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自分の趣味について書き散らかす雑記ブログ。

ジェットブラックの思い出

あなたは、ジェットブラックと聞いて何を思い浮かべるでしょう。iPhone7?PS4?私は1頭の競走馬を思い出してしまう。

db.netkeiba.com

生産者ノーザンファーム、馬主キャロットファームとある通り、キャロットクラブの一口募集馬ですね。そう、私もこの馬に一口出資していたのです。一口9万円。

キャロット会員になって二回めの出資馬募集で、この馬に出資することを決めたときは、

  • 前年は牝馬に出資したので、牡馬に出資したい。
  • 父ロブロイの種牡馬成績には不安ありも、牝系の調子の良さに惹かれた。
  • 何と言っても雄大な青毛の馬体が募集時からかっこよかった。

あたりが決めてだった気がする。

デビュー戦は芝の中距離戦をつかって6着。明らかに末脚に切れがないようにみえる。続く未勝利戦では2桁着順。芝に見切りをつけてダートに路線変更をするも、うだつの上がらない成績のままスーパー未勝利を迎え、そして終戦。

地方に転出してからの成績については、長いこと気にかけていなかったのだけれど、しらばくたってからnetkeibaの成績一覧を確認してみて唖然とした。4歳になってから、まず1勝目をあげるためにちょっと無理をするのは仕方ないのかもしれない。けれど、その後もほぼ毎週のように連闘を続け、勝ち星から見放されたまま走り続け、そして8月の敗戦を最後に音沙汰は途切れた…。この成績だし、その後どうなったのかはおそらく想像どおりなのだろう。

地方競馬でのレースの使い方がこういうものなのか、転出先がたまたまそういう環境だったのかはよくわからない。それでも、地方競馬の闇をみた気持ちになった。普段、中央競馬の華やかな面しかみていない分、余計に重たい現実に思えてしまった。

前年に出資した二頭*1は、ともに未勝利戦は勝ち上がり、その後もクラスの壁にぶつかりながらもそれなりに堅実に走ってくれて、それはもう応援のしがいがあった。対して、ジェットブラックは中央では未勝利で終わってしまい、もともと出資額も高めだったこともあってか、とても苦い記憶が残った上、その後で競馬というスポーツの暗い面も見ることになった。そのネガティブな記憶がね、ジェットブラックという色名をみるとムズムズと蒸し返してくるわけですよ、困ったことに。そのたびに感傷的になるわけじゃないし、過去の話として割り切ったつもりではあるんだが…。

日常生活で頻繁に目にする単語ではないんだけどさ、PS4とiPhone7という、エンタメ系のガジェットに接する限りは一切目にしなくなることもない単語でもあるので、地味に悩ましかったりする。むーん。

PlayStation 4 Pro ジェット・ブラック 1TB (CUH-7000BB01)

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*1:サンブルエミューズ、ヨゾラニネガイヲ