音楽映画ベストテン
今年もやってまいりました!男の魂に火をつけろ!年末恒例ベストテン企画、今年のお題は音楽映画であります。音楽映画はお気に入りが多いので、今年もランキングに参加しちゃいますよー。
本題から少しはずれるけど、映画って鉄板ジャンル(ハズレが少ないジャンル)ってありますよね。映画鑑賞するようになって間もなくの頃、どこかで潜水艦とボクシングの映画にはハズレがないと教えてもらった記憶があるけど、同様に脱獄ものや音楽映画もハズレが少ないなぁと思ってます。とは言え、音楽映画の場合は音楽自体の趣味・嗜好が映画作品自体への評価に影響することもあるから、ハズレがないとはでは言い切れないけど、鑑賞後に幸せな気持ちになれることが多いです、私は。
さて本題のベストテンです。5位くらいまではほぼ決め打ちで作品が並びましたが、そこから10作品に絞り込むのに少し苦労しました。結果、こんなリストになりました。
- ハイ・フィデリティ(2000年、スティーブン・フリアーズ監督)
- あの頃ペニー・レインと(2000年、キャメロン・クロウ監督)
- スクール・オブ・ロック(2003年、リチャード・リンクレイター監督)
- ONCE ダブリンの街角で(2006年、ジョン・カーニー監督)
- 心が叫びたがってるんだ。(2015年、長井龍雪監督)
- ドラムライン(2002年、チャールズ・ストーン3世監督)
- ヤング@ハート(2007年、スティーブン・ウォーカー監督)
- スウィングガールズ(2004年、矢口史靖監督)
- ブラス!(1996年、マーク・ハーマン監督)
- 8 Mile(2002年、カーティス・ハンソン監督)
以下、軽く一口コメントをば。
ハイ・フィデリティ
原作小説が好きで、今でも2〜3年に1度くらいの頻度で読み返すんだけど、映画もとても素晴らしいです。小説の場合だと文中に出てくる曲名を目にしてもどの曲かピンとこないことが多いのに対して、映画だと実際に曲が流れるので、よりわかりやすいのも利点だし。年を取るにつれ、この作品を見た後に思うことが多くなるのはアレだけど、それでもついつい観たくなる作品であります。
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あの頃ペニー・レインと
上京して初めて鑑賞した単館映画がこの作品だったことには今もとっても感謝している。シナリオも好きだけど、それ以上に曲のチョイスがもうたまらんですね。音楽の魅力を映画でも味わいたいって人に、私がまっさきにオススメするのはこの作品かな。
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スクール・オブ・ロック
ダメ人間を演じさせたら右に出る人があまりいないと思われる(そうでもないか)ジャック・ブラックもさるものながら、周りを固める子どもたちの演技も素晴らしいよね。ロックというものにはそれほど思い入れのなかった私でも、最後の盛り上がりには鳥肌がたちました。自分もなにか楽器の演奏ができるようになりたいなぁと思わせるパワーのある作品。
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ONCE ダブリンの街角で
すばらしく美しい作品。それ以上に表現しようがない。
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心が叫びたがってるんだ。
最初に作ったベストテンではこの作品が入っていなかったんだけども、すでに参加されてる方のリストをみてて慌てて追加した作品だったりする。普段言えないことを曲にのせて表現するって考え方が自分にはさっぱりなかったけど、こういう伝え方もあるのかーとか思ったり。鑑賞後良い余韻に浸れる作品。
- 作者: 超平和バスターズ,阿久井真
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ドラムライン
今年の話題作「セッション」はとても完成度の高い作品だったけど、個人的にはドラムという楽器の魅力が伝わるのはこっちじゃないかなぁと思う。それはたぶん作品のカタルシスが、かたやドラムの単体演奏による表現力(迫力)に頼ったのに対し、こちらはマーチングバンドを支える低音の魅力、そして全体パフォーマンスの魅力を余すことなく表現したからだと思う。どちらが良くてどちらがダメというものじゃないんだけどさ。
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ヤング@ハート
音楽映画というジャンルには、ドキュメンタリーにも傑作が多いと思う。その中でも特に印象に残ってるのがこの作品。平均年齢80歳のじいさんばあさんたちによるコーラスがね、とっても耳の残るのですよ…。
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スウィングガールズ
実写の邦画からはこの作品か「リンダ リンダ リンダ」のどちらかだなぁ…と悩んだ末に、より学園ものの王道をとったと思われるこちらをランクイン。たとえストーリーにひねりがなくても、見た後に楽しさが残る作品は大好きです。
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ブラス!
どストレートなストーリーなんだけど、泣けてしまうものはしかたあるまい。
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8 Mile
ラップ文化というものにさっぱり馴染みがなくても、映画鑑賞後に自分もつられて頭を振りたくなる、音楽に身を委ねたくなる魅力あふれる作品。ラップ対決ってのがすごく新鮮だったしな。あと、主題歌に力があるってことが作品に与える印象をより強くする好例だと思う。
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と、自分の作ったベストテンを眺めてると、殆どが2000年以降の作品だなぁ。一番音楽を聞いていたい時期とかぶるってのも、わかりやすいっちゃぁわかりやすいかもしれないw
次点
以下、泣く泣くランク外になった作品たち。
- セッション(2014年、デイミアン・チャゼル監督)
- サウンド・オブ・ミュージック(1965年、ロバート・ワイズ監督)
- リンダ リンダ リンダ(2005年、山下敦弘監督)
- アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち(2009年、サーシャ・ガバシ監督)
- スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年、エドガー・ライト監督)
- 耳をすませば(1995年、近藤喜文監督)
好みの差はあれここで挙げた作品はそんなに癖の強い作品もないし、安心してオススメできると思うのだけど、いかがだろうか。