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自分の趣味について書き散らかす雑記ブログ。

初期のいましろたかし

先週の木曜日、新しくSEチームに加わったSさんと世間話をしていたら、どうも漫画好きらしいことがわかったので、どういう漫画が好きかを聞いてみたところ「いましろたかしが最高っすねー」とのこと。う、知らない…。どんな漫画を描く人なのか質問してみると「いちおうギャグ漫画だけど、そこはかとなく漂う哀愁感がたまらない*1」との評で、ますます??。でも、気になったから「今度貸してください〜」とお願いしたところ、翌日に1冊持ってきてくれたのでありがたくお借りすることにする。

借りたのは「初期のいましろたかし」。

で、早速帰りの電車の中で読み始めてみた。単行本数冊分が1冊にまとめられたらしく結構ぶ厚いので、電車の中で読むには不向きだけども、気にせずにページをぺらぺらとめくっていく。はじめの数ページで、Sさんの言っていた「そこはかとなく漂う哀愁感」の意味がすぐにわかる。基本的に、人生負け組な人たちの心の叫びをシュール(?)なオチで落とすパターンが多いかな。で、ところどころ吹き出しそうになるネタが埋まっていて、油断していると声が出そうになるから危ないw

主人公山下はじめ、岡田や谷脇といった登場キャラたちがそれぞれいい味出してて、山下の「俺だって女にもてたいんだよおぉぉ」という叫びの表情だったり、暗い部屋の片隅で体育座りをしながら佇んでいる姿だったりにしんみりしたり、谷脇の無駄な暑苦しさに笑ったりで、こういう懐の深い漫画を読むのも楽しいもんだなぁと思いました*2。日頃、自分から手を出そうとは思いにくいジャンルだからなおさら新鮮ってのもあるんだろうけど。

しかし、Sさんはどうやってこの漫画までたどりついたんだろう…。一番初めにこの漫画を紹介してくれた本人に対しても懐の深さを感じたりしてw隠し玉はまだまだありそうな予感。

*1:うろ覚え

*2:さすがに、この漫画で描かれているような境遇になったことがないから、共感できた部分は多くないけど…