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自分の趣味について書き散らかす雑記ブログ。

王狼たちの戦旗 下巻

読了なり。次から次へと予測のつかない展開が待ち受けていて、一瞬たりとも気が抜けませぬ。上巻以上に、誰にどういう運命が待ち受けているか、まったくもって予想がつかないのに、それが決して突拍子のないものではないところが凄いと思う。上巻で大活躍だったティリオンなんかは、その際たる例ではないでしょうかね。

上巻に引き続き、ジョン、アリア、それにティリオンのパートを読むのが個人的には楽しみです。あとは、ブランのパートも独自の世界観が強く出てきて、これからの話にどう伏線を張っていくのか気になるところだったり。逆に、デーナリスのパートがなかなか好きになれないんだよな。でも、3匹のドラゴンの存在は、これから先大きな役割を果たすだろうから、決してないがしろにすることはできないしなー…。

さて、第2部が終わった時点で、スターク家の面々は完全に散り散りになってしまいました。最後の解説によると

第三部では、七王国内乱による諸公の勢力分布図がまたも大きく変動、主要登場人物たちのほとんどがさらなる運命の変転に押し流されていく。

とのことで、楽しみは増すばかりですよ。これまで悪役として描かれてきた「キングスレイヤー」ことジェイムのパートまであるらしいしなー。第3部は、来月11月から翻訳本がついに刊行されるらしいので、もうしばしの間楽しみをとっておくことにしようっと。

王狼たちの戦旗 (上)  (氷と炎の歌 2)王狼たちの戦旗 (下) (氷と炎の歌 2)