自分もそれなりに漫画を読んできたけど、同じ漫画を繰り返し読むことって案外多くないよなーと思った。10回以上読み返した漫画と言われてもぱっと思い浮かばない。おそらく上京以降に読んだ漫画でそこまで繰り返し読んだ漫画はなさそうな気もする。働くようになって趣味に使えるお金が増えたことで、漫画を買う量は増えたけど、気に入った漫画を掘り下げて読むことよりも、面白そうな漫画を幅広く読むことのほうが性に合ってることも大きい気がする。
それでも、感覚的にそれくらい読み返してそうな漫画がないわけじゃない。小遣いが限られていた頃に集めていた漫画なんかは、それなりに繰り返し読んでそうな気もするし。頑張って自分の記憶をほじくり返してみた結果、以下の漫画が該当しそうである。
め組の大吾(全20巻)
好きな漫画は?と聞かれた時に挙げることが多い漫画の1つ。自分が大学のころに連載していた漫画だけど、当時からコミックスを集めていたし、上京後にワイド版を再購入しているくらいなので、たぶん10回以上は読み返していると思う。今読んでも熱くなるエピソードが満載なうえ、最終回が完璧な漫画の一つでもあるので、この先も時々読み返しそうだ。
ちなみに、一番好きな漫画は?という問いに対してはパトレイバーと答えることが多いのだけど、パトレイバーは読むのにそれなりに気力を必要とするので、たぶん10回も読み返していない。
ラフ(全12巻)
あだち充の漫画は、気楽に、そしてさくっと読めるのが良い。やっぱりタッチやH2といった野球漫画が代表作だと思うのだけど、個人的にはラフくらいのボリュームが繰り返し読み返すのにちょうど良いんだよね。
モンキーターン(全30巻)
大学の頃に読んでいた競艇漫画。高校~大学の頃は、個人的にはジャンプやマガジンよりサンデーに好きな漫画が集中していて、先に挙げため組の大吾やあだち充にこのモンキーターンの他、GS美神にじゃじゃ馬グルーミン★UP!、今日から俺は!!、ガンバ!Fly highなどなど、挙げ始めるときりがないくらいだ*1。モンキーターンは巻数がちょっと多めなので、最終回まではそんなに読み返していないと思うのだけど、Vモンキーが炸裂する辺りの盛り上がり方がとても気に入って、部分的に10回以上読み返しているはずだ。河合先生の漫画は帯ぎゅもとめはねっ!も好きだったけど、自分でコミックスを集めたのはこの漫画だけだったなぁ。
ジョジョの奇妙な冒険(3部まで)(全17巻*2)
自分が小学~中学の頃までは、漫画といえばジャンプだった*3。当時、限られた小遣いをやりくりして集めていたのは、ダイの大冒険やろくでなしBLUES、そしてジョジョの奇妙な冒険。若干渋めなチョイスな気もするな…w ジョジョは2部の途中から連載を読むようになって、気がづけばコミックスを集めるくらいにハマっていた。2部や3部はそれなりの回数を読み返していたし、10年くらい前に文庫版を大人買いして、たまーに読み返している。
ボンボン坂高校演劇部(全12巻)
ジョジョと同じくジャンプ連載漫画。高校の頃に連載していた漫画で、ドラゴンボールとかスラムダンクを読む合間に、ちょっと変則的なこのラブコメ漫画を読むのが好きだった。高校生当時の自分には、甘髪ねねとか轟蝶子というキャラがかなり鮮烈だった記憶が残っているw
SOMEDAY(全8巻)
原秀則の漫画も、繰り返し読み返しやすくて良いよね。代表作はいろいろあると思うけど、個人的に一番繰り返し読んでいるのはSOMEDAYだと思う。大学くらいの頃に床屋で読んだ*4のが最初な気もするけど、あまりにおもしろくて自分で集め直したんだよな。実家に帰ると、夜に時間を持て余し気味になるんだけど、そんな時に読み返すのにちょうど良いので、結構な回数読み返している気がする。
やっぱり上京前に集めていた昔の漫画ばかりになったな…。最近の漫画でも完結後に読み返す漫画がないわけじゃないけど、巻数の多い漫画や内容が重たい漫画は読み返すのに気合が必要だし、そもそも完結するまで読み続ける漫画が意外と多くなかったりと、案外条件が厳し目なんだろうなぁ。何度も読むうちに飽きてくることもあるし。そういう意味でも、10巻くらいできれいに完結して、繰り返し読みたくなるような漫画って本当に貴重だと思う。もうちょっとそういう漫画との出会いを増やしたいところだけどな。
*1:参考URL: https://ebookjapan.yahoo.co.jp/content/magazines/manreki/shonen_sunday/1990.html
*2:※文庫版の第3部まで
*3:例外は、たまに姉から借りて読んだちびまる子ちゃんや動物のお医者さんくらいか
*4:友達から借りて読んだような気もする