大阪に行く
大学時代のサークル仲間から、結婚式の招待があった。場所は大阪の帝国ホテル。過去、大阪は移動で通り過ぎたことはあっても、大阪で降りたことは一度もなかったので、なにげに初の大阪入りである。
挙式は日曜日の11時半から。その気になれば当日に大阪に行き、披露宴が終わってから日帰り、ということも可能ではあったのだけど、せっかく初めての地に行くんだし、前日に大阪入りして、少しのんびりすることにした。したのだが…、土曜日の午前中、前日にリリースしたばかりのシステムにちょっとしたバグが見つかり、その応急処置をしたりしてるうちに出発がちょっと遅れる。結局大阪についたのは16時過ぎ。そこからちょっとした買い物やホテルへのチェックインをしているうちに17時に。のんびりする時間が全然なくなってしまった。
それでも!せめて大阪っぽさを味わうために、日没前に大阪城をみてきた。観光らしい観光はこれだけで終わってしまったのだが…w
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さらに、前日になって急遽披露宴の受け付け役を頼まれた。この年齢になって、初めての受け付け役である。何をすべきかは当日ホテルの係員から説明もあるし、そんな難しい役じゃないよ、と言われてもさ、こう、なんというか…心構えが…。しかも、身なりが雑でむさ苦しいおっさんだというのに…。まぁ、乾杯の音頭とか余興に引っ張り出されるほどの大役でもないし、当日もちょっとあわあわしつつも、ほぼ突っ立っているだけでお仕事終了。
披露宴後、久々に顔を合わせたサークル仲間数人と、軽く二次会的にお酒を飲む。久々にみんなで北海道に行って温泉でも浸かりたいのー…などとしゃべりつつ、いい時間になったので解散。大阪に行った実感があまりわかないまま東京に戻ってきた。まぁ、そんなもんですかね。
最近読んで面白かった漫画(2017年冬)
毎年年末年始は、このマンガがすごい!やマンガ大賞のノミネート発表のお陰で、今まで知らなかった漫画に触れるきっかけが増えてありがたい。この面白かった漫画まとめも4回目なのだが、一番豊作な気がする。
新しく読み始め
- 作者: 桑原太矩
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/11/07
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- 作者: 岩本ナオ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/08/05
- メディア: Kindle版
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竜と勇者と配達人 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: グレゴリウス山田
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/02/17
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- 作者: つくみず
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/05/08
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- 作者: 高浜寛
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2016/01/29
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八雲さんは餌づけがしたい。 1巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
- 作者: 里見U
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2016/09/24
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- 作者: 麻生みこと
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/12/07
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- 作者: 水口尚樹
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/01/13
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- 作者: 鈴木健也
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
- 発売日: 2014/12/22
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- 作者: 大童澄瞳
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/01/27
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同居人はひざ、時々、頭のうえ。(1) (ポラリスCOMICS)
- 作者: みなつき,二ツ家あす
- 出版社/メーカー: ほるぷ出版
- 発売日: 2016/04/20
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どれも良作。ファンタジーあり、SFあり、ラブコメありで、ジャンルが偏りすぎていないのも、新しい漫画の出会い方としてはバランスが取れて良い傾向だと思われる。ただ、スポ根エキスがちょっと足りないのが不満っちゃぁ不満か…。
続きもの
- 作者: 九井諒子
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2017/02/15
- メディア: Kindle版
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- 作者: 勝木光
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/01/17
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ばらかもん 14巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE)
- 作者: ヨシノサツキ
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2016/12/12
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- 作者: 佐々大河
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2016/12/15
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- 作者: 仲谷鳰
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2016/11/26
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- 作者: 相田裕
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/12/22
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- 作者: オジロマコト
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/12/22
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かぐや様は告らせたい?天才たちの恋愛頭脳戦? 4 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 赤坂アカ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/02/17
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- 作者: 田岡りき
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- 作者: 小玉ユキ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/12/09
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- 作者: ながやす巧,浅田次郎
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ハイスコアガール 7巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックスSUPER)
- 作者: 押切蓮介
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2017/01/25
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ダンジョン飯の最新刊は実に素晴らしかった。一発ネタどころか、巻を重ねるごとに存在感を増していくんだから本当に凄い。長期連載ものではベイビーステップ。動きの激しさではなく、動けなくなる心理戦で決着をつけるところとか、ゾクゾクした。
完結済み
- 作者: 石黒正数
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2017/02/14
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ACCA13区監察課 6巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックスSUPER)
- 作者: オノ・ナツメ
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2016/12/24
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ソワレ学級(2)【電子限定特典ペーパー付き】 (RYU COMICS)
- 作者: 靴下ぬぎ子
- 出版社/メーカー: 徳間書店(リュウ・コミックス)
- 発売日: 2017/01/13
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- 作者: 三部けい
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2017/02/04
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- 作者: 松島直子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/01/27
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連載が長く続いていたそれ町がついに完結。読み始めたころは、不思議な雰囲気の漫画だなー…程度の印象だったのだけど、気がつけば連載終了の寂寥感が半端ないことに。締め方も完璧で素晴らしい漫画であった。ACCA13区も、伏線が綺麗に回収されて気持ちのよい完結。あと、すみれファンファーレは5巻から2年の時を経ての完結編。連載誌の休刊もあって、5巻が若干中途半端な終わり方だったのがもったいないのぅ…と思っていたら、まさかの単行本用の描き下ろしで完結と。ありがたや、ありがたや。
IQを溶かすアニメを観る
数日前からTwitterのタイムラインで、「けものフレンズ」の話題を目にすることが急に増えた。このブログあたりがきっかけの一つなのかな?
wasasula.hatenablog.com
「IQを溶かす」というキーワードが妙に気になったのと、いろんな動画配信サービスで、第1話が無料配信されていることもあり、さっき試しに1話を観てみたところ…なるほど、これはIQが溶けるw
とにかくゆるーい、そしてケモナー歓喜の登場キャラたち。自分もややケモナー属性持ちかもという自覚があっても、最初の5分くらいでこれはちょっと自分には合わないかもなぁ…なんて思っていたのだけど、何も考えずにそのまま観ているうちに、いやこれはこれでありかも?と思うように。
棒読みぎみに連発される「すごーい!」。次々と登場するフレンズたち。世界の解説をする謎のロボット。2話目以降流れるOP曲で妙に耳に残る「けものはいても除け者はいない」フレーズ。一見雑にもみえる3Dアニメなのに、それがなぜか癖になっていくという。まさにIQが溶けるような感覚!これはおそろしいアニメやでぇ…。1話目を観たあと、続きが気になってしまったので、もう何も考えずにamazonにお金を払いましたとも、えぇ、えぇ。
正直、合わない人や馴染めない人も多いと思うし、自分からこのアニメを知人にお薦めしようとは思わない。こういう形で話題になっていなかったら、自分だって1話目の序盤で見切ってたと思うし。でもね、たしかに謎のパワーがあるアニメでもあることは確かで、一度癖になると愛でずにはいられなくなる中毒性があるんだよね。
まぁ、まだ4話目までしか鑑賞してないので、この先どう転んでいくのかはわからないんだけどな。とりあえず来週放送分からは録画して追いかけることにする。あわよくば最終回まで、このIQが溶けるアニメであってほしいなぁw
「ハナ 奇跡の46日間」鑑賞
最近のお気に入り作家さんに、王城夕紀という作家さんがいる。最近ようやくKindle化された「青の数学」もとっても面白くて、氏のTwitterアカウントもフォローするようになった。で、先週このようなツイートをされていた。
1/29[日常] 週末家を出られず野放図に映画観ているが、『イット・フォローズ』と『シング・ストリート』が同じ感情を源流にしているように思われて面白かった。郊外の未来のない閉塞感。/『ハナ 奇跡の46日間』は、クラシックだけど、クラシックである意味があって、もう文句なしに大好き。
— 王城夕紀 (@yukiojo2014) 2017年1月29日
そういえば、「ハナ」はいずれ観る映画リストに入れたまま、すっかり忘れてたよ…。動画配信されてないかなーと思って検索してみると、なんとNetflixで配信が始まったばかりじゃないの。これは早速観てみるしか!
というわけで、昨夜NetFlixで鑑賞した。もうねー…素晴らしいの一言ですよ。もともとスポ根映画が好物だということを抜きにしても、これはもう手放しで絶賛するしかない。
- スポ根で実話という時点で、面白いに決まっている。
- 北朝鮮と韓国の分断をテーマにした話を、韓国が本気で映画化してハズレ作品にはならない*1。
- 卓球シーンの迫力がめちゃくちゃ凄い。とにかくリアルで、そして熱い!
- 主演の二人がとにかく良い。ペ・ドゥナってそんなに美人な女優さんだとは思わないのだけど*2、なぜかいつの間にか釘付けになっちゃうのはなぜだろうか。眼力か。
- 一見チープなようなドラマ描写も、すべて終盤の盛り上がりにつながっていって良かった。
- 物語の発端は、朝鮮半島の融和政策という政治的な話題にあるわけだけど、それが映画に与える影響は重すぎず軽すぎず絶妙だった。
- スポーツを通して築かれていく友情と、でもどうしようもない現実という物語の構成は、映画でもよくあるものだけど、そんな普遍的な脚本でもぐいぐい引き込まれるのは、それだけ完成度の高い映画だったという証だろうなぁ。
今は見る影もないけれど、20年ちょっと前にはこういう融和政策もあったんだなぁ…と思うとね。エンドロールで説明のある通り、主役の二人も1993年の大会を最後に再会を果たしていないらしいし、まったく難しい問題だ。
おまけ。TwitterでこんなGIF画像を見つけた。なごむw
補足2:一時期GIF画像で出回っていたこの動画は、『ハナ 奇跡の46日間』のNGシーンと思われます。ハ・ジウォンとペ・ドゥナ、おふたりともいい表情です。 pic.twitter.com/TCflQ83gIp
— 逸木 裕@『虹を待つ彼女』 (@yu_itk) 2016年11月27日
- 出版社/メーカー: オデッサ・エンタテインメント
- 発売日: 2014/05/02
- メディア: DVD
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- 作者: 王城夕紀
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2017/01/27
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- 作者: 王城夕紀
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2014/07/25
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個人的ランキングについて
先週、匿名ダイアリーでこんな話題が盛り上がっていた。
anond.hatelabo.jp
これは耳が痛い話だ…。自分もこのブログを続けてきて、ちょいちょい個人的ランキング記事を書いてきた。
shaw.hatenablog.com
大抵アフィリエイトリンクを貼っているし、あわよくば小遣い稼ぎになるかも?という欲もないわけじゃない。でもね、違うんだ、違うんですよ!
という話の前に、個人的ランキングはなぜ量産されるのかを考えてみたい。すぐに思いつく理由はこんなところだろうか。
- 好きな話題を共有したい
- アフィリエイトで小銭稼ぎが楽にできそう
- 自分の知識に対する顕示欲
- ただそこにランキングのネタがあるから
個人的ランキングを好意的に受け止めるならば1つ目の理由になるだろう。自分の好きな漫画や映画のランキングを公開することで、同好の士との交流につながるかもしれない。ネットならひょんなことからつながりが生まれるかもしれないしね。自分も、漫画や映画のランキングがホッテントリに挙がってると、ダメ元でも思わず覗いてしまうのは、ひょっとすると自分と好みの近い人が見つかるかも!という期待が未だにあるからだ。
対して、明らかにアフィリエイト目的だとわかるランキングにはネガティブな印象を持ってしまうだろう。また、50選とか100選とか、熱量はわかるけれど、裏返せば単なる顕示欲の発散としか思えないランキングも好きになれないし、参考にすることも出来ない。
そして4つ目。これ、どういうことかというとですね、ハイ・フィデリティという小説(またはその映画化作品)を読んだことがある人には伝わりやすいと思うんだけど、ランキングに使える話題を思いつくとそのランキングを作ることに夢中になってしまう人々が少なからずいるということだ。
1年くらい前にこんなエントリーを書いていて。
shaw.hatenablog.com
文章の締めに
リストを作成するということは、単なる自己満足で終わることが多いし、それを他人に押し付けたところで共感を得られることなんて滅多にない。だけど、リストを作って楽しむことに理由なんて必要無いんだということが確認できるだけでも、この小説を読み返す価値はあるんだと、いつも読み終わるたびに思うのである。
と書いているんだけど、わかるかなー…この気持ち。ネタを思いついたらリスト(ランキング)を作って楽しみたいし、作ったからには文章として残したい。そうするとちょっと欲がうまれて、一応アフィリエイトもはっておくかってなっちゃうんです!いわば、話題の共有でもあるし知識欲の顕示でもあるし小遣い稼ぎでもあるので、すべてのハイブリット型とも言えるだろうか。
その行為にうなずける要素がない人には、チラシの裏でやれ、ネットを汚すなって一言で終わっちゃうのだろうけど、自分のブログでほそぼそと続ける程度ならさ、ご容赦願いたいわけですよ…。なんてことをひっそりと主張したいのであった。
しかしあれだな、さっきのURLで勝手にハイ・フィデリティの本文を引用しているんだけど、この一文は示唆に富んでいて本当に秀逸だな。
バリーの会話は、名前の羅列でしかない。いい映画を見ても、プロットを説明するわけでもなければ、どんな気持ちになったかを述べるわけでもない。(略)彼は、トップ・テンとかトップ・ファイブとかいう基準でしかものを考えない。だからそのうち、ディックと僕もそうなってしまった
映画だとバリー役をジャック・ブラックが演じているんだけど、これがまた見事なはまり役でねぇ。小説も映画もオススメなので、未読・未見であればぜひ一度手にとってみることを強く推したい。
続きを読むMacBook Proとのお別れ
仕事でもプライベートでも、PCはWindowsばかり使ってきた。けれど、7年前に初めてiPhoneを購入してからというもの、急にアップルかぶれを発症し、Macも一度使ってみたいなあ…と思うようになった。そして。
そしてめでたくMacBookも買ってきたよ。メモリを4GBに増やすと、白いのと同じサイズのproの方が実は僅かに安い上に、スペックもちょっと良いらしいって事で、13.3インチのMacBook pro買いました。買ったからにはマックも普通に使いこなせるように頑張るよー!
— shaw (@hashimukai) 2010年4月27日
で、しばらく自宅のメインマシンとして活躍していたのだけれど、OSのバージョンをあげるたびに動作がもっさりするようになった。特に、Yosemiteにアップグレードした頃から、ストレスなく使うのが厳しくなってきた。そんなこともあり、ここ3年間はiTunesの音楽管理とiPhoneのフルバックアップくらいでしか使用していなかったのだけれど、今ではそのiTunesを起動するだけでも随分と待たされるような有様に。さすがに同じPCを7年間使い続けるのは無理があるよねw
このまま使い続けるのは流石に限界を感じたので、後継機を購入するか、Macとおさらばするか検討することに。というか、つい先日買い替えたばかりのWindows10マシンが快適に動いている中で、クソ高いMacBookを新調するという選択肢はないわなぁ…。ほとんど悩むことなく、ここらでMacとはお別れすることにした。
iTunesのデータをWindowsに移行するのがめんどいかもなぁ、という点だけが気がかりだったけれど、nasneをファイルサーバとしてデータの中継地点にして、寝ている間にごそっとデータの転送を行うことで、思ったほど手間暇かからず移行できた。以前、WindowsからMacにiTunesのデータを移行したときはプレイリストの引き継ぎがうまくできなかったのだけど、今回はそこもクリア。…できたと思いきや、部分的に再生回数やレートのデータが欠損している。何が原因なのか調べるのが面倒になったのと、曲名やアーティスト名は問題なかったことから、欠損分はそのまま放置することにした。
あとは、Windows10マシンとiPhoneとのデータ同期やバックアップが無事機能していることを確認後、MacBook Proを定位置だった机の上から撤去完了。がっつり活躍してくれたのは4年程度だったけれど、おかげでMacの使い方はそれなりに理解できた。何度かアップルストアのお世話になった*1ことで、初期費用だけでなく維持費も結構掛かることも学んだしね!その結果、Windowsに回帰することになったけれど、いろいろ気づきのある付き合いとなったことには感謝している。7年間弱、お世話になりました。
TLDが .ai なドメインを取得したい
※ 2018年6月6日追記 意外とこのページへのアクセスが多いようなので補足します。 久々に.aiドメインのレジストリサイトのFAQを読んでいて気がついたのですが、 現在はもう個人でレジストリにユーザー登録することができないみたいですね。 なので、これからはじめて.aiドメインを取得しようとするなら、 このTLDを取り扱っているドメインレジストラを利用するしかないみたいです。 安いところでも17000円程度/2年はかかりそうですね…。
ランチを食べに外に出て、なんとなく考え事をしながら歩いているうちに、ふと個人用のドメインを新調したい、と思いつく。なんでいきなりそんなことに思い至ったのか、今となれば謎なんだけど。
個人用のドメインとして、長いこと s-hashi.net というドメインを使っている。whoisを確認してみたところ2003年に取得しているので、かれこれ13年もの付き合いになる。当時、勉強がてら自分でドメインを取得してみよう!と思いたち、いざ取得するにあたってドメイン名に良いアイデアが思いつかず、それで結局自分にとっては意味はあるけど文字列自体には魅力のないドメインを選んだ。で、取得後暫くの間はしっくりこないドメインだなぁ…なんて自分で思っていたくらいなのだけど、そのまま使い続けているうちに、いつのまにか馴染んでしまった。
というわけで愛着はそれなりにあるんだけど、やっぱり洒落っ気のない、味気のないドメインであることには変わりがないんだよね。なので、良いアイデアがあれば新調してみるのもやぶさかではないなぁ…なんて思っている。そこで真っ先に思い浮かんだのは .ai というTLD。なぜ .ai なのかというと、Twitterなんかでも使っている hashimukai というワードに思い入れがあるから。つまり、末尾に .ai が使えると、hashimuk.ai というドメインが完成するわけですね。
この、ドットを抜くと意味のある単語が完成するドメインに、昔から憧れがあるんだよね。思えば、ソーシャルブックマークの先駆けともいえるdeliciousを初めて知った時、そのソーシャルブックマークというサービス形態に驚くより先に、del.icio.us というドメインに惹かれたことを思い出す。くー、そうきたかぁ…みたいな。同じような理由で、ちょっと前まで勤務先の会社用ドメインのTLDに .us を使っていたのだけど、周りはともかくとして私はとても気に入っていた。
で、もし hashimuk.ai ドメインが使えると。例えばこの先転職活動をすることになったとして、連絡先のメールアドレスに shaw@hashimuk.ai とか使えちゃうわけですよ。もう、これだけでちょっとしたアピールですよ!え?こんなのでアピールになるわけないじゃんだって?いやいや、自分が採用担当だったら、連絡先メールアドレスに何を使ってるかは必ずチェックするし。まぁそれだけで採用を決めたり落としたりってことにはならないけど、少なくとも独自ドメインを使ったメールアドレスだとインターネットのことを理解してる人だな、って思えるし、それが見たことのないTLDだったら、その相手にかなり興味を持つと思う。たとえそれがはったりであっても。
おっと、話がそれてしまった。話をドメイン取得に戻そう。
そもそもTLDの種類は無限ではないし*1、個人でも利用できるTLDでなければ、良いアイデアが思いついても取得はできない。となると、まず調べるのは、使いたいTLDが存在し、かつ個人でも取得可能かどうかだ。
というわけで、.ai について調べてみた。
おぉ、素晴らしい!どうやらccTLDとして存在しているらしい。なんとなくAI関連のドメイン用のgTLDとして存在してそうだなぁなんて思っていたのだけど、実際にはアンギラという国のccTLDだった。アンギラってどこにある国なのよ…とか、だいたいにしてアンギラのどこからaiになったのよ…とか、思うところもあるけれど。
さて、gTLDではなくccTLDとなると、場合によっては取得制限が厳しい可能性もあるなぁ…と思いつつ、もうちょっとグーグル先生を頼ってみる。すると、ドメイン取得の代行業者で .ai を扱っているところを発見する。
このゴンベエドメインというレジストラを使ったことなかったのだけど、TOPページで謳っている
ゴンベエドメインでは、他社では取扱いのない海外ドメイン、特殊なドメイン、高額なドメインなど、世界中の特別なドメインを約1000種類ご用意しております。「取得手続きがわからないドメインがある」「確実な更新手続きがほしい」など、ゴンベエドメインがドメインのお悩みを解決します!
という一文に偽りなしらしい。素直にすごい気がする。
ただ、やっぱりお値段がなぁ…。この文章を書いている2017年2月現在で25,920円/2年。日本でおなじみのTLDだと、1,000~5,000円/1年程度が相場だと思うので、個人でこの価格はちょっと厳しい。長い付き合いになるかもしれないから更新費も馬鹿にならないし。
では、代行業者を頼らず、直接取得する方法はないだろうか?と思ってさらに調べてみたところ、こんなページを発見する。どうやら .ai ドメインのレジストリっぽい。whois検索だけでなく、ドメイン管理もここからできそうだ。FAQページも確認してみる。アンギラという国がイギリスの植民地だったこともあって、公用語が英語だ。これならひょっとすると代行業者を頼らずともどうにかなるかもしれない。
FAQページによると、肝はこのあたりだろう。
- ユーザー登録には100ドルかかりますよ。
- ユーザー登録時、メールと電話で確認しますよ。
- ドメイン取得は100ドル/2年ですよ。
初回のユーザー登録でコストがかかるとはいえ、ドメイン取得・更新で発生するコストは、代行業者を頼るよりも安上がりになるので、長いこと使い続ける場合個人で管理したほうが間違いなく安上がりになるだろう。ただまぁ、いくら公用語が英語とは言え、日本語ではないサービスを使うわけなので、ドメインを管理する上でのリスクはそれなりに上昇すると思われる。例えば、更新期限のお知らせメールが英語だったばかりに、スパムだと思って内容を確認せずに、そのまま更新を忘れてしまう問題とか。ネームサーバ関連の設定を管理画面で行うことができず、担当窓口に直接連絡を取る必要が発生してコミュニケーションで問題が発生したり*2。代行業者を利用する場合は、基本的にそういうリスクも代行してくれる(はず)なので、そのリスクヘッジに高めのお金を支払うかどうか、という判断になる。
あとは、ユーザー登録時の本人確認で「電話」が必要なところか。これ、レジストリの担当者から直接電話がかかってくることなんだろうか…。そうなると、その時点でコミュニケーションが行き詰まってしまいそうだ。
以上を踏まえると、それなりに高額な更新費を支払うか、または英語によるコミュニケーションを自己処理できるかの2点について、どちらかを選択できれば .ai ドメインを取得することは可能っぽいことがわかった。
- AI関連のWEBサービス
- Adobe IllustratorにまつわるWEBサイト
- 名前が「あい」な人の個人アドレス
- 末尾が ai で終わるキーワードのドメイン運用
といったユースケースがあると思う。ニッチであってもそれなりに需要はありそうなので、もうちょっと取得にお手頃感が出るとありがたいんだけどなー…。
*1:今では新規にgTLDを作ることができるようになったので、実質無限になったのだけど、個人じゃぁ現実味はないしね。
*2:どちらも過去にやらかしたことのある事例だったりする…w