トワプリHDをクリアして、次はどのゲームに手を出そうかな?とちょっとだけ困ってた。購入したはいいけどまだ手を付けていないウィッチャー3やロマサガ2リメイク、途中で止まっているゼノブレイドクロスやオーディンスフィアリメイク、久々にFF14に復帰など候補はいくつかあったのだけど、気がつけばなぜか幻影異聞録#FEを遊びはじめていた…。
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2015/12/26
- メディア: Video Game
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きっかけは、年明け早々に読んだこのレビュー記事。
gamenma.com
正直、完全にスルー対象だったんだよね、このゲーム。だってさ、第一報で任天堂がアトラスと組んでFE外伝を作るらしい、というニュースを目にした時はおぉぉ!?と思ったけど、その後でアイドルがーとかアニメーションがーとか歌がーなんて続報が入ってくるとさ、普通はコレジャナイヨ…って思っちゃうじゃん。なので、年末にひっそりと発売していたことにも気づかなかったわけです。
でもね、上記のレビューを読んでみてちょっと気が変わった。ここまで熱意のあるレビューを目にしちゃうとね、ちょっとくらい騙されたってまぁいいか、という気になってしまうのは、任天堂信者として仕方ないよね!
で、遊び始めてからぼちぼち10時間に達しようとしているのだけど。これが面白いのなんのって。ほぼほぼレビューでおすすめされてた通りでした。まだ序盤ではあるんだけど、すでに十分もとは取れている気がする。
なんといっても戦闘が楽しい。テンポが良いし、演出も良いし、難易度も良いしで、いまのところ戦闘でイライラすることがまったくないのが素晴らしい。エンカウントしても面倒に思わないってなにげにすごいと思う。最近RPGに手を出して途中で投げ出すのは、結局のところ難易度の問題ではなくて、戦闘の煩わしさが一番でかい気がしているのだけど、現状その心配がないですね。まぁ、この先遊び続けた後どうなるかはわからんけども…。
あと、世界観やストーリーが受け入れられるかという点でも、不思議なほどすんなり入り込めている。アイドルとか芸能とか普段全く興味がないのだけど、登場キャラに魅力を感じているのか、これはこれでありだよな、なんて思い始めてたりする。
ただ、今のところFEらしさというのがほとんどないので、これならペルソナシリーズ新作!として売りだしたほうが作り手も遊び手も幸せになれたんじゃないかなぁ…なんてことも思ったりする。根っからのFEシリーズのファンは、こんなチャラチャラした雰囲気のゲームには食指が動かないだろうし、ペルソナシリーズのファンだったらなぜ任天堂ハードで出したし…って思いそうだしさ。
amazonのカスタマーレビューを読んでみると、この先FEらしい展開も待ってるらしいので、そこまで遊ぶとまたゲームの印象が変わるのかもしれない。でも、そんなこと抜きでも、ゲームとしてのクオリティは相当高いと思うし、実際に遊んでみた人たちの評判もとても良い。惜しむらくは、実際にゲームを遊んでみないとその魅力がわからないという点だろう。かくいう自分だって、たまたまその気にさせてくれるレビューを目にする機会があったからこそこのゲームの魅力に気付けたわけだしね。
任天堂も、このゲームの魅力をうまく宣伝することが出来なかったようで、結果売上も大爆死だったみたいなのが本当にもったいない。まだまだ序盤までしか遊んでないゲームをここまでべた褒めするのもどうかと思うのだけど、この勿体なさは口に出さずにはいられないものがあるんだよなぁ…。
とはいえ、誰もが面白いと思うかどうかはわからないのだけど。まずは冒頭で紹介したレビュー記事を読んでみて、ちょっとでも興味をもった人(で、かつWiiUを持ってる人)は騙されたと思って遊んでみて欲しいな。たぶん自分と同じことを感じると思うのだが。