もう一個競馬ネタ。
先日、たまたまこんな書評が目にとまって、気になったので読んでみた。
biz-journal.jp
デムーロとルメールの対談本というわけではなく、「印象に残る馬」「勝ちたいレース」など、30個の同じ質問を2人に投げて、それぞれの回答を1冊の本にまとめた体裁になっている。これまでにデムーロやルメールへのインタビューだったり記事だったりをそれなりに目を通してきた人には、おそらくそれほど新鮮みがないというか、まぁこの2人だとこんな受け答えするんだろうなぁ…という予想をあまり裏切らない内容だったので、期待すると肩透かしを食らうかもしれない。
とはいえ、とても読みやすい内容ではあるし、もちろん初めて知る話もあったのでわたしはそれなりに楽しめた。例えばデムーロのゲン担ぎの話。これは結構有名な話らしいので知ってる人も多いのかもしれないけど、わたしは初耳だったのでちょっと笑っちゃった。大レースに強い印象がデカイので、こんなゲン担ぎしそうなキャラには見えないもんねw
あと興味深かったのは、巧いと思う日本人騎手は?という質問への回答。武豊や横山典の名前が挙がるのは意外性もなにもないけど、2人から共通して田辺の名前が挙がっていてなるほどなーと思った。田辺は一時マツパク厩舎の馬で結果を出して、このままリーディング上位に行くかな?と期待していたわりにいまいち地味なままなのだけど、周りからは腕前を十分認められているわけだし、大きなレースでもっと結果をだしてもう一皮むけてほしいところ。
というわけで、まずは来週、アルカサルで青葉賞を勝ってね!今期POG最後の希望なんだから。そしてそのままダービーで穴を…というのは流石に高望みし過ぎか。なんというか、このブログでレース前に馬の名前を挙げると、その後全然走ってくれない気がするんで、今ここで名前を挙げるべきではなかったかもしれないなぁ…なんてね。いかんいかん、最近競馬の巡り合わせがよくないのでネガティブ思考になってるな。。
っと、話がそれた。今回とりあげたこの本については、とりあえずKindleで冒頭を試し読みできるので、その感触次第で購入するかどうか判断しても遅くはないかもね。個人的には、このボリュームでこの値段はちと高いなぁ…という思いもあるので、手放しにおすすめ!というほどではないのだけど。ただ、2人の人となりなんかはじっくり堪能できると思うので、ファンならお布施代わりにどうぞ。
- 作者: ミルコ・デムーロ,クリストフ・ルメール
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2016/04/07
- メディア: Kindle版
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