付喪堂骨董店
昨日購入した付喪堂骨董店の新刊を早速読んでみた。ストーリーのテイストはほぼこれまで通り。2話目の人形の話を読んでいると、ぼちぼちアンティークの設定を考えるのが苦しくなってきたのかなぁと思わないでもないですが、それでもぐいぐい読んでしまう面白さはあると思います。手軽に読めるしね。
で、このシリーズのファンにとって、一番のお楽しみはやっぱり第4話目になるのではないでしょうかね。今巻も、主人公である刻也と咲の視点が交互に展開されて、二人の心理のくい違いにニヤニヤしてまいましたw
amazonのレビューにもありましたが、この2人の距離感がだいぶ近くなったことと、アンティーク設定の難しさとか考えると、ぼちぼち完結させてしまうのが良い終わり方になるんじゃないかなぁと思ったり。無理に続けてグダグダになってしまうくらいなら、読み手が面白いと感じているうちに上手く終わらせて欲しいというのが一読者としての希望ですねー。
- 作者: 御堂彰彦,タケシマサトシ
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/10
- メディア: 文庫
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