バーナード嬢曰く。がクソ面白い件
- 作者: 施川ユウキ
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2014/04/18
- メディア: Kindle版
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あまりに面白くてびびっている。それなりに本を読むことが習慣化している人なら、この面白さは病みつきになること請け合いだと思う。今更かもしれないけどw
読んでみようと思ったきっかけは小川一水先生のこのツイートからはじまる連続POST。
i7に仕事させてる今ならド嬢読んでもいいはず。
— 小川一水 (@ogawaissui) 2016年10月5日
おそらく小川先生も、アニメ化に合わせたハヤカワのこのフェアで興味を持ったのかなぁ…なんて想像しているんだけど、それに釣られる自分の大概である。小川先生のツイートで紹介される本やゲームって、個人的なツボにささりまくる上、それでハズレを引くことも滅多にないから、自分のなかでの信頼度は絶大なのだ。
それにしてもである。この面白さは半端ない。それぞれ読書傾向の違う4人が、話題の本や過去の名作をテーマにあれこれ言い放題、というのがざっくりした話の筋なのだけど、それぞれの言い分があまりにもド直球でw
そもそも1巻の表紙の、「本を読んでいないのにすでに読破した雰囲気になっている!」という主人公の言い分からしてやばい。なんで、こんなにインパクトのある表紙なのに、俺はいままで手に取ろうと思わなかったのか、今となると本当に不思議である。他にも、名言や格言、名書からの引用に作者のコラムなど、思わず唸ってしまう話が多すぎる。
個人的に一番惹かれるのは、SF好きの神林さん。自分はまだまだSF好きとしてはペーペーだと思っているし、読んだことある本も全然多くないのだけど、それでも神林さんの発言にはついついシンパシーを感じてしまう。俺、未だにグレッグ・イーガンのハードSFは敷居が高すぎて手を出せないでいるんだけど、神林さん曰く「みんな実は結構よくわからないまま読んでいる」にはちょっと勇気づけられるものがあるもんなw わからないところを飛ばして読んでも大局がわかれば面白いのであれば、ひょっとすると自分が読んでもそれなりに楽しめるのかもしれない。
で、神林さんのセリフにシンパシーを感じているうちに、神林さんが取り上げるSF小説で未読のものは、ついつい読んでみたくなってしまう。何度か名前がでてくる「ハローサマー、グッドバイ」は、以前からamazonのカートに入れたまま、いつかKindle化されたら読んでみようと思っていた作品なのだけど、久々に商品詳細ページを確認してみたところ、いつの間にかKindle版が出ていたので早速ぽちったよ。読むのが楽しみです。
- 作者: マイクル・コーニイ
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2016/07/29
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今クルーから放送のはじまったアニメ版も観てみたいところだけど…今のところTV放映にしてもネット配信にしても視聴できる環境がなさげなので、こちらは我慢。とりあえず、間もなく発売されるらしい漫画の3巻を楽しみに待つことにする。
今日の格言。