俺、有楽町・銀座エリアに立ち寄る機会があると、ついついどさんこプラザに寄って買い求めたくなる食べ物があるんだけどさ。これ*1。
この写真、ソフトカツゲン、コアップガラナ、ビタミンカステーラ、そしてやきそば弁当が写っている。道産子ならフフってなる食べ物ばかりだと思われる。幼い頃から親しんできた、懐かしの味というやつですな。北海道であればすぐに入手できるのだけど、東京にいると売っている場所が限られるので、機会がないと食べることができない。そう考えると、どさんこプラザの品揃えの豊富さは素晴らしいと思う。たまにカツゲンが品切れになっててがっかりすることもあるんだけど。
この、道産子には当たり前でも、内地の人には馴染みが薄いと思われる食品たち。まさかこの全てが登場する小説があるとは…。ラノベなんだけどw
道‐MEN 北海道を喰いに来た乙女 (ダッシュエックス文庫DIGITAL)
- 作者: アサウラ,柴乃櫂人
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/07/25
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
あらすじにさ、
北海道メシ喰いまくりながらのアクション超大作、堂々始動!!
ってあるから、北海道各地の美味しい料理が出てくる話なのかなと思うじゃないですか。で、読み始めてみると、まずは新千歳空港が舞台で、そこで美味しそうな食べ物がでてくるわけ。俺、空港でお土産を買うことはあっても、空港で料理を口をしたことってほとんどないよなー…と思って、今度帰省するときの参考にしよう!とか思いながら読み進めていたわけですよ。北海道を離れてかれこれ16年くらい経つし、最近の北海道のはやりとかも知らないので、こりゃ意外なところで最新のネタを仕入れることができるかも…なんて思ったりしてさ。
雲行きが怪しくなってきたのは、北海道の美味しい食べ物を渇望するヒロインに対して、主人公が連れて行くお店がびっくりドンキーだったところから。そりゃ、チーズバーグディッシュもカレーバーグディッシュも美味しいさ!俺だって、無性に食べたくなって池袋店とか戸田店とか田無店に足を運んだりするしさ。でも!いまさらびっくりドンキーの料理を美味しそうに描写されても、それはもう俺だって知っている!最新のネタでもなんでもないじゃないか。
そこから登場する北海道グルメは、上述四天王*2に、きびだんごであったり*3、セイコーマートであったり、みよしのであったり…。自分が子供だった頃からおなじみのメニューばかりじゃねーか…。目新しさとはいったいなんだったのか。なんてことはない、北海道あるあるをネタにしたラノベに期待する方向性を勘違いしていたのは俺だったのだ。
いや、道産子にはしっかり伝わるネタの数々に何度もニヤついてしまっている時点で、俺はこのラノベを気に入ってしまっているんだけどさw そしてこんな時間に、猛烈にカツゲンを飲みたくてうずうずしちゃっているんだけどな!あーもう週末に有楽町まで行くしかねーなぁ。以前は通勤途中に有楽町があったから便利だったんだけどなー…。
肝心の話が面白いと思うかどうかは個人差ありそうな作風ではあるんだけど、北海道に馴染みがあればあるほど楽しみが増えるネタ満載なんで、そういうのを求めている人には強くおすすめしたい。あ、逆に千葉県民や群馬県民は敵としてネタにされているので手を出さないほうが良いかも…w