FF14は、新生編のオープンベータに参加して以来の付き合いになっている。途中何度か休止しているし、一度は完全に卒業したつもりだったのだけど、いつの間にか復帰して今に至っている。
このゲーム、自分にはエンドコンテンツは難しすぎるし、かと言ってMMO特有のユーザー間のコミュニケーションやロールプレイに積極的に参加しているわけでもないしで、俺はいったいこのゲームの何を楽しんでいるんだろう…?なんて思うこともあるのだけど、なぜかしら辞めることができないでいる*1。
改めてFF14の良さってなんだろうなぁ…と考え始めて、真っ先に思いつくのは曲の良さだ。FFシリーズの作曲といえば植松さんが有名だけど、ここ最近のFFのナンバリングタイトルは、メインコンポーザーがいつも違う。FF14は、新生するにあたってメインコンポーザーが祖堅さんになった。
個人的に、祖堅さんってFF14を遊ぶまで知らない方だったのだけど、余程制作チームとの相性が良かったのか、FF14は名曲揃いですっかりファンになってしまった。PLLやTwitterでみせる気さくでユーモアのあるところも好印象だよね。俺、FF14のサントラがBDで発売されると知ったときに、Twitterでそのことにケチつけてたら、本人から直接レスをもらったことがってさ。
@hashimukai BDMのことをご存じ無い方によくCDやDVDで販売してくれと言われます。その場合品質は1/10以下になり(CDだと映像は一切無し)価格は現在の3~7倍になります。購入して頂ける方に対して品質が落ちた上に高い金額を払って頂くなど、制作側としては出来ないですよ
— ニー祖堅 (@SOKENsquareenix) 2014年2月1日
音源に対する妥協のなさと真摯なやりとりに、そりゃぁ好感度もあがるってものですよ。
さて、そんなFF14の楽曲をつかったオーケストラコンサートが開催されるとの正式発表があったのは、GW頃のPLLだったろうか。もちろん、すぐさま予約しましたよ!抽選とのことだったけれど、5000人規模のキャパを誇る国際フォーラムで合計4回の公演、つまり2万人の動員ということもあって、無事当選したのだった。
そして先週末、いよいよ公演当日。土曜日夜の公演に参加したんだけど、いやー、人の多さにびっくりしましたね。ゲーム音楽の演奏会やオーケストラコンサートには過去に何度も足を運んでいるのだけれど、ここまで大規模なものはさすがに初めてだ。人の多さに比例するように、会場の熱気もすごい。できれば物販コーナーを冷やかしたかったけれど、人が多すぎたので諦めた。
さて、そのコンサートはというと。
FF14のオーケストラコンサート聴いてきた。素晴らしすぎて震える。プレイヤーを泣かせにくるって卑怯じゃね? pic.twitter.com/GVQfC6a709
— shaw (@hashimukai) 2017年9月23日
以下、個人的な雑感をつらつら書いてみる。
- 当選した座席位置がとても良かった。前から15列目の中央寄りの通路側。登壇者の顔がスクリーン越しじゃなくてもぎりぎり肉眼でみることができるくらいの距離。
- 吉Pと祖堅さんのしゃべりはいつものPLLどおりだったw 特に吉Pは緊張してる素振りをみせず、本当に凄いと思う。
- もっともFF14とそのBGMを知ってる2人が選曲しただけあって、演奏曲目が最高だった。オーケストラ向きの曲を厳選している上に、そのアレンジにもケチの付け所はなく。
- オーケストラコンサートを聴きにいって、演奏曲をすべて知ってるなんてことは今までに一度もなくて、知らない曲はいくら演奏が上手くてもいまいち頭に入ってこないのだけど、今回のコンサートは知っている曲しかないという安心感も良かったんだろう。
- ボーカルやコーラスの迫力が、普段ゲーム中で耳にするのとは全然違って鳥肌がたった。
- 基本的にゲームのBGMにボーカル曲やコーラスが使用されるのは好きじゃなくて、だからAnswersやDragonsongとかもそこまで好きな曲じゃなかったんだけど、こうやってコンサートとして聴くと評価が一変するよねw
- ステージ上のスクリーンで流していた映像がこれまた卑怯極まりなくてなぁ…。シヴァ討滅戦アレンジの四重奏とか、反則としか言いようがない。
- 大満足なコンサートだったことには違いがないのだけど、一つだけネガティブな感想を言うならば、演奏音がスピーカー越しだったので、オーケストラの生音を聴いている感じがあまりしなかったことか。さすがにあれだけ広い会場で、5000人全員に演奏音を伝えようとするなら、もちろんスピーカー無しじゃ無理なんだろうけどさ…。
- というわけで、12月に発売されることが決定済みのBD音源は必ず購入しようと思っている。ひょっとすると、公演会場で耳にした演奏音よりもオーケストラの生音らしい音楽が聴けたりしてな。
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土曜日夜の公演の時点で、翌日公演分のチケットがまだ少し残っていたので、思わずリピーターになってしまおうか…と悩むくらいだったのだが、流石にそれは贅沢しすぎ&そのチケット代はBD購入費に回しましょう、と自分を納得させた。チケットはいいお値段だったけど、コンサートに足を運ぶことが出来たことには大満足だった。
で、今回は新生&蒼天編ということで、パッチ4.0の曲は無しだったわけだけど、もちろんこれは次回もあるよ!という前振りだと思っていいんだよね?いつになるかわからないけれど、期待してます。
なお、当日の詳しいレポートは、このへんの記事を読み漁ったほうがより伝わると思われる。
【インタビュー】「交響組曲エオルゼア」吉田氏、祖堅氏、植松氏インタビュー - GAME Watch
『FFXIV』オーケストラコンサート“交響組曲エオルゼア” 吉田氏&祖堅氏&植松氏インタビュー - ファミ通.com
電撃 - 『FF14』オーケストラコンサート“交響組曲エオルゼア”レポート。吉田直樹氏や植松伸夫氏が出演
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