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自分の趣味について書き散らかす雑記ブログ。

京王杯SC

一口出資しているトゥザクラウンが、今年になって1000万クラス、1600万クラスを1400メートル戦で連勝した。この血統で、まさか1400メートルで結果を出すとは思っていなかったのだけど…、1000万下の条件戦では1:19.6という破格のタイムで、後続に5馬身差をつけての圧勝だったことを考えると、これは本物なんだろう。喉の手術後、一貫してマイル戦を使ってきて、大崩はしないけれどなかなか勝ちきれないというもどかしいレースを続けていた馬とは思えないパフォーマンスである。

その勢いで、満を持しての重賞挑戦となれば、これは応援に行かないわけにいかないだろう。左回りでの相性の良さ*1、直近2戦で見せた1400メートルでの強さを考えると、今回の京王杯SCはこれ以上ない適鞍といえる。

馬体重の発表では前走から8キロ減で516キロ。トゥザクラウン、放牧に出されるたびにデブって戻ってきて、その都度体重調整に苦労している印象があって、しかも530キロを超えているとレースでも結果がでなくなるので、増えるよりかはよいのだけど、ここまで体重が減ったのも久々だったので、これが吉と出るか凶と出るかはなんとも言えない。ただ、パドックをみるかぎり、ガレているようには見えなかった。

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で、レースはと言うと。直線に入って坂上で先頭に立ち、押し切りを狙うも終いが甘くなって4着。2着とはハナ差+ハナ差とほぼ着差のない4着だったことを考えると、重賞でも十分勝ち負けができる目処はついたと思う。今後のことを考えると、2着を確保できていれば良かったのだけど…、重賞初挑戦でこれだけの結果を出して、これ以上を望むのは高望みなのかもしれない。

個人的には、単勝2番人気という支持は過剰人気だとは思ったのだけど、トゥザクラウンの現状を考えるとここがメイチの勝負どころな気もしたので、珍しく単勝馬券を多めに購入した。外れてしまったのは残念だけれども、見せ場は十分あったし、直線でここまで絶叫したのも久々だったしで、久々にレースをみていてスリルを味わえたのは楽しかった。

ただ、今回賞金を加算できなかったのは、今後のことを考えるとやっぱりもったいなかった。というか、次はどこを目指すんだろうなぁ。調教師曰く、マイルでも喉が苦しくなるとのことなので、マイル戦に挑戦しても未来は明るくなさそうだ。

そうなると1400メートルで続戦するか、より距離の短いスプリント戦になるわけだが…、さすがにスプリント戦だと距離が短かすぎないだろうか。でも、1400メートルで1分20秒を切ってるときのラップタイムをみれば、スプリント戦でもそこそこ通用しそうな気もする。どのみち1400メートルにはG1がないので、年内の目標はスプリンターズSになるのかな?今の賞金だとG1には出られないから、その前にスプリントの重賞に挑んでみることになるんだろうか。

なんだか出資を決めた当時に思い描いていたキャリアとは全然違う道を突き進んでいるわけだけど、ノド鳴りが発覚して、手術して、スーパー未勝利でなんとか勝ち上がって…という頃の絶望感を思い返すと、とうとう重賞戦線に乗れるところまで来たことには感慨ひとしおである。あわよくば重賞タイトルの一つや二つも!という欲が湧いてくるわけだけど、まずは怪我せずにレースで走ってる姿をみせてほしいですね。

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※ 5月16日追記

公式発表では、中1週で安土城Sに向かうかも、とありますね。前走の敗因として「最後はソラを使うなど自分から走るのを止めてしまっているようでした。」と。そして「レース後は息も乱れておらず、走り切っていないので特に疲れた様子も見せていません。」とも。ぐぬぬブリンカーの脱着の判断が悩ましいところですねぇ…。

*1:ノド鳴り手術後の復帰戦を除けば負けなし