昭和の男ほか
先週Sさんからお借りしたマンガ4冊を読んでみる。「初期のいましろたかし」「雪の峠・剣の舞」ときて、次はどんなマンガかなぁと思っていたら、「昭和の男(2巻)」「骨の音」「化け猫あんずちゃん」という組み合わせ。今回もどれも知らない…。この懐の深さは一体なんなんだろう、と思いつつ手を出してみる。
・化け猫あんずちゃん
いましろたかしの最新刊。「初期のいましろたかし」にあった、全編にみなぎるぎらぎら感は全くなくて、それどころか力抜きすぎな感じもする脱力マンガでした。連載誌が「コミックボンボン」ということを考えると、ぎらぎらしたマンガは連載できないだろうけどさw
そういえば、コミックボンボンって2007年をもって休刊しちゃったんですよね。ガンダムのカードダスが流行っていた頃に一時期買ってたのが今となれば懐かしき思い出。何年前になるんだ?もう20年くらい経つのか…。
- 作者: いましろたかし
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/11/16
- メディア: コミック
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・骨の音
こちらは岩明均の初期の短編集。発行時期をみると寄生獣で大ヒットするより前の作品集みたいですね。味はあるけど、まだまだ売れてない時期の試行錯誤が伝わってくる印象。
- 作者: 岩明均
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1990/01
- メディア: コミック
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・昭和の男
ぱらぱらと本をめくってみて、絵の印象があまり好きくないから流す感じで読み始めてたのに、気付けば真剣に読んでた。マンガタイトルでもあるように、昭和の職人気質を残した、一見わからずや風のおじいちゃん(映画「ALWAYS」の鈴木オートがそのまま年取った感じ?)と、娘夫婦と孫、そして孫つながりの知り合いたちとの一筋縄ではいかない交流っぷりを描くマンガ。おじいちゃんの不器用さ、説教臭さがいつの間にか心に響いてくるからたまらんです…。
- 作者: 入江喜和
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/01/21
- メディア: コミック
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- 作者: 入江喜和
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/02/23
- メディア: コミック
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こうも不思議なマンガを続けて貸してもらうと、お返しにどのマンガを薦めていいのか迷うなぁ…。とりあえずあたしンちでも渡してみるかな。