6月に発売が予定されているアライアンス・アライブのインタビュー記事を読んだ。
dengekionline.com
プロデューサー兼ディレクターの松浦さんの発言をみていると、世界樹の迷宮を作ってた頃の新納さんをなんだか思い出す。自分の遊びたいゲーム、細部まで拘ったゲームを作りたいという信念は応援したくなるよね。当初予定していた発売日を延期することになったのは残念だったけど*1、その後で体験版を用意してくれたのはとてもありがたかった。
で、実際に体験版を遊んでみて、気になった点の報告もしてみた。
体験版、楽しかったです。1点だけ、字幕が出るシーンで字幕を読むテンポがあいませんでした。字幕がちょっと速いような…?せっかく魅力的なキャラたちが楽しそうに掛け合いをしているのに、字幕がどんどん流れていくからいまいち堪能しきれませんでした。映画字幕でこうなったことはないんですが。
— shaw (@hashimukai) 2017年4月2日
インタビューによると、字幕速度も調整したとのことだったので、こういう声を拾ってくれたんだなぁと思った。
体験版で遊ぶことができる範囲はそれほど大きくなかったけれど、ゲームのテンポの良さであったり、雰囲気だったり、製品版の発売が楽しみになる内容だった。その中で、特に印象的だったのはBGM。そう、PV動画でも使われていたバトル曲が本当に良くて*2。浜渦さーん!今回も名曲ありがとう!!
というわけで、ここからが本題である。アラアラの曲を聴きながら、浜渦さんの手がけたゲームのサントラは、有名なのは何枚か購入済み*3だけれど、未聴のサントラもありそうだなーとふと気になった。で、amazonを探索してみると、チョコボの不思議なダンジョンや武蔵伝2、そしてシグマハーモニクスのサントラが未聴であることがわかった。特に、シグマハーモニクスのサントラの評価がすこぶる良いらしい。
- アーティスト: ゲーム・ミュージック,平野綾,浜渦正志
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2008/09/24
- メディア: CD
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シグマハーモニクス。ゲームタイトルだけは聞いたことがあるような気もするけど、どんなゲームなのかを知らないのである。どうやらスクエニがDS向けに開発したミステリーRPG、らしい。ミステリーRPGってなんだ…。amazonのカスタマーレビューでは微妙な評価になっている。
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2008/08/21
- メディア: Video Game
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とりあえず、興味の対象はゲームではなくてゲーム音楽。試聴できればしめたものなんだが…と思ってiTSで探してみるとあっさり見つかった。早速視聴してみる。うん、これぞ浜渦ワールド。ちょっと聴いただけで浜渦さんらしさ全開であることがわかる。これは名盤の予感!
というわけで早速購入、ダウンロード。それからずっと聴いている。自分が遊んでいないゲームのサントラって、世間の評判がいくら良くても自分にはしっくりこない、ってことが多いんだけど、このサントラはまったくそんなことはなかった。しかも長く聴いていても飽きてこない。浜渦さんの曲って、弦とピアノ、そしてデジタル音の調和が抜群に巧いのだけど、このゲームの楽曲も例に漏れずで素晴らしいのである。
ただ、ちょっと不思議なのは、サントラ曲を聴いていても、このシグマハーモニクスがどんなゲーム(世界観)なのかさっぱり連想できないって点だ。浜渦さんの手がけたゲームサントラって、曲だけでそのゲームの世界観がそれとなくイメージできることが多いのだけど、このゲームに関してはさっぱりだ。ミステリー?RPG??バトル曲っぽいのは確かにあるのだけど…。よくわからないw 一度ゲームに触れてみるとフィットしたりするんだろうか。
まぁ、元のゲームのことを知らなくても、サントラとして聴いていて、その美しい旋律に満足できることは請け合いなので、浜渦さんファン、元のゲームファンいかんを問わず、一度聴いてみることを強くおすすめしたい。