Shaw's Home Page(本館)

自分の趣味について書き散らかす雑記ブログ。

女魔術師ポルガラも読了

ついに全部読み終わってしまった。シリーズ通して非常に面白いお話で、読了後の満足感は群を抜いているんですが、かれこれ2ヶ月にわたってエディングスの本ばかり読んでいたんで、これでもうお終いというのが妙に寂しいです…。

さて、外伝として取り扱われたベルガラス本とポルガラ本、2人の視点から、それぞれの歴史を語るという構成がとてもよく練られていました。親子といえども、方や7000歳、もう一方も4000歳と、その時点で普通ではないわけですが、その長〜い人生の中で起きたいろいろな「出来事」について、2人の行動がリンクしている時でもそうでない時でも、それぞれの視点で同じ本筋を追っていて、その違いが面白かったですね。ゲームなんかだと、同じ時間軸を複数の人物の視点から眺める、ということは何度か経験したことあるんですが、本では初めての経験(のはず)だったのでとても新鮮でした。

まぁ、その構成の練られ方も素晴らしかったわけですが、やはり基本はエディングスの語り口の軽妙さに尽きると思います。一度はまると抜け出せなくなる素晴らしきエディングスワールド、未見の方は是非ベルガリアード物語を手に取ってみてはどうでしょう??