梟の城
風神の門を読み終わった後、ついつい梟の城という名作忍者活劇に思いをはせる。4〜5回くらい繰り返し読んでしまうほど個人的なお気に入り小説なのですよ。風神の門も面白かった。けど、やっぱり話の完成度は梟の城のほうが上かな、と思う。登場人物が厳選されていて、その性格付けが際立っている点。ストーリー構成の巧妙さ。ラストの展開はね、遊び心十分だけど思わず唸ってしまうじゃないですか。あぁ、そう持ってきたかという。
それに比べると、風神の門は全体的に薄っぺらいかなぁと思います。登場キャラの知名度を考えると、もっと話に厚みを持たせることも出来そうな気もしたんだけどなー。って、ちょっと偉そうだな、俺。でも、やっぱりヒロイン的なキャラが4人というのは多すぎじゃないかなぁ。。
そうそう、そろそろ梟の城については映画版も観てみようかな、と検討中。あまりの出来の悪さ(?)に批判集中っぽいのが逆にそそられる。でも、観たら観たで、絶対に後悔するんだろうなw