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自分の趣味について書き散らかす雑記ブログ。

新緑賞

POGで指名しているラヴィエベール号が、今週末(というか明日だな)の新緑賞に出走する。この新緑賞というレース、個人的にいまいち馴染みの薄いレースなのだけど、春先の500万下特別戦として1983年には開催されていた*1のでそれなりに歴史のあるレースである。自分にとって馴染みが薄いと思ったのは、注目していた馬がこのレースに出走したことがないからなんだろうなぁ。皐月賞の翌週に開催される500万下のレース=デビューが遅れたり順調さをかいてクラシックとは縁のない馬がでるレースと考えると、まぁ仕方のないことだとは思う。

で、この新緑賞というレースなのだけれど。使われるコースが府中の芝2300メートルになっている。あれ?府中に2300メートルのレースなんてあったっけ…?

改めて新緑賞というレースを過去に遡って確認してみると、1996年からずっと同じ条件らしい。さらに府中の芝2300メートルというコースについて調べてみると、どうやら極めてマイナーなコースらしい。

keibalab.jp

未勝利戦、500万特別(新緑賞)しか行われていないマイナー条件。

そりゃそうだ、あと100メートルのびると、日本を代表する府中の芝2400メートルというコースがあるのだから。今の府中のコース形態上2200メートルが無理なので、仕方なく2300メートルというコースを用意したとしか思えないのだけど、そんな中途半端なコースを使うなら2400メートルで統一すればいいのに…なんて思ってしまう。

ただ、この文章を書きながら、最近でこそマイナーな条件である府中の芝2300メートルだけど、昔はそこそこ大きなレースで使われていたような…?という気がして記憶を手繰り寄せてみると。思い出した。メトロポリタンSだ。netkeibaのDBで確認してみると、同レースが1989年~2002年までの間にこのコースで開催されていた。メトロポリタンSがこの条件で最後の開催となった2002年といえば、競馬場の改修工事が入ったタイミングなので、コース形態が変わったことに合わせてレース条件を変えたのかなぁとも思うのだけども。でも、もしそうだとしたら、なぜ中途半端に一部のレースだけ2300メートルという条件を変えずに残したんだろうか。

競馬場のコース設定に多様性がある事自体は悪いこととは思わないし、この芝2300メートルという条件のレースに不満があるわけじゃないんだけどさ。ただ、残すなら残すでもっとレース数を増やせばいいのに、年にほんの数回しか使わないんだったら、なんだかとても中途半端な気がしてしまう。

まぁ、中山競馬場の障害コースのように、年に1回しか使われないコースもあるくらいだし、芝のレースでも春先の風物詩的な意味合いで珍しい芝コースのレースが開催されるってのも、コアなファンには楽しみなのかもしれないですね。なんてどうでもいいことをつらつら考えてしまったのであった。

*1:netkeibaのDBで一番古い情報が1983年だった。500万下じゃなくて400万下の時代!