このところ、このブログのPVが平時の3割増しくらいで推移してるっぽくて、なんだかとても好調です。このブログ、なぜだかgoogle様から「氷と炎の歌」キーワードがやたらと評価されていて、ブログのPVの4~5割くらいがこのキーワード関連からの流入なのだけど、大型連休に氷と炎の歌を読んだ人が多かったのか、海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」から原作に興味を持った人が増えたのか…。ともあれ、ファンが増えたのかな?と思える数値が身近なところで実感できるのは、なんだか嬉しいものがありますね。
さて、本題はここから。昨日、ハヤカワのSF公式アカウントがこんなことをツイートしていた。
【朗報】ジョージ・R・R・マーティンの〈氷と炎の歌〉第6部The Winds of Winterはまだしばらく先か……という様子なのですが、その前に〈氷と炎の歌〉の中篇集を弊社からご紹介できる予定です。ちょっと先のことになりますが、お楽しみに!
— 早川書房 翻訳SFファンタジイ編集部 (@hykw_SF) 2016年5月12日
氷と炎の歌の中篇といえば、「ダンクとエッグの物語」!すでにこの中篇の1作目は、「伝説は永遠に」という海外ファンタジーのアンソロジー本に収録されていて、わたしも以前読んだ*1。ただ、すでに本国では刊行されていた2作目と3作目はいつまでも邦訳されていなかったのだけど、おそらくこの既刊分の中篇がまとめて1冊になって邦訳されるんじゃないかな?と思われる。
このダンクとエッグの物語シリーズについては、wikipediaに詳しく解説されている*2。
ダンクとエッグの物語 - Wikipedia
シリーズは、『氷と炎の歌』の時代より前の、伝説的な〈王の盾〉(近衛騎士団)の総帥であり、サー・ダンカン・ザ・トール(“のっぽのサー・ダンカン”)と呼ばれることになるダンクと、後にエイゴン・ターガリエン五世として王位につくことになるエッグの冒険を、『氷と炎の歌』の時代の89年前から長期にわたって描くことになっている。
また、
3作をおさめた『A Knight of the Seven Kingdoms』が2015年10月6日に出版された(日本語未訳)。
ともあるので、おそらく今回の発表はこの本が邦訳されるってことなのかな?
氷と炎の歌本編から遡ること89年前の話ということで、ストーリーのつながりは全然ない(はず)。まぁ、主人公の一人エッグは、エイモン・ターガリエン*3の弟だし、まったく関連がないわけでもないのだけど、この中篇で描かれている時代背景を知らないからといって本編の面白さが欠けるようなものではない。それでも、本編が好きな人だったらこういうスピンオフ的なお話も読まずにはいられないと思うし、読んでみると実はあの人とあの人にはこういうつながりがあるのか…みたいな発見があるかもしれないし、そういう積み重ねによってますますこのシリーズを好きになっていく、かもしれない。
まぁ、私もこの中篇の2作目と3作目がどういう話なのかは知らないので、このシリーズがどこまで盛り上がる話なのか未知なる部分も大きいのだけど…。でも、今回の発表がこの「ダンクとエッグの物語」のことなのであれば、発売されるのを楽しみに待ちたいですね!
伝説は永遠に―ファンタジイの殿堂〈2〉 (ハヤカワ文庫FT)
- 作者: ロバートシルヴァーバーグ,Robert Silverberg,幹遙子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2000/11
- メディア: 文庫
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