わった感じ。1年後にはどんな結果が待っているだろうか。モーリスがコケたらいろんな方面で影響がでかそうだけどな。いきなりブエナベントゥーラが切れ負けしたので幸先不安ではあるのだが…w
ちなみに前シーズンは、4期ぶりの最下位(通算11年で3回目)という悲しい現実が待っていた。最大の誤算は1位指名していたブルトガングが腰フラで予後不良になってしまったことだろうか。指名馬のリタイアはどんな馬でも悲しいけど、もっとも期待を寄せていた馬がこういう形でリタイアするのはダメージが大きすぎた。まぁ、それがなくても上位には食い込めていなかったと思われるのだが…。今年は巻き返しをはかりたいけど、さてどうなることやら。