毎年、菊花賞当日の新馬戦には素質馬が揃うわけだけど。今年はその新馬戦にトゥザクラウンが参戦してきた。名前から想像が付く人も多いだろう、トゥザヴィクトリー産駒。全兄にトゥザグローリーやトゥザワールドがいる良血だ。兄たちと同様キャロットクラブで一口募集されて、今回は30万円×400口の総額1億2000万円!
トゥザクラウン To the Crown | キャロットクラブ
さて。このブログでも過去に何度か一口馬主ネタを書いているんだけど。ええとですね、調子に乗ってトゥザクラウンに一口*1出資しちゃったんです!クラブの募集時ですでに体重が500キロを超えていたのが不安とは言え、クラブの絶賛っぷりにすっかりやられてしまったわけですね。前年、前前年の最優先枠で連続ハズレという、いわゆるバツ2持ちだったこともあって、出資する覚悟さえ決めてしまえばこっちのもの。牡馬で一度夢を見てみたいという気持ちから、一口出資したわけですよ。
そしてレース当日。当初京都まで遠征することも考えていたけれど、調教過程といい、調教師のコメントといい、初戦から期待しづらい雰囲気満載だったので、結局自宅から応援することにする。
いやぁ、レースを観ていて、これ以上ないくらいドキドキしましたね。そしてレースを見届けて真っ白になってしまいましたね。負けることは覚悟していたつもりでも、惨敗することまでは覚悟できていなかったから。スローペースからの末脚勝負で他馬に遅れを取ることは考えていた。けれど、逃げに近い先行策をとって、ラスト1ハロンでずるずる後退していくような負け方は想像だにしていなかった。
そしてレース後になって聞こえてくる喉なり疑惑。おいおい、まぢですかぃ…とはいえ、ラストの失速ぶりをみると、喉なりの症状として腑に落ちてしまった。
友人からの指摘で、あれと思ったのが、
— 比呂@Masato Shimizu (@mark_s_777) 2016年10月23日
トゥザクラウンの公式「昨日は息遣いの音も気になりませんでした。」
ひょっとして。
なにやら隠していませんか。
喉なりとか・・・。
あまりにもあの止まり方は不可解。
パドックではやはり評価できる馬体だったと思う。
【メイクデビュー】(京都4R、5R)~メイショウベルボン、ベストアプローチが勝利 | 競馬実況web | ラジオNIKKEI
9着 トゥザクラウン(C.ルメール騎手)
「息があまり入りませんでした」
レース後、キャロットクラブの公式発表でも喉なりという言葉が使われたので、これはもう受け入れるしかない現実ということなんだろう。今回の敗戦が喉なりに起因するのであれば、現状のままでは未勝利戦を勝ち上がることもおぼつかないので、おそらく手術に踏み切るんだろう。詳しくはわからないのだけど、喉なりから立ち直った名馬ってダイワメジャーくらいしか印象にないし、手術をしたからといってすべてが良い方向に向かうなんて楽観視することは当然できない。でも、望みがそこにしかないなら。一口でも馬主としては、復活を信じるしかないのよね…。
出資を決めたときは、ダービー参戦までも夢想していたけど、現実はそんな甘いものじゃないよね、ということを久々に噛みしめることになったのであった。高額馬への出資のリスク、正直甘くみていたな…、負けたら負けたで笑い話にできんじゃね?なんて軽口を叩いていたのがウソのように、精神的にかなりのダメージを受けている。
まぁ、まだここでこんな駄文を書いているだけ、どん底ってわけでもないんだけどな!ブログってこういうことを吐き出せる場所として有能だよね。
*1:正確に言うと1/4口なんだけど…ごにょごにょ。