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自分の趣味について書き散らかす雑記ブログ。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。6巻

もうね、新刊がでるのが待ち遠しくて、発売日の今日は出社前に本屋に立ち寄って本書を購入し、仕事中も話の内容が気になってしかたなかったくらい(言い過ぎ)楽しみにしてたんだけども、その期待に応える会心の面白さ。普段、面白い本に出会うと、先の展開が気になって読むスピードが速くなる傾向があるんだけど、この本の場合は逆で、盛り上がるポイントではその表現を噛み締めるべく、読むスピードが逆に遅くなるという魔力が!

などと、またも前置きが長くなりましたね。そんなことはどうでも良くて、一言「最高です」。比企谷少年がカッコ良すぎてなー、どっぷり感情移入ですよ。前巻では出番のなかった雪ノ下や、いろいろ進展のあった由比ヶ浜とのやりとりも良かったんだけど、ラストの平塚先生のセリフがもうね…、いい年こいてほろりとしちゃいました。意図的にヒール役になって、これまでとは違う注目のされ方をした比企谷少年だったけども、周りに理解してくれる人もいて、決して救われないわけじゃないのがいいですね。

読み終わってからちょっと時間が経ってるんだけど、まだ余韻が。また最初から読み返そうかな…。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。〈6〉 (ガガガ文庫)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。〈6〉 (ガガガ文庫)

あっと、アニメになるのは知っていたけど、放映開始が来年の4月からだと帯に書いてありましたね。キャストはCDの時と同じになるのかな?あまりにも違和感のないはまり役だったので、そのままのキャストだと期待も大きいかも。楽しみです。

2012/11/22 追記
非常に面白い本を読んだ後、他人のレビューを読みあさることがあるんだけど、読書メーターkwsさんが残してたコメントがものすごく象徴的だなぁと思った。

1巻序盤「あなたのそうやって弱さを肯定してしまう部分、嫌いだわ」→今巻ラスト「変わらないのね…その弱さを肯定してしまう部分、嫌いではないけれど」この対比が素晴らしい。

この心境の変遷が全てを物語ってるよね。

次巻ではどんな話を持ってくるのかなぁ。今回上がった期待値があまりにも大きいので、作者もプレッシャー大きそうだけども。なんだか、奉仕部の面々はこのままエスカレーター式に生徒会役員に格上げ、みたいなシナリオだって有り得そうな気もするが。特に雪ノ下はそうとう周りからの株があがったしなー。あとは、定番の修学旅行か…。

2012/11/23 さらに追記
amazonのカスタマーレビューを読んでみようと思い立ってページを開いてみたら、23日0時現在で19件のレビューがついてて、オール★5とかw 評価高すぎてワロタ。いや、それだけ評価が高いのもうなずける面白さなんでケチを付けるつもりはさらさら無いんだけどさ。シリーズ物が6冊も続いて、そこまで読み続けてる読者=そのシリーズを気に入ってる読者というバイアスもあるんだろうけど、普通このくらいレビューが付いたら誰かは違う★評価つけるもんだけどな。いや、びっくりしました。